「トップリーグオールスター『FOR ALL チャリティーマッチ2015』 in岐阜 supported by バローグループ」マッチサマリー


FOR ALL ORANGE 48-39 FOR ALL GREEN

トップリーグオールスター「FOR ALL チャリティーマッチ2015」 in岐阜 supported by バローグループ
2015年3月8日(日)13:00キックオフ/岐阜・岐阜メモリアルセンター 長良川競技場

48-39で制した、FOR ALL ORANGE

トップリーグオールスター『FOR ALL チャリティーマッチ2015』 in岐阜 supported by バローグループ

前日の雨も上がり晴天に恵まれた長良川競技場に、ラグビーファン約5,382人が集まった。
試合は、FOR ALL ORANGEのキックオフで始まり、両チームともに安定した試合運びを見せた。前半5分、FOR ALL GREEN、キックを相手WTBがこぼしたところを、PR安江、LO芦屋とつなぎトライ。ゴールも決まり7点を先制した。
一方、FOR ALL ORANGEは前半11分、ラックからHO日野につなぎ反撃のトライ。ゴールも成功し7対7とした。前半16分には敵陣22m中央付近で得たPKをPR瀧澤が決め3点を追加、10対7とした。

前半21分、FOR ALL ORANGEは敵陣22m付近ラックから展開、CTB12立川がトライ、ゴールもPR瀧澤が再び決め、17対7とリード。その直後の前半23分、FOR ALL GREENは敵陣10m付近ラックからこぼれたボールを拾ったSH成田が走りきりトライ。自らゴールも決め、17対14とした。FOR ALL ORANGEは前半26分、LO馬屋原が相手パスをインターセプトしトライ。ゴールキックは退いたはずのPR瀧澤が狙うも失敗し、22対14。前半30分、FOR ALL GREENは22m付近から大きく展開し、SO中村、CTB和田とつなぎトライ。ゴールは外れ、22対19として、そのまま前半を終了した。

後半10分、FOR ALL ORANGEは、敵陣22m付近ラックから展開し、SO森田がオフロードパスをWTB屋宜につなぎトライ。ゴールもPR瀧澤が決め、29対19とリードを広げた。後半12分、FOR ALL GREENは相手ゴール前で全員モールを押し込み、FLタウファがトライ。ゴールはNO8菊谷が狙うも外し、29対24。

後半20分、FOR ALL GREEN、WTB渡辺が自陣22m付近ラックから出た相手ボールを拾い、90mを走りきりトライ。その後ゴールを狙うも失敗、29対29の同点とした。後半26分、FOR ALL ORANGEは22m右スクラムからSH小西、WTB屋宜とつなぎトライ。ゴールキックを五郎丸がハーフウェイライン中央から狙い、超ロングキックを成功させて36対29とした。

後半32分、FOR ALL GREENはラックから展開し、CTB遠藤が抜け出しトライ。ゴールキックは試みず、36対34。後半35分、FOR ALL ORANGEはゴール前ラックからSH小西、CTB立川、HO日野とつなぎトライ。ゴールキックをFB五郎丸が成功させ、43対34。後半38分、FOR ALL ORANNGEは自陣からラックを連取し、最後はWTB北川がトライ。ゴールキックは、PR瀧澤が外し48対34とした。

終了間際の40分、FOR ALL GREENは自陣でターンオーバーしたボールをつなぎ、PR西浦がトライ。ゴールキックをそのまま西浦が狙うも外し、48対39でノーサイド。
春を思わせる暖かい陽気の中で行われた熱戦は、FOR ALL ORANGEが制した。なお、MVPには、ロングキックで存在感を見せたFOR ALL ORANGE 五郎丸 歩 選手が選ばれた。


● 記者会見ダイジェスト ●

FOR ALL ORANGE

丹生雅也 監督

「多くのラグビーファン来場に、選手たちが感謝した試合となりました」

大西将太郎 主将

「天候に恵まれてよかったです。序盤は強度の部分で観客が満足できなかったかもしれませんが、徐々に上がってきて、引退する選手を送り出すことができて良かったです。多くのファンに来ていただき、感謝したいです」

FOR ALL GREEN

廣瀬佳司監督

「たくさんの方に来ていただき、感謝します。今シーズンの最後として、良い試合ができました。引退する選手をしっかり送り出せたと思います。たくさんの方に協力していただき、感謝したいです」

畠山健介主将

「過密のスケジュールの中で、怪我も無く良かったです」

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──キッカーが頻繁に変わったことについては。

丹生監督

「選手たちで、観客を盛り上げるために考えたと思います」

大西主将

「選手たちではなく、五郎丸と瀧澤で決めていました。観客も、五郎丸のロングキックを見に来ていると思い、どこかで見せようと話していました。それが実現できて良かったです」

──復興としてのトップリーグオールスター戦について。

大西主将

「全ての部分で、まだまだ色々な事がやれるはずです。これからも継続していきたいです。オールスターに限らず、年間を通じてやっていきたいです」

畠山主将

「2019年、ラグビーワールドカップ開催地に釜石が選ばれました。来シーズンのどこかで、釜石でチャリティーイベントを実施したいです。協会やキャプテン会議と協力してやっていきたいです」

──3名の引退選手について。

丹生監督

「本当にお疲れ様でした。これまで培ってきた経験を今後もラグビー界のために発揮してくれるはずと思います」

大西主将

「2009年ラグビーワールドカップで戦ったメンバーであり、深い思い入れがあります。今日で日本ラグビー界の大きな節目になる気がします」

廣瀬監督

「3名の偉大な選手にお疲れ様でしたと言いたい」

畠山主将

「日本ラグビー界を牽引してきた方々であり、憧れの存在です。人格者としても素晴らしい3人だと思います。本当にお疲れ様でした」














オールスター戦は、引退する選手(花束を手にした3名)を送り出す舞台でもあった。左から山村亮、大西将太郎、箕内拓郎、西浦達吉、遠藤幸佑、大野均

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