東海ダービー開催直前記者会見リポート

東海ダービー開催直前記者会見
12月4日(木)、愛知県名古屋市『名古屋マリオットアソシアホテル』にて「東海ダービー開催直前記者会見 および メディア懇親会開催」が開かれ、12月6日(土)第8節、東海ダービーを戦う、トヨタ自動車ヴェルブリッツとヤマハ発動機ジュビロの監督・キャプテンらがダービーへの意気込みを語りました。

○愛知県ラグビーフットボール協会 高岡理事長
「今現在、両チームのトップリーグでの成績は、残念ながら十分な力を発揮できていない状況ですが、12月6日(土)名古屋市瑞穂公園ラグビー場での一戦を契機に、残りのトップリーグ13節までの戦いのなかで素晴らしいチームを作りあげて頂きたい。その為にも、この東海ダービーが非常に重要な試合になってくると考えます。

愛知県としては11月16日、13年ぶりとなる日本代表戦が行われ、愛知県のラグビーファンが活気付き、さらに増えたのではないかと思います。そして日本代表が愛知県で勝利を収め、勢いそのままに秩父宮ラグビー場でも勝利し、アメリカ代表を見事退けました。

また、ここ愛知では来年6月の「IRB ジュニア ワールド チャンピオンシップ 2009 ジャパン」の開催地候補となっており、瑞穂の地で世界レベルの素晴らしい試合が展開されることと思います。
今、愛知はラグビーで燃えております。そのきっかけが12月6日の東海ダービーではないかと確信しています」

○(財)日本ラグビーフットボール協会 トップリーグ事業委員会 稲垣COO
「今シーズン、トップリーグでは総入場者数40万人という集客目標を掲げました。第7節終了時で193,356人のお客様にご来場いただいております。この数字は、昨シーズンの第7節終了時と比較し、131%アップとなっております。大変順調に推移しており、第8節にて総入場者数20万人を突破することは確実と思われます。これはトップリーグ史上最速です。
この成果は、まず選手がピッチ上で大変素晴らしいプレーを繰り広げていること、選手のプレーぶりがお客様の心に響いているからだと確信しております。

また、各チームでは、地元地域での普及活動、ラグビー教室の開催、地域イベントへの参加、更にトップリーグ開催会場でのファンサービスを積極的に取り組んでおります。今後もこのような活動を継続し、総入場者数40万人の達成に向け一丸となって邁進してまいります。

今シーズンのトップリーグでは、外国籍選手枠の拡大、『IRB認定 試験的実施ルール ELV』13項目の採用という試みに取り組んでおります。これがトップリーグのレベルアップ、更には日本のラグビーのレベルアップに繋がっているということは、先日行われましたアメリカ代表戦でのジャパンの2連勝に繋がっていると確信しております。

ダービーを戦う両チームからは、アメリカ代表戦でジャパンのキャプテンを務めたトヨタ自動車ヴェルブリッツ 菊谷選手や、大活躍をしたヤマハ発動機ジュビロ 松下選手をはじめ、多くの日本代表選手が選出されており、2勝2敗と過去5シーズンの対戦成績同様、実力伯仲でハイレベルな試合が期待できます。
第7節終了時点で、トヨタ自動車ヴェルブリッツが10位、ヤマハ発動機ジュビロが7位となっておりますが、両チームの実力はもっと上のレベルであると確信しております。
ダービーはまさに、『メイクレジェンド』の第一歩をどちらが踏み出すか、ということでも注目を集める一戦となるのではないでしょうか。
私どもトップリーグでは、『FOR ALL』の精神の下、多くのファンの皆様に夢と感動を発信し、日本ラグビーの発展のために今後も努力してまいります」

○トヨタ自動車ヴェルブリッツ 石井監督
「リーグ戦での対戦成績は2勝2敗の五分だが、最近の成績では2年連続で負けており、監督として就任初年度となる昨年にいたっては逆転負けを喫している。そういう意味でも今回のダービーに勝ちたいという気持ちが強い。
後半戦の初戦となる第7節は負けてしまったが、ダービーで良い戦いをして今後の展望が開けるように頑張りたい。
ヤマハ発動機ジュビロも我々と同じ立場。激しい戦いになると思いますので、是非ご期待下さい」

○ヤマハ発動機ジュビロ 堀川監督
「現状の順位、成績は満足できるものではない。チームの状態を上げていくために、この一戦にかける強い気持ちが、お互いにあると思う。
東海地区のラグビーを盛り上げるためにも、80分間激しい戦いをして観客を盛り上げ、熱い試合にしたい」

○トヨタ自動車ヴェルブリッツ 麻田主将
「ダービーは意地と意地のぶつかり合い。とても厳しい試合になると思う。ヤマハ発動機ジュビロには昨年負けているので、この一戦にかける意気込みが強い。また、今回のダービーは地元名古屋での開催とあって、非常に楽しみ。
両チームとも調子が出ていないが、マイクロソフトカップに進出する可能性は残している。このダービーをきっかけに、両チームが勝ち進んで東海地区のラグビーを盛り上げたい。

○ヤマハ発動機ジュビロ 山村主将
「今の順位、成績に満足していない。この戦いをきっかけに調子を上げていきたい。
トヨタ自動車ヴェルブリッツはフィジカルがしっかりしている。そこに負けないようにしたい。ダービーはタイトな試合になると思う。プレーオフに進出するためにも絶対に勝ちたい」

東海ダービー開催直前記者会見

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