ファーストステージ第6節 マッチサマリー(リコー 31-24 NTTドコモ)

リコー
ブラックラムズ
リコーブラックラムズ
31 合計 24
7 前半 5
24 後半 19
5 勝点 2
13 総勝点 5
NTTドコモ
レッドハリケーンズ
NTTドコモレッドハリケーンズ

リコーブラックラムズ 31-24 NTTドコモレッドハリケーンズ

ファーストステージ・第6節 プールB
2014年10月11日(土)12:00キックオフ/岩手・盛岡南公園球技場

晴天に恵まれた3連休初日。みちのくラウンド第1試合は前節初白星をあげ勢いに乗るリコーブラックラムズ(6位・勝点8)と、ここまで惜敗続きで白星のないNTTドコモレッドハリケーンズ(8位・勝点3)との対戦。見頃を迎えた岩手山の紅葉見物は後回しに、大勢の観衆が熱戦に固唾をのんだ。

リコーブラックラムズSOコリン・ボークの鋭いパス回しにNTTドコモレッドハリケーンズは、たまらずラインオフサイド。前半6分PKでゴール前まで進んだリコーブラックラムズは、ラインアウトからのモールを一気に押し込みHO滝澤佳之が右中間へトライ。ゴールも決まって7点を先制。
15分、風下のNTTドコモはしつこいディフェンスから相手ボールを奪うと、FW・BK一体となった攻撃で相手陣へ攻め上がり、最後はFLハインリッヒ・ブルソーがゴールラインを破り5点を返す。その後お互いに22mまで攻め込むが、肝心な所でミスを連発しもうひとつ勢いにのれない。強風のためキックボール処理も難しく、なかなかエリアマネジメントが狙い通りいかず、フィニッシュの攻め手を欠くまま前半終了。

後半開始早々いきなり流れを掴んだのはリコーブラックラムズ。後半1分、またしてもゴール前ラインアウトからモールを一気に押し込み、No.8マウ・ジョシュアがトライ。ゴールも決まって14-5と突き放す。その後リコーブラックラムズは、ノーホイッスルトライを含む3本のトライで31-10と勝負あったかに思われたが、NTTドコモも25分・28分とトライ&ゴールを返し気づけば7点差。その後も敵陣で猛攻を続けるNTTドコモだったが反撃もここまで。結果31-24でリコーの勝利。

勝ったリコーは、勝点を13に伸ばし、セカンドステージ・グループA入りに望みをつなげた。
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は2トライの活躍をみせたLOロトアヘア・ポヒヴァ大和が選ばれた。


● 記者会見ダイジェスト ●

NTTドコモレッドハリケーンズ

NTTドコモレッドハリケーンズ
下沖監督(右)、吉岡キャプテン

下沖正博監督

「開幕から勝ち星がなかったので、『まず一勝』との思いで臨んだのだが。
風下の前半を2点差で折り返し、後半スパークする狙いだったが、逆に立ち上がりに2トライを奪われたのが痛かった。
最終戦までに良い準備をして何とかひとつ勝ちたいと思う」

吉岡宏樹キャプテン

「大勢応援してくださるみなさんの前で勝ちたかったのだが。
今までも後半の入り方を課題に取り組んできたが、今回もミスやコミュニケーション不足などが多く、結果勝つことができなかった。
課題を克服するために、明日からまた頑張ります」


リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズ
神鳥監督(右)、小松キャプテン

神鳥裕之監督

「東北で試合をする機会は少ないが、大勢の観衆の応援の中で試合できたことに感謝します。
(セカンドステージで上位入りするには)後のないゲームで勝点5を取れて満足している。今日の課題・反省を活かし、次節のトヨタ戦に向けて頑張りたい」

小松大祐キャプテン

「ブレイクダウンの攻防が上手くいかず前半あまり点が取れなかったが、応援に来てくれた自分の母校やラグビースクールの子供たちの前で勝ててよかった。
子供達には強い体と強い信念をもって俺達を超えるトップリーガーを目指して欲しい」

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