ファーストステージ・第4節 マッチサマリー(パナソニック 34-16 クボタ)
ファーストステージ・第4節 プールB 9月29日、秋晴れの心地よい天候の中、栃木県足利市の足利市総合運動公園陸上競技場でジャパンラグビー トップリーグ1stステージ 第4節 パナソニック ワイルドナイツ vs クボタスピアーズの試合が開催された。 両チーム共に一進一退を繰り返す中、前半14分パナソニックCTB JP・ピーターセンが先制トライ、FB三輪忠寛がゴールキックを決め7-0。その後、21分にパナソニックがペナルティゴールで追加点を狙うが失敗。 後半戦、開始1分、パナソニックがペナルティゴールを狙いFB三輪が決めて10-7とするも、4分にクボタもペナルティゴールを狙いSO立川が決めて10-10と返す。 その後、クボタも2度のペナルティゴールを決めるが、パナソニックに2トライ2ゴール、1ペナルティゴールを追加され、試合は34-16でパナソニック ワイルドナイツが勝利した。 ● 記者会見ダイジェスト ●
クボタスピアーズ 石倉俊二監督(右)、今野達朗キャプテン 石倉俊二監督 「非常に強いディフェンスに対し、選手たちは80分間良く頑張ったと思う。それでも、後半はミスも出始めてミスから失点につながった」 ──ディフェンスは上手くできていたと思うがチームの方針は? 「チームとしてはしっかり前で止めるタックルをイメージさせていた」 ──栃木県の会場、フィールド、雰囲気、また本県出身の選手について。 「栃木県出身だからといって選んだわけではないが、栃木県出身の3名は非常に良いプレーをした。また、パナソニック、クボタ、(県出身者の)出身校の国学院栃木、作新学院などから応援に来てもらい、沢山の声援があり大変良い雰囲気だった」 今野達朗キャプテン 「前半はしっかりディフェンスもでき、個々の役割を果たしていたが、後半はミスも出始め、またプレーの精度も落ちていた。ここはしっかり修正していきたいと思う」 ──後半は(相手に)経験値の高い選手が出てきて、疲れもありコンタクトも甘くなったのでは。 「開始1~2分に同じペナルティを2回やり、次は(同じペナルティを犯すと)シンビンなのでブレイクダウンで甘くなってしまった」 ──大事な場面でのプレーの精度が損なわれた原因は。 「ゴール前、ラインアウト、連続攻撃などで相手のプレッシャーが強い事もあるが、やはり個々の判断があまり良くなかった」 パナソニック ワイルドナイツ 中嶋則文監督 「前半はクボタも元気で自分達のやりたい事ができなかったが、その中で選手は良く我慢をしてディフェンスをした。後半はゲインを割られてもゴールを割らせない粘り強いディフェンスをして、そこから、ターンオーバーで攻撃することができた」 ──前半はなかなか結果が出なかったが。 「前半は上手くいかないのはどの試合も一緒で、リザーブにベテランの選手を置いて後半に入れることにより、チームのテンポを上げたり、落ち着かせたりした。若い選手もアタックディフェンス、キッキング、フィールディングが良かった」 ──開幕から厳しい試合が続いているが、修正点は? 「自分達のスタイルを確立して、自信を持って選手を送り出している。個々がプレーの精度を上げしっかり役割を果たせるようにしていく」 堀江翔太キャプテン 「前半はかなりハラハラしたが、皆良く我慢した。前半の点数であれば後半は何とかできると確信していた。また、ペナルティが多かったので修正が必要」 ──リザーブスタートでしたが。 「怪我もあり100%のパフォーマンスを出せないのが理由ですが、前半はタイトで厳しい展開になるので、皆には頑張ってもらい、自分はチームをまとめる事に集中した」 |