セカンドステージ・第5節 グループB マッチサマリー(NTTドコモ 12-28 クボタ)

NTTドコモ
レッドハリケーンズ
NTTドコモレッドハリケーンズ
12 合計 28
0 前半 21
12 後半 7
0 勝点 5
4 総勝点 23
クボタ
スピアーズ
クボタスピアーズ

NTTドコモレッドハリケーンズ 12-28 クボタスピアーズ

セカンドステージ・第5節 グループB
2014年1月4日(土)13:00キックオフ/大阪・長居第2陸上競技場

近鉄花園ラグビー場で全国高校ラグビー大会が大いに盛り上がっている中でのトップリーグ第5節は、高校大会に負けない熱い戦いが期待され、正月気分も冷めやらぬ1月4日の長居第2競技場に2500人近いファンが詰めかけた。年明け早々のNTTドコモレッドハリケーンズとクボタスピアーズの対戦はクボタのキックオフで始まった。

前半5分、ゴール前ラインアウトからクボタがモールで押し込みFLフィナウ・フィリペが右中間にトライ、ゴールも決まり7点先取。クボタはSHの井上大介の動きが良く攻撃にリズムが出てくる、15分にはCTBカトニ・オツコロが右中間に、33分にはNo.8タキタキ・エロネが左中間とフォワード、バックス一体となった攻撃で0-21とリードして前半を終わる。

NTTドコモは後半0分に7番ハインリッヒ・ブルソーに替えて20番箕内拓郎を投入、箕内はこれがトップリーグ通算100試合目となる。NTTドコモは2分に左中間ラインアウトからモールを押し込みPR北島大が押さえ5点を返す。逆にクボタは5分にゴール前ラックから左へ展開、WTB柴原英孝が左隅にトライ、SO立川理道のゴールも決まり、5-28と突き放す。

NTTドコモは26分にまたも北島がトライを決め12-28とするが、ここから互いにミスが多くなりなかなかチャンスを作れないままフルタイムを迎える。NTTドコモは体格で若干差がある分、ファーストタックルで相手を一発で倒すことができず、ブレイクダウンで受けに回ってしまった。
マン・オブ・ザ・マッチは、攻守に活躍の目立ったクボタFBサム・ノートンナイトが受賞。


● 記者会見ダイジェスト ●

NTTドコモレッドハリケーンズ


下沖正博ヘッドコーチ(右)、吉岡宏樹キャプテン

下沖正博ヘッドコーチ

「今日はチームにとって非常に大事な試合だった。一つは負ければ自動降格を覚悟しなければならない状態にあること、もう一つは途中出場した箕内拓郎選手のトップリーグ100試合を勝利で祝いたいということであった。前半からミスが続いてしまって、この流れを自らで断ち切ることができない中で前半はノートライ、後半の2トライもモールではとれたものの、ラインブレイクした後のつなぎの部分でミスが起こってしまって、簡単に相手にボールを渡してしまうという結果でなかなかトライに結びつけられなかった。ただ、まだ2節残っている。この結果を真摯に受け止めて、しっかり気持ちを切り替えて次の九州電力戦に臨んでいきたい」

吉岡宏樹キャプテン

「チャンスの場面でミスを起こしてしまった。前節からミスが続いてきている中で、そこを改善できなかった。残り2節は何とか修正して九州電力には勝てるようしっかり準備していきたい」

──次の試合に向けては?

吉岡キャプテン

「今日もディフェンスで受けてしまっている。我々は大きな選手が多いチームではないので、一対一でしっかり止めるということをキーにしながら次の試合に取り組んでいきたい」


クボタスピアーズ


石倉俊二監督(右)、荻原要ゲームキャプテン

石倉俊二監督

「まず、沢山の観客の中で試合することができて感謝している。今日の試合は、平成26年最初の試合を絶対勝って良いスタートをすること、また4トライ以上とって勝利して勝点5を獲得しようという目標で臨んだ。結果としてその目標を達成できたことについては、選手たちはよく頑張ってくれたと思う。ただ、後半4トライとってから正直安心してしまって、もっと圧倒したいと思っていたがなかなかできなかった。まだまだそのあたりの完成度が低い。近鉄、リコーと大事な2試合が残っているので、今後しっかり準備していきたい」

荻原要ゲームキャプテン

「今週はメンバー外のみんなのお陰で良い準備ができた。目標の勝点5で勝つことができたので結果としては満足している。ただ、ペナルティー等ミスが多く課題は多い。次の試合に向けて修正していきたい。勝って反省をできることはありがたいこと、ポジティブに考えて次も頑張りたい」

──後半の具体的な反省点は?

石倉監督

「ペナルティーが最後の20分間で非常に多かった点。我々としては激しくということギリギリのところでプレーしているが、ペナルティーとなったことについては反省しなければならない。また、最後は大味な攻め方になってしまった。このあたりのラスト10~20分が上位チームとの差と認識しており、ここもしっかり修正したい」



マン・オブ・ザ・マッチはクボタスピアーズ、FBサム・ノートンナイト選手
NTTドコモレッドハリケーンズの箕内拓郎選手が、リーグ戦100試合出場を達成

(記事:蜷川善夫、北畑幸二、高橋茂治 写真:柳元啓志 広報担当:村島博)

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