9節 マッチサマリー(豊田自動織機 17-29 NEC)

豊田自動織機 17-29 NEC   豊田自動織機 17-29 NEC

豊田自動織機シャトルズ 17-29 NECグリーンロケッツ
【week9/2010年12月4日(土) at 愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】

快晴の下、NECグリーンロケッツのキックオフで試合開始。開始早々からNECグリーンロケッツがFWの力強い前進を基点に、FW・BK一体となったグラウンドを広く使ったラグビーでリズムをつかみ、2トライをあげる。それに対し豊田自動織機シャトルズも、FWの執拗なサイド攻撃で前進して得たマイボールラインアウトから、キックパスを使ってトライを返す。直後、NECグリーンロケッツがラックの素早い球出しの連続からトライをあげ、点差を広げる。その後はお互いに一進一退を繰り返し、決定的なチャンスが生まれないまま、前半終了。

後半は風上に立った豊田自動織機シャトルズが、キックを上手く織り交ぜながら前進する。4分、キックのカウンターから1対1の強い突破を組み込みながらトライ。反撃を開始する。これに対しNECグリーンロケッツも、相手のキック処理ミスから大きくゲインし、PGを得る。ここでNECグリーンロケッツはPGを確実に決め、突き放す。そこから勢いを得たNECグリーンロケッツが豊田自動織機シャトルズゴール前に何度もせまるが、豊田自動織機シャトルズの粘り強いディフェンスにあい、グラウンディングできず。そのピンチを脱した後、豊田自動織機シャトルズが逆にPGを成功させ点差を縮める。しかし、残り5分のところでNECグリーンロケッツは執拗なモール攻撃からトライをあげ、勝利を確実なものにする。その後ノーサイドまで豊田自動織機シャトルズもよく攻めるが、スコアできず、29-17でノーサイド。マン・オブ・ザ・マッチはNECグリーンロケッツ WTB吉廣選手。(大林 直之)

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会見ダイジェスト
豊田自動織機シャトルズ
田村監督(左)、吉田主将
田村監督(左)、吉田主将


◎豊田自動織機シャトルズ
○田村誠監督
「もったいない。シナリオどおりに戦い、選手もよく戦ったので、余計にそう感じる。レフリングに対してよく選手は対応し、我慢して戦ってくれた」

○吉田正明主将
「負けてしまったが、成果はあった。次に向けて頑張りたい」

──「成果」とは?
○吉田主将
「ディフェンスはよく前へ出ていたし、アタックもよく攻めることができたのが成果」

──「よく粘れた」ことに対してのコメントを。
○吉田主将
「粘ってもトライをとられてしまったことは残念。しかし、全体としてはよく粘れた」

──「もったいない」の意味は?
○田村監督
「勝てると思っていたので、敢えて前半は風下を取った。これもシナリオどおり。選手はよくやってくれただけに‥‥。しかし、今日の負けは次へのステップとして、次に期待したい」

豊田自動織機 17-29 NEC   豊田自動織機 17-29 NEC
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NECグリーンロケッツ
岡村ヘッドコーチ(左)、ラトゥ キャプテン
岡村ヘッドコーチ(左)、ラトゥ キャプテン


◎NECグリーンロケッツ
○岡村要ヘッドコーチ
「先週の反省から、タックルにこだわって臨んだが、中盤高いタックルでピンチを招いた。しかし、それを修正して低く入れるようになってからは、ディフェンスが締まった。アタックに関しては、もっと楽に取れるようにしていきたい。今日のゲームで5ポイント取れたことは、ベスト4に入るという目標に向けてとても意義がある」

○ニリ・ラトゥ キャプテン
「前半は1本とられたが、いいプレーが出た。後半風下に立ったことで攻められたが、何とか5ポイントを獲得できた。次に向けての課題も見つかったので、修正していきたい」

──タックルが弱くなり、相手の強い選手にブレイクされた原因は?
○ラトゥ キャプテン
「ハードに行こうとした分、ミスが大きかった」

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