2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント、トップリーグ選手によるふれあいイベント開催レポート

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント開会式で一人ひとりご挨拶

ジャパンラグビー トップリーグ2014-2015
トップリーグオールスター 「FOR ALL チャリティーマッチ in 岐阜」
~岐阜県でトップリーグ選手によるふれあいイベント開催!~レポート

今シーズン、トップリーグオールスター 「FOR ALL チャリティーマッチ」は、2015年3月8日に「岐阜メモリアルセンター長良川競技場」での開催が決定。そのプロモーションと、ラグビー普及指導を目的に、23名のトップリーグキャプテン会議のメンバーが岐阜県を訪れ、地元の小中高校生と楽しいひとときを過ごしました。

11月2日(日)この日集まったのは230名の参加者たち。緊張の面持ちのなか、ふれあいイベントがスタートしました。開会のあいさつとして、キャプテン会議・和田拓代表より「オールスターチャリティーマッチを岐阜で開催することが決定しました。今日はキャプテン会議のメンバーが大勢集まりました。短い時間かもしれませんが、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。なんでも聞いてください」とあいさつ。
メンバー一人ひとりが、自己紹介とあわせて参加者へメッセージを伝えました。
この日のラグビー指導は、高校生、中学生、小学生に分けて90分グループセッション形式指導。キャプテン会議のメンバーが自ら指導内容を考え、得意なメニューに分かれ豪華なメンバーでのクリニックがスタートしました。

一つ目は「パス・クリニック」
山内貴之選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、梅田紘一選手、河合航選手(豊田自動織機シャトルズ)、吉田大樹選手(東芝ブレイブルーパス)が担当。
短い距離でキックされたハンズアップからボールキャッチ。繰り返されるラインパス。パスの基本スキルに重要となる「ハンズアップ!スクエア!コミュニケーション!」のコールを繰り返し、テンポよく指導をします。
山内選手から「パスをキャッチするときのコミュニケーションを意識して練習するように!」とアドバイスが伝えられました。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベントヒット・クリニックで強い姿勢を強調

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベントトップリーガーを相手に突っ込み

二つ目は「ヒット・クリニック」
豊田将万選手(コカ・コーラレッドスパークス)、壇辻勇佑選手(近鉄ライナーズ) 、城彰選手(キヤノンイーグルス)、浪岡祐貴選手(豊田自動織機シャトルズ)が担当。
コンタクトバッグへのヒットを繰り返す練習でしたが、「ボールを持ったら一番強い姿勢で当たろう!練習のための練習では全然ためにならない!」と豊田選手がアドバイス。トップリーガーが持つコンタクトバッグに力強くぶつかっていく様子が印象的でした。続けて行われた4人組での連続ヒットでは、今日集まった他校の選手と一緒に、声を掛け合いながらトップリーガーが構えるコンタクトバッグに挑みます。良いプレーが出来るたびに、トップリーガーから声をかけてもらい、ヒット・クリニックは熱を帯びていきます。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント未来のラガーマンにラグビーの楽しさを伝える

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベントボール争奪のテクニックを指導

三つ目は「ブレイクダウン・クリニック」
川村慎選手(NEC グリーンロケッツ)、溝口裕哉選手(NTT コミュニケーションズシャイニングアークス)、日野剛志選手、三村勇飛丸選手(ヤマハ発動機ジュビロ)が担当。
ボール争奪の基本的な指導でしたが、ボールに対する働きかけや、腕の入れ方、相手選手をめくり上げる方法など、トップリーガーが持つスキルとテクニックのアドバイスが伝えられます。
「立っている選手からボールを奪うときには、無理にでも腕をねじ込むこと」と川村選手がアドバイス。
グラウンドにあるボールを争奪する指導では、1対1でのカラダの入れ方。最短距離でゲートからラックに入り、相手選手より低く下から潜り込むポイントを丁寧に指導。「もっと早く!もっと低く!」と一人ひとりに声をかけているのが印象的でした。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベントタックルの基礎は前足の踏み込み

