11節 会見リポート(ヤマハ 56-18 三洋電機)

ヤマハ 56-18 三洋電機   ヤマハ 56-18 三洋電機  
三洋電機ワイルドナイツ
三洋電機ワイルドナイツの宮本監督(右)、榎本キャプテン
三洋電機ワイルドナイツの宮本監督(右)、榎本キャプテン


◎三洋電機ワイルドナイツ
○宮本監督

「見てのとおりの大敗です。接点での絡みが弱く、ラインアウトでもマイボールを獲得できず、ヤマハさんが2枚も3枚も上手でした。先週は選手が優勝を意識しすぎて無理な戦い方をしてしまいました。今週は勝ちにいこうと選手を送り出しましたが、怪我人が多く、ここに来て選手層の厚さが課題となり、リズムが狂いだしてきました。東芝さんはさすがで、チーム状態が悪いときも良く勝ち点を挙げてきたと思います。
今までは冷静に選手もやってきたのですが、先週あたりからできなくなってきました。やっぱり、長い間高い位置をキープするのは難しかったと感じています。我々の優位に立っていた接点の強さが練れてきていない、各チームもそこをやってきて、相対的にうちが弱くなってきたと思います。オーガナイゼーションして、もう一度作り直していきたいと思います」

○榎本キャプテン
「先週に続いて連敗。正直、我々の実力はこんなもんじゃないか、もっと強くならなきゃいけないと思います。先週は意識しすぎて負けましたが、今週は開き直って、まず勝ちにいきましたが、ヤマハさんのほうが上手でした。去年、おととしから見ればディフェンスやフィットネスなどチーム力は上がったと思いますが、コンスタントに出せないので、どのような状況でも出せるようにしたいと思います。今までやってきたことが急にできなくなったので、勢いのあった三洋に戻れるように頑張りたいと思います」


ヤマハ 56-18 三洋電機   ヤマハ 56-18 三洋電機  

ヤマハ発動機ジュビロ
ヤマハ発動機ジュビロの佐野ヘッドコーチ(右)、木曽キャプテン
ヤマハ発動機ジュビロの佐野ヘッドコーチ(右)、木曽キャプテン


◎ヤマハ発動機ジュビロ
○佐野ヘッドコーチ

「3連敗の後の勝利は格別な味だと実感しています。三洋さんに怪我人が出たことと、3連敗中もヤマハの選手は決して下を向くことなく冷静に自分たちの課題を克服してきたことが良かったと思います。ディフェンスが我々の持ち味ですので、一人一人が激しい当たりをしてくれました。選手を誉めたいと思います。まだまだ上を目指していきたいと思います。
東芝さんはトップリーグ通して安定しており、優勝にふさわしいチームです。素直におめでとうと祝福したいと思います。この時期、順位が気になるかと思いますが、自分はあまり意識していません。苦しい状況をどう乗り越えるかに集中していました。次のトヨタ戦は重たいFWが来ると思いますので、しっかり止めてディフェンスからターンオーバーするラグビーをしていきたいと思います」

○木曽キャプテン
「寒いなか、磐田や東京はじめ沢山のサポーターが来てくださったなかで勝つことができて良かったと思います。うちのラグビーができました。80分、集中して我慢できたのが非常に良かったと思います。トップリーグの中で一番のゲームができたと思います。うちは5試合負けていますが、そのうちの4試合が6点差以内で、残りも東芝さんに逆転を狙っていった結果ですので、ポジティブに考えれば自信をなくすことはないとみんなにいってきました。今日は良いリズムが作れたと思います」

RELATED NEWS