プレシーズンリーグ トーナメント戦 1回戦マッチサマリー(Honda 10-40 クボタ)

Honda HEAT
Honda HEAT
10 合計 40
3 前半 19
7 後半 21
クボタスピアーズ
クボタスピアーズ

Honda HEAT 10-40 クボタスピアーズ

プレシーズンリーグ シールドトーナメント 1回戦
2015年10月4日(日)14:00キックオフ/東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

前夜の日本代表のサモア戦勝利の余韻が冷めやらぬ中、今季のトップリーグで3回試合が予定されている『駒沢オリンピック公園陸上競技場』で、トップリーグプレシーズンリーグ・シールドトーナメント(各プール4位の4チームによる勝ち抜き戦)の1回戦2試合が行われ、豊田自動織機シャトルズとクボタスピアーズが勝利。この2チームは、10月10日の決勝(熊谷ラグビー場)で対戦することになった。

ワールドカップ(イングランド)で世界を驚かせている日本代表に、SO/CTB立川理道を送り出しているクボタスピアーズ。「ハル(立川理道)に、そちらもよろしく頼みますよと言われた」(石倉俊二監督)ことも励みとして、クボタは終始Honda HEATを圧倒。30点差を付けて快勝し、10月10日に行われるシールドトーナメント決勝では、この日の第1試合の勝者(豊田自動織機シャトルズ)と戦うことになった。

反則が少なくプレーが途切れないため、テンポよく展開された試合。前半39分、クボタのチーム3つ目のトライは、自陣から一気に攻め上がり、最後はWTB田中健太が仕留めたもの。後半にも3トライする一方、Honda HEATの反撃を1トライ1ゴールに抑えて快勝した。

一方敗れたHonda HEAT。今季トップウェストからの昇格だが、厳しいシーズンが続いている。
(米田太郎)

● 記者会見ダイジェスト ●

Honda HEAT

Honda HEAT
藤本ヘッドコーチ(右)、天野キャプテン

藤本知明ヘッドコーチ

「今日の試合のためにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。今まで盛り上がっていたように良いゲームをしたかったが、得点が競るゲームにできず、残念です。前半、ボールキープできなかったのが敗因です。修正して行きたいと思います」

──攻め込んで獲り切れなかったが?

「一つは獲り急いだことがあります。トップリーグでは、なかなかチャンスは来ないので、出たときに仕留めることが必要です。誰か無理してオフロードしようとして、ターンオーバーされました」

──今シーズンに向けて?

「チームとして、春からスクラムは向上していますが、一貫性は不足しています。良いベースがあると次に繋がると思います。ディフェンスは整備しなくてはなりません。速いラックからクイックでボールを出していくために、ラックの精度を高めて、スペースに運びたいと思います」

天野豪紀キャプテン

「本日はありがとうございました。クボタさんに対して、しっかり接点で激しくボールを出してフィジカルバトルをして行こうとしましたが、セットピースなどでボールキープできず、自分たちの波にのりきれなかったのが、この点差に繋がったと思います。来週、もう1試合ありますので、必ず勝って本番に臨みたいと思います」

──今シーズンに向けて?

「セットピースのところは、もっと自信をもっていきたいです。ドライビングモールも通用するところ、手応えはありました。80分、しっかり規律を守ってプレーして行けるよう、課題として修正していこうと思います」

クボタスピアーズ

クボタスピアーズ
石倉監督(右)、立川キャプテン

石倉俊二監督

「本日は日本協会、関東協会、たくさん来てくださったファンの皆様、ありがとうございました。シーズン中盤に入りましたが、力の差を見せつけて、しっかり勝つことができました。継続して取るディフェンスで相手の強い外国人をしっかり前で止めることができました」

──点差はついたが、テリトリーは?

「本人たちがどうとらえているかだが、テリトリー獲得は上手く行かなかったと思います。前半、トライを獲られたところに象徴されていたと思います」

──立川理道選手がジャパンから帰ってからは?

「帰ったら、すぐやらせます(笑)。本人も休むつもりは全くないでしょう。SO、CTB、どちらでもできると思います」

立川直道キャプテン

「今日ラグビーが素晴らしい環境でできたことに感謝します。Hondaさんの試合の傾向をしっかり分析して、練習して来たことを出せました。トップリーグの試合は続くので、相手がどこであっても、できるようにしたいと思います」

──収穫と課題は?

「ディフェンスは良くなってきたが。自分たちのミスで獲れなかった場面がありました。上のレベルでは、ディフェンスの時間が増えるので、消耗します。課題として修正して行こうと思います」

──弟の理道選手がジャパンで頑張っているが?

「周りは何も言わないですが、前の試合も痛かったんじゃないかと思います。個人的には彼が頑張っているから、負けられないと思います」

マン・オブ・ザ・マッチはクボタスピアーズ13番、ライオネル・マプー選手

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