トップリーグ開幕節終了!波乱含みの新シーズン始まる。

トヨタ自動車、ワールド破り初陣飾る
=NEC、クボタも白星スタート=
 トップリーグ第1節最終日は19日、東京・秩父宮ラグビー場と大阪・花園ラグビー場で計3試合が行われ、
今季昇格したトヨタ自動車ヴェルブリッツが7トライを奪い、51-3で前回5位のワールドファイティングブルに
圧勝、リーグデビュー戦を白星で飾った。
 トヨタ自動車は持ち前の素早い展開で相手ゴール前に攻めこむと、11分、スクラムからSH麻田がそのまま
持ち込み先制。その後も決定力を誇るFB久住、CTB難波らの快走などでトライを重ね、前半を29-3で折り
返した。後半に入っても攻撃の手を緩めず、守ってもワールドの反撃を前半の1PGだけのノートライに抑えた。
 前回6位でマイクロソフトカップ優勝のNECグリーンロケッツは昇格組の日本IBMビッグブルーと対戦。
一時、7-10とリードされたが、26分、南アフリカ代表の新外国人、ファン・デル・ヴェストハイゼンが巧みな
ステップで相手防御をかわすと、FB大東の逆転トライを引き出した。後半も地力の差を見せつけて、47-22で
食い下がる日本IBMに快勝した。
 前回8位のクボタスピアーズと同10位の近鉄ライナーズの一戦は、前半で大勢が決まった。開始2分のPGで
先制したクボタは、WTB大津留の2トライなどで22-0とリード。後半、近鉄の反撃に遭ったものの、35-17
で振り切った。
 第2節は25、26日に秩父宮、ヤマハスタジアムなど4会場で6試合が行われる。


神戸製鋼、2連覇へ好発進
=東芝府中に逆転勝ち、ヤマハ、リコーも白星=
-トップリーグ開幕-
 2年目を迎えたトップリーグは18日開幕、東京・秩父宮ラグビー場と大阪・花園ラグビー場で計3試合が行われ、
初代王者の神戸製鋼コベルコスティーラーズが前回2位の東芝府中ブレイブルーパスに15-12で逆転勝ちした
ほか、ヤマハ発動機、リコーブラックラムズが白星スタートを切った。
 開幕戦でいきなり1、2位対決。2連覇を狙う神戸製鋼は詰めが甘く、東芝府中にカウンターアタックなどで
2トライ(1ゴール)を奪われ、前半0-12と苦しい戦い。しかし、後半はモールを軸にFW周辺の手堅い攻めを
展開、8分、ナンバー8斉藤のトライに結びつけた。20分にはFW松原のトライ(ゴール)で同点に追いつくと、
終了寸前にSO今村がPGを決めて、粘る東芝府中を振り切った。
 前回3位のヤマハ発動機は、同4位のサントリーサンゴリアスと一進一退の攻防を繰り広げ、前半9-9。
後半もともに攻めあぐんだが、ヤマハ発動機は33分、ゴール前でチャンスをつかみ、WTB富岡が待望のトライ
(ゴール)。さらに36分にも元ニュージーランド代表のSOマクドナルドの好キックから、FB堀川が左中間に
押さえると、サントリーの反撃を1トライに抑え、21-14で逃げ切った。
 また、同9位のリコーは同7位の三洋電機ワイルドナイツと接戦の末、後半31分にFW石井のトライ(ゴール)
で逆転、さらにPGで25-20と突き放した。
 19日は第1節残り3試合が秩父宮と花園で行われる。

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