5節 マッチサマリー(豊田自動織機 20-35 福岡サニックス)

豊田自動織機 20-35 福岡サニックス   豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
(写真提供:愛知県ラグビーフットボール協会)

豊田自動織機シャトルズ 20-35 福岡サニックスブルース
【week5/2010年10月10日(日) at 愛知・ウェーブスタジアム刈谷】

前日の雨がウソのような快晴のもと、豊田自動織機シャトルズのキックオフで試合開始。試合開始早々、豊田自動織機はFW・BK一体となったすばらしい攻撃から福岡サニックスブルースのペナルティを誘いPGで先制。その後も攻め続けるが、福岡サニックスの固いディフェンスにあい、追加点を奪えず。
逆に福岡サニックスブルースは、豊田自動織機がシンビンによる一時退場により一人少ない間に、縦・横を織り混ぜた攻撃でトライを奪い、逆転。その後も福岡サニックスは、アタックでは一人一人が確実にゲインし、ディフェンスでは鋭い出足で前へ出ることで、豊田自動織機を上回り、3トライを追加。3-22で前半を終了。

後半は、豊田自動織機が序盤にPGを決めた後攻め続け、何度か突破をするがサポートがいなかったり、ミスがあったりで得点を奪えず。豊田自動織機のボール獲得率が高いが、サニックスのディフェンスが強く、なかなかゲインできない状態が続いたが、15分、豊田自動織機はラインアウトからのCTBの突破でトライを奪い、追加点をあげる。しかし、そこからサニックスはすばらしい集中力を見せ、キックのカウンターからトライをあげ、突き放す。その後、豊田自動織機が1トライをあげ追いすがるもサニックスは1PG、1トライをあげて20-35でノーサイド。
福岡サニックスのボールに対する執着心と集中力が目立った試合だった。マン・オブ・ザ・マッチは、濱里周作選手。(大林 直之)

豊田自動織機 20-35 福岡サニックス   豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
会見ダイジェスト
福岡サニックスブルース
藤井監督(右)、菅藤主将
藤井監督(右)、菅藤主将

◎福岡サニックスブルース
○藤井雄一郎監督
「何年かトップリーグを経験している者として、いいゲームができたことに感謝をしている」

○菅藤 友主将
「前半までは6割~7割プラン通りのゲーム運びができた。しかし自分たちの勝ち方がいまいち定着できていないことが課題となった」

──これまでインパクトプレーヤーとして起用していた"ヘスケス"を先発出場させた理由は?
○藤井監督
「それまでのチーム戦略としてのパターンを破るためであり、選手のセレクションも兼ねて行った」

──不調だったキッカーを変更させなかったのは?
○藤井監督
「信頼していて最後まで使っていたが不調であった」

──現在4位であるが、今後の展望について?
○藤井監督
「このまま上位に留まっていきたいと思う。チャレンジャーとして喰らいついていきたい」

豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
豊田自動織機シャトルズ
田村監督(右)、吉田主将
田村監督(右)、吉田主将


◎豊田自動織機シャトルズ
○田村誠監督
「サニックスのアタックについていったが、7点差まで詰め寄ったところで、ミスが続いた。フラットゲームの中で集中力が継続せずに取りきれなかった。残念であった」

○吉田正明主将
「ミス・ペナルティが多かったことで自分たちの攻撃ができなかった。決定的な場面でのミス・反則を減らして修正していきたい」

──シンビンについて前の試合でもあったが、それについての見解は?
○田村監督
「チームでのミーティングを行ったが、このような結果になってしまったので、ルールの再確認・統制を再度図っていきたい」

──4連敗中であるが、今後の課題・展望は?
○田村監督
「勝負どころでのボールの確保ができていないので、そのシチュエーションでの集中力を高めていきたい。アタックの場面が多くなったことが収穫であった」

豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
豊田自動織機 20-35 福岡サニックス
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