セカンドステージ・第5節 グループB マッチサマリー(豊田自動織機 34-21 NTTコミュニケーションズ)

豊田自動織機
シャトルズ
豊田自動織機シャトルズ
34 合計 21
15 前半 7
19 後半 14
5 勝点 0
23 総勝点 15
NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

豊田自動織機シャトルズ 34-21 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

セカンドステージ・第5節 グループB
2014年1月5日(日)12:00キックオフ/愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場

冬の底冷えを感じる快晴の下、豊田自動織機のキックオフでゲームが開始された。ファーストステージでは2点差の僅差でNTTコムが制したゲームの再戦である。風上の豊田自動織機がゴール前まで攻めるが、NTTコムが2回連続でラインアウトをターンオーバー、効果的に地域を進め、3分 5番 ロスがラックの真ん中を抜け出し中央にトライ。ゴールも決まり7-0と先制した。対する豊田自動織機も6分、12番 大西がPGを成功3-7とした。その後スクラムで優勢に立つNTTコムが風下ながら地域を有効に進め、一進一退の攻防が続いた。

細かいボールのつなぎで双方の攻防が目まぐるしく変わる中、21分に豊田自動織機8番 カンコウスキーが抜け出し、最後は7番 韋が押し込みトライ。ゴールも決まり10-7と逆転に成功した。その後も風上の前半で得点を重ねたい豊田自動織機であったが、有効なセットアタックができず苦しむ中、35分にBK展開のボールを14番 坂井が右隅にトライ。15-7と豊田自動織機リードで前半が終了した。

後半になるとNTTコムが攻勢、ゴール前ペナルティーを得るとスクラムを選択。数回の組み直し後の5分、再びペナルティーを得て速攻で前進し最後は1番 秋葉が左中間に押し込みトライ、ゴールも決まって14-15とその差を縮めた。さらにNTTコムは12分、相手陣22mラインアウトより前進。13番 M・サンダーズが素晴らしいスピードでボールを受け取るとそのまま中央にトライ、ゴールも決まり21-15と再逆転した。

一方、豊田自動織機も直後の15分、ゴール前の粘り強い防御からターンオーバーし8番 カンコウスキーが独走。20-21と追いかける。27分、同じように自陣ゴール前でターンオーバーした豊田自動織機はインゴールから果敢に攻撃、15番 ジェラードにボールがわたるとビックゲイン、そのボールを受けた14番 坂井が右隅に走りきりトライ。ゴールも決まり27-21と再々逆転とした。その後NTTコムのゴール前の猛攻を豊田自動織機が耐え、最後は23番ヴァカがトライ、ゴールも決まり34-21と豊田自動織機の勝利でゲームが終了した。


● 記者会見ダイジェスト ●

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス


林雅人監督(右)、友井川 拓キャプテン

林雅人監督

「今日は自分たちの強みを出そうという目標で戦いました。特にセットプレーとディフェンスに照準を絞りました。セットプレーはよかったですが、トライをとりきれず、力不足を痛感しました。残り2試合、いい準備をして臨みたいです」

友井川 拓キャプテン

「多くのファンの前で勝利できず、残念でした。前半は風下でよく耐えた戦いができましたが、後半は攻め込みながらとることができず、逆にとられてしまいました。次の試合に向けて頑張りたいです」


豊田自動織機シャトルズ


田村誠監督(左)、梅田紘一ゲームキャプテン

田村誠監督

「予想通り、FWが大きくて強く、そのためセットプレーは全然だめでした。そのような状況の中で何とか勝ててよかったです。多くの応援のおかげもあって、チームがステップアップしていることが実感でき、とてもうれしいです」

梅田紘一ゲームキャプテン

「スクラム・ラインアウトは全然だめでしたが、それ以外のプレーがよく、何とか相手より得点を上回ることができてよかったです。ワイルドカードも今日の結果で見えてきたので、残り2戦勝利できるよう、修正していきたいです」

──ワイルドカードが見えてきたが?

田村監督

「他のチームとの兼ね合いもあるので、まだ何とも言えませんが残り2つ勝って、下位ブロックのトップに立ちたいと思います」

──ワイルドカードに対する手応えは?

田村監督

「今日のセットプレーではだめです。スクラムかラインアウトのどちらかで100%の獲得ができないといけません。規律を守ったプレーができるようになれば、上は見えてきます」

──セットプレーの出来の悪さは想定内?

田村監督

「想定外のところはありましたが、相手のメンバーチェンジの関係で想定内になった部分もありました。ラインアウトがもっととれるとよかったです」

梅田キャプテン

「ある程度は想定内でしたが、ラインアウトの調子は最悪でした」



マン・オブ・ザ・マッチは豊田自動織機シャトルズ、No.8ライアン・カンコウスキー選手


(記事:早坂一成・大林直之 広報担当:進藤剛)

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