7節 マッチ&会見リポート(クボタ 0-46 三洋電機)

クボタ 0-46 三洋電機   クボタ 0-46 三洋電機   クボタ 0-46 三洋電機
マッチリポート
クボタスピアーズ 0-46 三洋電機ワイルドナイツ
(week7/2008年11月30日 at岡山・桃太郎スタジアム)

昨年に続き2回目のトップリーグ岡山開催となった、クボタスピアーズ対三洋電機ワイルドナイツの対決は、前半から個々の勝負に勝った三洋電機が46対0で快勝し全勝を守った。
前半開始早々、三洋電機は敵陣ゴール前中央付近のラックから、SOトゥキリのパスを受けた右ロック、ヒーナンが右中間にトライし、先制する。押し気味にゲームを進める三洋電機は、16分に右ウィング北川が見事なステップでディフェンスを抜き、中央にトライ。その後も30分、36分とトライを重ね、前半で4トライ以上に与えられるボーナスポイントを獲得する。一方、クボタスピアーズも何度か敵陣ゴール前まで攻め込む場面があったが、三洋電機の堅いディフェンスに阻まれ、無得点で前半を終了する。(29対0)

後半、風上に立ったクボタスピアーズは、SOドゥラームのキックで試合を有利に進めようとするが、運動量の落ちない三洋電機ワイルドナイツの前に得点をあげることができない。それに対して三洋電機ワイルドナイツは7分に相手のミスからSOトゥキリが右中間にトライ。続いて22分にはターンオーバーから入替で入った右CTB山内が右隅にトライし、難しい角度のゴールを左CTB入江が決め43対0とする。しかし、ハンドリングミスなどでリズムがつかめず、これ以降はPGの得点3点のみにとどまった。
マン・オブ・ザ・マッチには試合を通して豊富な運動量でブレイクダウン、ディフェンスに活躍し、完封勝利に貢献した左フランカーのキーラン・ブラックが選ばれた。

会見リポート
クボタスピアーズ
佐野ヘッドコーチ(左)、鈴木キャプテン
佐野ヘッドコーチ(左)、鈴木キャプテン

◎クボタスピアーズ
○佐野順ヘッドコーチ
「三洋電機が大変素晴らしいプレーをした。昨年度の日本チャンピオンであり、現在全勝チームのプレッシャーはきつく、前半思うように自分たちのプレーができなかったことが敗因である。三洋戦に向けて攻撃時間を増やすゲームプランで臨んだが、とにかくターンオーバーが多く、プラン通りにいかなかった。
今回の試合を真摯に受け止めて、練習を重ねて課題を克服し、良い試合を目指したい」

○鈴木力キャプテン
「三洋電機の1つ1つの勝負を受けてしまい、劣勢になった。また、うまく陣地が取れず、自陣でのプレーが多く苦しんでしまった。後半のはじめに攻め込むことができたが、もう少しのところでマイボールキープができなかったことが次戦に向けての課題である」


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三洋電機ワイルドナイツ
飯島監督(左)、三宅ゲームキャプテン
飯島監督(左)、三宅ゲームキャプテン

◎三洋電機ワイルドナイツ
○飯島均監督
「近年苦戦していた強いクボタ戦に向けて、試合前の練習も含めて高い闘争心でゲームに臨めた。さらに46点を取ったということで、三洋電機の力を見せつけることができたのではないかと思う。ただ、スピードがありすぎてミスが生じたので、修正していきたい。
ブラウン選手の代役で出場したトゥキリ選手については、よくできていた。ただし、あれもこれもやり過ぎようとしていたので、緊張していたのではないか」

○三宅敬ゲームキャプテン
「このゲームに向けてよく準備ができ、それがゲームで発揮できた。失点を0にできたことは今後の自信になる。ただし、オフェンスはミスもあったので、次戦に向けて1つ1つ課題をクリアしていきたい」

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