四つ目は「タックル・クリニック」
森田洋介選手(NEC グリーンロケッツ)、宮澤正利選手(ヤマハ発動機ジュビロ)、佐藤一斗選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、稲橋良太選手(クボタスピアーズ)が担当。
タックル・クリニックでは、しっかり踏み込むタックルの基本動作からはじまりました。宮澤選手から「タックルの基本は前の足を相手の近くに入れることができるかが重要」とアドバイス。しっかり踏み込んで体を当てるお手本を見せながらアドバイスを伝えます。
3つのグループに分けてトップリーガーが丁寧にアドバイスを行います。「頭をあげて、目線を低くから!」と姿勢や入り方のポイントを繰り返し繰り返し説明。雨足が強くなり濡れながらの指導にも関わらず、一人ひとりに丁寧にアドバイスをしていました。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント元気な小学生ラガーマンと一緒に

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント一緒に走りトップリーガーも満足

そして、小学生グループには、和田拓選手(キヤノン)、佐藤貴志選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、田原太一選手(サントリーサンゴリアス)、吉田光治郎選手、彦坂圭克選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、田村衛土選手、中村彰選手(宗像サニックスブルース)が担当。
ラグビースクールのちびっ子ラグビープレーヤーに加え、もっと小さな未来のラグビープレーヤーも参加。年齢や経験に応じてグループを作りラグビーの楽しいところを目一杯教えてくれました。
グラウンド半分を鬼ごっこやパス・キック、タッチラグビーと広くつかって走り回り、様々なメニューで笑顔と元気な声が聞こえてきました。最後には小学生グループで仲良く記念撮影をしクリニックを終えました。
小学生グループに参加した小さなラグビープレーヤーは、トップリーガーからいっぱい褒めてもらい、ますますラグビーが好きになったことと思います。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント豪華チームグッズをプレゼント

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント色紙やTシャツにサインをもらいます

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント参加全員と交流のひととき

クリニック終了後、トップリーグチームがプレゼントを提供してくれました。くじ引きでトップリーグチームのうれしいチームグッズが当たりました。雨が強くなってしまいテントの下でのプレゼントでしたが、くじを開くたびにトップリーガーからチーム名が呼ばれ、それぞれのチーム選手からプレゼント。
クリニックで頑張ったラグビープレーヤーに「おつかれさま!ありがとう!」と声をかけながら、プレゼントが手渡される時間はとっても良い雰囲気で行われました。トップリーガー同士も大変仲良く上手に盛り上げてくれるのがとても印象的でした。

最後に岐阜県ラグビー協会 大島理事長から御礼のご挨拶。キャプテン会議・和田代表から参加ラグビープレーヤーへのメッセージが伝えられ、トップリーガーによるラグビークリニックは終了となりました。
写真撮影をしたあと、トップリーガーは参加者とサイン会や写真撮影、子ども達との交流を楽しみすべてのプログラムが終了いたしました。
今回集まったキャプテン会議メンバーは、3月8日に開催となる「FOR ALL チャリティーマッチ」のプロモーションという目的に加え、参加した小中高校生へラグビーの楽しみ方や、もっと上手になるための取り組み方を伝え、大変充実したなか、岐阜県での活動を終えることができました。

3月8日には、オールスターゲームだけでなく、ラグビーを応援してくれる方々に感謝の気持ちを伝えるためのラグビークリニックやチャリティーオークションなど、様々な取り組みが計画されます。ご期待ください。
今回はトップリーグ選手を代表して、キャプテン会議に参加する選手によるイベントとなりましたが、各チームや選手が取り組む社会貢献活動は、「FOR ALLの精神」のもと日本ラグビーをもっと元気にしてくれることでしょう。選手やチームが取り組む、ラグビー普及・社会貢献活動への応援も宜しくお願いいたします。

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベント小学生ラガーマンと記念撮影

2015 トップリーグオールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 岐阜」プレイベントクリニックを終えて全員で記念撮影

RELATED NEWS