9節 マッチ&会見リポート(コカ・コーラ 16-28 神戸製鋼)

第二試合は朝からの小雨がより一層の寒さを感じさせる中でコカ・コーラボールで試合開始しました。
試合は前半10分神戸製鋼がリコー陣ゴール前スクラムよりモールで押し込みFL高森選手が先制トライ、前半15分にはラインアウトから出たボールを相手ディフェンスの甘さを突いてWTB瓜生選手がトライし神戸製鋼の試合ペースで前半を折り返した。
後半はスタートよりコカ・コーラが神戸製鋼のゴール前でのミスより連続してPGを成功、後半15分には神戸製鋼陣ゴール前でのラインアウトよりサイドを突く連続攻撃をしかけCTB徳住選手がトライ、ゴールも成功して13-14とコカ・コーラが追い上げた。
しかし後半20分コカ・コーラはセンター付近スクラムから出たボールを右オープンに展開し神戸製鋼ディフェンスの遅れを突くも痛恨のノックオン。その直後に神戸製鋼ボールスクラムよりボールをNo8ロン・クリブ選手が抜け出しWTB小笠原選手につなぎダメ押しのトライとなり勝負を決めた。その後コカ・コーラは神戸製鋼の厚いディフェンスを突破することができずポイントを確保することができなかった。(佐藤克則)
コカ・コーラ 16-28 神戸製鋼   コカ・コーラ 16-28 神戸製鋼
コカ・コーラウエストレッドスパークス

向井監督(右)、武蓮傳ゲームキャプテン
向井監督(右)、武蓮傳ゲームキャプテン

コカ・コーラウエストレッドスパークス 16-28 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(12月9日)

◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督

「トライが獲れるところまで崩していながら、トライが獲れず負けた試合でした。ここぞというところでボールが出てこなかったし、テンポが良くなかったと思います。前半は、選手も相手が神戸だから緊張していたかもしれませんが、キックなど後半はのびのびやれたと思います」

○ニールソン武蓮傳ゲームキャプテン
「得点が取れるチャンスがあったのに、自分たちのミスで得点できませんでした。また、来週からサンヨー戦が始まります。チャンスがある時に取れるようにしたいと思います。今日はラインアウトのミスが多かったと思います。前半の最後にミスでトライが獲れなかったのが敗因です。ラック周辺のプレッシャーでうちのタイミングでボールを出せなかったのが痛かったです。自分たちは先週のサントリー戦でいろいろなことを学んで、次の試合に出すということができていると思います」


コカ・コーラ 16-28 神戸製鋼   コカ・コーラ 16-28 神戸製鋼
神戸製鋼コベルコスティーラーズ

増保監督(右)、林ゲームキャプテン
増保監督(右)、林ゲームキャプテン


◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○増保輝則監督

「非常に悪天候の中、ポイントを5点取れたのは良かったと思います。良い形で東芝戦を迎えられます。試合はミスが多かったので、しっかり確認し合っていきます。結構、雨が強く、自陣にはりついてのディフェンスが多かったが、よく我慢できたと思います。去年の神戸なら4トライ獲れなかっただろうが、今年はチームが成長し、力が付いてきていると感じます。きわどいスコアだったかもしれませんが、しっかりディフェンスできていたし、出来も悪くなかったし、僕は心配はしませんでした。ただ、コーラさんはしっかりゲームメイキングをして、向井さんの指示が的確だし、容易な試合にはならないと感じていたとおりでした。
東芝戦は今年のキャッチフレーズにしているし、単なる13分の1の試合ではないと思っています。選手も『5人くらい怪我人が出てもええんちゃう』と感じてくれています。どこで勝負をかけていくかはお話しできませんが、ぜひ良い試合をしたいと思います。幸い、会社もものすごく応援してくれています。地元ですし、金曜の夜ですので、7時から忘年会もキャンセルして試合に充ててくれるので、皆さんが盛り上がって三宮に繰り出せるような良い試合をしたいですね(笑)」

○林慶鎬ゲームキャプテン
「今日は来週の東芝戦に向けて一人一人が意識して、来週につながる試合ができたと思います。最後の3分でボーナスポイントもきっちり取れたし、チームとして良かったと思います。ただ、今日のようなミスや失点など東芝さんに与えたくないので、しっかり準備したいと思います」

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