神戸製鋼、好調リコーに逆転負け

=サントリーは今季初白星=

トップリーグ第3節は2日、東京・秩父宮、大阪・花園両ラグビー場で計4試合が行われ、連覇を狙う神戸製鋼コベルコスティーラーズが、前回9位のリコーブラックラムズに21-27で逆転負けする波乱があった。リコーは開幕3連勝、神戸製鋼は2勝1敗。リコーが神戸製鋼に勝ったのは、1972年度(73年1月)の全国社会人大会1回戦で77-10で破って以来。

開始早々、今季好調のリコーがWTB金沢のトライで先行すると、神戸製鋼も7分、FWの力強いサイド攻撃からロック・ウイリスが飛び込み7-5と逆転。その後、互いにトライを奪い、神戸製鋼が14-12とリードして前半を折り返した。後半も一進一退の攻防を続けた10分、リコーはゴール前に攻め込むと、ナンバー8・フェヌキタウの逆転トライに結びつけた。さらに28分には、相手FBのキックを途中出場のロビンスが好チャージ、フランカー伊藤が押さえて、24-14と差を広げた。終盤、神戸製鋼も1トライを返したが、反撃もここまでだった。

出足でつまづいたサントリーサンゴリアスは、日本IBMビッグブルーに前半19-24と苦しみながらも、後半地力を発揮。5トライを重ねて52-41で振り切り、今季初白星(1勝2敗)を挙げた。日本IBMは開幕3連敗。

トヨタ自動車ヴェルブリッツは三洋電機ワイルドナイツに35-13で快勝し2勝目(1敗)をマークした。

このほか、前回2位の東芝府中ブレイブルーパスも近鉄ライナーズを69-26と圧倒し2勝目。近鉄、三洋電機は依然勝ち星なし。
 第4節は9日(秩父宮、名古屋・瑞穂)と11日(新潟)で計4試合が行われる。

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