6節 マッチサマリー(トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス)

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 20-27 福岡サニックスブルース
【week6/2011年12月10日(土) at 愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】

トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス   トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス
トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス   トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス
快晴の下、福岡サニックスブルースのキックオフで試合開始。
序盤はトヨタ自動車ヴェルブリッツが攻撃のリズムをつかみ、5分にブレイクダウンのターンオーバーからFW・BK一体となった攻撃でトライをあげ先制する。福岡サニックスも積極的に攻撃を仕掛けるが、トヨタ自動車のブレイクダウンでの絡みが激しく、攻撃のリズムがなかなかつかめない。しかし、12分にPGで得点を返してからは、福岡サニックスがキックを上手く使いながら前進し、攻撃のリズムをつかみ始める。そして、18分にトライをあげて逆転してからは、福岡サニックスのリズムのいい連続攻撃と前へ鋭く出て突き刺さるタックルが目立ち、28分にトライをあげて点差を広げる。トヨタ自動車も35分にトライをあげて反撃を開始するが、その直後にPKからの速攻で福岡サニックスにトライを許し、10-22の福岡サニックスリードで前半終了。福岡サニックスの運動量の豊富さが目立つ前半であった。

後半も福岡サニックスの出足は衰えず前へ出続け、激しいタックルを繰り返す。トヨタ自動車は敵陣で攻撃する時間は長いが、1PGを加えるに留まり、お互いに終盤まで一進一退の攻防を繰り返す。この膠着状態を打ち破ったのは福岡サニックス。24分に連続攻撃から最後はキックパスでトライをあげ、勝利の安全圏に持ち込み、その後のトヨタ自動車の猛攻を、残り5分はシンビンで一人少ない状況の中で1トライに抑え、20-27の1トライ差で逃げ切った。
前節で大敗を喫した福岡サニックスの、今節にかける意気込みが伝わってくる試合内容であった。MOMは、CTBタフィア・イオアサ選手。(大林直之)
トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス   トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス
会見ダイジェスト
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
朽木監督(右)、上野キャプテン
朽木監督(右)、上野キャプテン


◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○朽木泰博監督
「12月中旬でも暖かくグラウンドコンディションがとても良く、協会関係者に感謝しています。厳しい戦いになると思っていたが、この試合にかける思いが福岡サニックスの方が強く、トヨタ自動車の方が甘かった。ベストを尽くしたが7点足りない。甘さが出ました。目の前の戦いに集中し、神戸製鋼戦に尽くします」

○上野隆太キャプテン
「悔しい思いです。福岡サニックスの上手い部分もあったが、自分達を出せなかった。勝ち点1しか取れなかった。神戸製鋼戦で頑張りたいと思います」

──この試合への思い、執念が下回った要因は?
○朽木監督
「結果で負けたのは、選手の作りこみでの失敗です」

──一番負けていたのは?
○上野キャプテン
「ディフェンスライン、1対1でのタックルミスが多く、ゲインラインを超えられたところです」

──自分達ができなかった要因は?
○上野キャプテン
「点差が開いたとき選手間にパニック状態が生じ、攻撃の方針が取れなかった」

──今日のフロントスリー、SO文字隆也とCTBブレット・ガレスピー、CTBスティーブン・イェーツは?
○朽木監督
「福岡サニックスに対してミスが多かった。トライを取りきれない。ゴール前でのミスが多く、選手への意思統一に悔いが残ります」

──プレーオフが考えられるが、3敗が限界?
○朽木監督
「上位4チームに入ることをあきらめません。次のことしか考えられない」

トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス   トヨタ自動車 20-27 福岡サニックス
福岡サニックスブルース
藤井部長兼監督(左)、永下キャプテン
藤井部長兼監督(左)、永下キャプテン


◎福岡サニックスブルース
○藤井雄一郎監督
「首の皮一枚繋がりました。先週ヤマハ発動機に負けて、今日目覚めるかどうかだった。良く頑張れました。トヨタ自動車に初勝利です。良い薬になりました」

○永下安武キャプテン
「先週駄目な試合で練習でも作れませんでした。今までの福岡サニックスのスタイルを取り戻すことを考えたら、良い結果になりました。

──ディフェンスが良かった点については?
○藤井監督
「トヨタ自動車はSO中心の組み立てなので、ディフェンスシステムを変えてのぞみました」

──LOブラッド・ソーンを外したが?
○藤井監督
「ソーンも福岡サニックスの強みがまだ分かってないので。ソーンの力も必要で、2人でミーティングして、自分達の強みを出せる形にしました」

──ヤマハ発動機戦での敗戦は?
○藤井監督
「とても中途半端でした。セットを重視して自分達の形を取り戻す戦いにしようとのぞみました。ソーンのチームでの役割を見つめ直させたかった」

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