2節 マッチ&会見リポート(ヤマハ発動機 8-52 三洋電機)

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マッチリポート
ヤマハ発動機ジュビロ 8-52 三洋電機ワイルドナイツ
(week2/2008年9月13日 at静岡・ヤマハスタジアム)

合言葉は“ディフェンスから”。三洋電機の連勝は続く
「ジャパンラグビー トップリーグ2008-2009」第2節で注目の対戦カード。初戦のクボタ戦は、1点差負けという悔しい結果のヤマハ。ホームゲームでは絶対に勝つという強い意気込みに、地元ファンの熱い声援を受けシーズン初勝利を目指す。対する三洋は、強固で意思統一されたディフェンス、SOブラウンの巧みなゲームコントロールを軸にワイドな展開で、リーグ戦連勝記録更新を目指す。

前半の立ち上がり、ヤマハは敵陣ゴール前に迫る攻撃を見せるものの、三洋の固いディフェンスに阻まれる。得点が動いたのは8分。敵陣で右CTB霜村がゲインし、できたモールを押し込み、最後は右LOヒーナンが中央にトライ。SOブラウンのGも決まり三洋が先制。ヤマハは16分、三洋のハイタックルから得たPGを昨シーズン得点王のSO大西が決め3-7と点差を縮める。パスでボールを大きく動かすラグビーを見せるヤマハだが、三洋SOブラウンのキックや接点のスピードで遅れをとり徐々に押し込まれる展開。三洋は20分、SOブラウンのキックパスを左WTBの吉田が拾い30mの独走トライ、その後もSH田中のキックチャージによるトライなど、合計4トライをあげゲームの主導権を握る。

SHを佐藤から矢富に入れ替え、ホームの意地を見せたいヤマハは後半3分、敵陣ゴール前5m付近のラインアウトから、左FLトーマスが抜け出し待望のトライ。沸きあがる歓声に後押しされるよう、両チームが激しい攻防を繰り広げる。豊富な運動量で動き続ける三洋に対し、期待の大型新人、五郎丸を投入するなど勢いをつけたいヤマハだが21分過ぎに、三洋SOブラウンがPGを決めると流れは一気に三洋へ傾き22分、25分と連続トライ。35分にはヤマハのパスをインターセプトした途中出場の山内がトライしほぼ勝利を手中に。何とか一矢を報いたいヤマハは終了間際、敵陣で攻撃を続けるも、40分を告げるホーンが響きノーサイド。この試合のマン・オブ・ザ・マッチは、三洋のSH田中。受賞後の控えめな笑顔が印象的だった。

会見リポート
ヤマハ発動機ジュビロ
堀川監督(右)、山村キャプテン
堀川監督(右)、山村キャプテン

◎ヤマハ発動機ジュビロ
○堀川隆延監督
「これだけたくさんのヤマハファンや磐田のファンにお越しいただいた中、このような結果で本当に申し訳ない。今日は、小さなことの積み重ねが結果として表れた。点差は開きましたが僕は、点差ほどの実力差はないと思っています。我々にとって必要なのは、月曜からのトレーニングにおいて、自分たちがプレーの精度をひとつひとつ、修正していくことであり、自信を失う必要はまったくありません。選手たちは苦しい中、80分間良く戦ってくれた。まだ2戦終わっただけ。この反省をいかしこれから先、選手たちが何をするべきかを監督・コーチが明確にし、やっていきたい」

○山村亮キャプテン
「多くのファンに集まっていただきましたが、非常に悔しい試合結果で本当に残念。堀川監督が言われたように、ほんの少しの反応の差、ターンオーバーボールでトライを取られてしまった。これで終わりではない。しっかりと反省し、月曜の練習から顔を上げ前に進みます」


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三洋電機ワイルドナイツ
飯島監督(右)、トニー・ブラウン ゲームキャプテン
飯島監督(右)、トニー・ブラウン ゲームキャプテン

◎三洋電機ワイルドナイツ
○飯島均監督
「昨日、太田から5時間かけて来たことで、選手たちに疲れもあったと思います。ただ、暑さも含めそういったコンディションの中、1トライ取られてしまいましたが、強いヤマハさんから7トライ取ることができ、素晴らしい試合であり、選手たちは本当によくやりました。ただ、簡単なラインアウトのミスや不要なペナルティがあるなど、私たちはまだ完璧ではない。もっとより上を目指し頑張っていきたいです。また、新しい選手たちは、出てくるたびにインパクトプレーヤーとして存在感を示してくれた。嬉しい収穫のひとつです」

○トニー・ブラウン ゲームキャプテン
「飯島監督と同じで、太田からヤマハまで来てプレーすることは私たちにとって非常にタフな経験でした。三洋が持つプレーの強度がヤマハを大きく上回っていた。前後半通じ、いいプレーをして勝てたことは誇りに思います」

──プレーの強度という部分に関して。
○ブラウン ゲームキャプテン
「強度を持ったプレーというのは試合前の準備次第だと思う。練習を通じて15人の選手が集中することが必要であり、毎週、試合のための準備が上手くできれば、ひとつひとつゲームの中でやっていくことができる」

──ヤマハに対してどんなゲームプランを立てたのか。
○飯島均監督
「うちとヤマハさんは、勉強しているところがカンタベリー。似ている部分もあって、今日はゲームプランというより、私たちが持っているストラクチャーを実施することを心がけました。その部分において、先ほどトニーが言ったように、プレーの強度の部分で私たちが勝っていたと思います」

──ハーフタイムの指示は。
○飯島均監督
「前半、非常に上手く進んでいました。怖かったのは後半に入り休んでしまわないかということ。ここを確認しました」

──ディフェンスの裏へのキックについて
○ブラウン ゲームキャプテン
「すべてのチームにおいて、キックした時にFWが下がってFBをサポートすることは非常に難しい。そのため、特に新しいルールのもとでは、キッキングゲームが非常に有効になってくると思う。三洋は、キックに対するチェイシングラインがいいので、空中でも転がっているボールに対してでも、しっかりと追いかけることができる」

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