「東芝府中ブレイブルーパス」優勝会見リポート

東芝府中ブレイブルーパス


12月24日(土)、東京・秩父宮ラグビー場において行われた「ジャパンラグビー トップリーグ2005-2006」第11節、ヤマハ発動機ジュビロ vs 三洋電機ワイルドナイツの試合結果により、東芝府中ブレイブルーパスの2年連続優勝が決まりました。
同日、秩父宮ラグビー場で優勝会見を行いました。
東芝府中ブレイブルーパス

薫田真広監督

◎東芝府中ブレイブルーパス
○薫田真広監督

「まず、レベルが高いトップリーグで連覇できたことを嬉しく思っています。長いリーグ戦の中で苦しいときもありましたが、選手が成長して勝ち取ることができました。
三洋電機戦(10月22日)の直前に3、4名けが人が出て、チームとしてまったく成り立たなくなり、代わりに出場した若手の底上げがないと、長いシーズンを戦えないと感じました。そこで、三洋電機戦後、11月にしっかり鹿児島で合宿し、グラウンドを広く使ったアタック、シークエンス、決め事のラグビーではない個人の判断力の向上、ボールを運ぶスペースの確認など、ディフェンスの整備ができたことがよかったと思います。
昨シーズンも東芝府中の最終ゲームの前に優勝が決まりました。グラウンドに立って決めたかったという気持ちがあり、嬉しい反面、パッとしないのも事実です。次のNEC戦に勝って、東芝のファンの皆さまと一緒に喜びたいです。次の1戦は大事な試合ですので、31日も1月1日も練習して正月気分を一掃したいと思っています。
マイクロソフトカップもノックアウト方式で難しい戦いですが、ベストを尽くしていきます。また、今シーズンの最大の目標は日本選手権を勝ち取ること。チームスローガンにも掲げていますので、ぜひ、万全の状態で臨みたいと思っています」

冨岡鉄平主将

○冨岡鉄平主将
「非常にレベルの上がった今季のトップリーグで優勝できたことを嬉しく思います。しっかりとチームづくりを進めてくれた監督、コーチングスタッフ、チームメイト、そして応援していただいている皆さまにお礼を申し上げたいと思います。
今日決まってほしいという気持ちもありましたが、なかなかそう簡単にはいかないだろうとも思っていました。試合で優勝が決まれば、見ているほうもプレーしているほうも、ボルテージの上がるハッピーエンドだとは思いますが、早く楽になりたかったので、よかったです。三洋電機戦の負けは貴重な経験でした。あんなにボロボロに得点された試合はありませんでしたし、あの試合で鼻柱をしっかり折られました。しかし、11月の合宿で激しい練習をし、よいチームになってきて、後半戦は1戦ずつレベルアップしてこられたとおもいます。
元日にグラウンドを走るのもそんなにない経験だと思います。優勝を噛みしめながら、切り替えて練習したいと思います。NECは精神的な気持ちもフィジカル面も強く、負けたくないチームです。若手、中堅、日本人、外国人のバランスがとれていて、東芝と非常によく似たチームで、一番強いチームだと意識しています。私も監督も根っからの負けず嫌いなので、どこにも負けたくありません。今後、マイクロソフトカップも日本選手権も1戦、1戦、大事に戦って日本最高のチームと誰からもいわれる真のチャンピオンになりたいです」

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