2節 マッチサマリー(近鉄ライナーズ 21-14 神戸製鋼)

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C:2011, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)

近鉄ライナーズ 21-14 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
【week2/2011年11月5日(土) at 大阪・近鉄花園ラグビー場】

昨年のレギュラーシーズンでは、強い雨が吹き付ける後半試合終了間際に近鉄ライナーズが逆転トライし神戸製鋼コベルコスティーラーズを降した阪神ダービー。今シーズンも一波乱起こりそうに低く雨雲が垂れ込める天候の下、9千人を超える熱心なファンが近鉄花園ラグビー場に詰めかけた。前節、両チームとも初戦を勝利で飾り、連勝で波に乗りたい今日の試合。

前半、近鉄は前節の勢いをかって神戸製鋼ゴール前まで攻め込む。あわやトライかと思われるシーンもあったが神戸製鋼ディフェンスが持ちこたえ、ハーフウェイライン付近まで押し戻す。近鉄が圧力を増し前進をする中、5分、ゴール前5m右中間のフリーキックをFLタウファ統悦が神戸製鋼ディフェンスの隙を突いてトライを奪い5-0と試合が動く。
神戸製鋼もリスタートのキックから近鉄陣に攻め込み、10分、左中間のラックからNO8マパカイトロパスカがショートサイドを抜け、最後は走り込んできたルーキーWTB中濱寛造がディフェンスを振り切り中央にトライを決めると、スタンドからは大歓声が沸き起こった。CTB山本大介がゴールも決め5-7と神戸製鋼が逆転する。

しかし近鉄は、神戸製鋼の反則にSO重光泰昌が35m中央からPGを決め8-7と再逆転。さらに35分、ゴール前22m右中間ラックから素早いテンポでSH金哲元が左に展開、最後はFLレプハ・ラトゥイラが左中間トライ、ゴールも決まり、15-7と近鉄がリードして前半を折り返す。

後半、神戸製鋼の巻き返しが期待されたが先に得点を挙げたのは近鉄。2分、神戸製鋼の反則に、重光がPGを決め18-7とリードを拡げる。近鉄はこの時点まで反則を犯さず規律のとれたゲーム運び。
雨天のゲームでハンドリングエラーが目立つが、後半の中盤を過ぎても両チームとも足が止まることなく攻防を繰り広げてゲームが進んだ24分、神戸製鋼がゴール前まで攻め込んでラックを連続支配し、最後はHO松原裕司が右中間にトライ、18-14と逆転圏内に近鉄を追い詰める。

しかし、近鉄は神戸製鋼の出足をFW・BK一体となったディフェンスで食い止めて試合を優位に進め、34分にはゴール前35m左中間から重光がこの試合3本目のPGを決めて21-14とし、終了までの5分、神戸製鋼の攻撃を凌ぎ切って2勝目をあげた。
マン・オブ・ザ・マッチは、近鉄のNO8田中正純。また阪神ダービー杯がFB高忠伸キャプテンに授与された。(大阪府協会 山林右二)
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