トップリーグ 2015-2016「見どころ情報」:開幕節特別編1
text by Kenji Demura RWC2015プレーヤーズ in TL<日本代表編> ジャパン戦士たちがイングランドで“ブレイブ・ブロッサムズ”の称号にふさわしいパフォーマンスを見せてから1ヵ月強。 ラグビーワールドカップ(RWC)2015からトップリーグへ。 11月13日の開幕が迫る中、改めてトップリーグチームに所属するRWC2015戦士たちの現況を、「日本代表」編と「海外代表」編の2回に渡って紹介。 RWC2015で活躍した日本代表選手のうち28人がトップリーグチームに所属している
photo by Kenji Demura すっかりお茶の間の人気者となった感もある日本代表選手だが、新たにラグビーファンになった人はもちろん、コアなトップリーグチームのファンでさえ、代表選手全員のライブなプレーぶりを直接体験している人はむしろ少数派かもしれない。 計31人のRWC2015日本代表スコッドのうち、大学生ながらRWC2015でプレーした福岡堅樹(筑波大)、藤田慶和(早稲田大)、そして宗像サニックスブルース(トップキュウシュウリーグ)所属のカーン・ヘスケスのWTBトリオを除いた28人がトップリーグ各チームに所属している。 ここでは、開幕節のカード(試合会場)ごとに、どの日本代表選手のプレーが楽しめるかを総ざらいしておこう。 ●11月13日 東京・秩父宮ラグビー場 PR稲垣啓太、HO堀江翔太主将、NO8ホラニ龍コリニアシ、SH田中史朗、WTB山田章仁(以上、パナソニック)、PR畠山健介、LO真壁伸弥主将、FL/NO8ツイ ヘンドリック、SH日和佐篤、SO小野晃征、CTB/WTB/FB松島幸太朗(以上、サントリー) ここ数年、トップリーグタイトルを分け合ってきた両チームだけに、両主将を筆頭に日本代表にも多くの主力選手を輩出している。 ●11月14日 東京・秩父宮ラグビー場 FLマイケル・ブロードハースト(リコー)、NO8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコム)、PR三上正貴、HO湯原祐希、LO大野均、FLリーチ マイケル、SO/WTB廣瀬俊朗(以上、東芝)、SO立川理道(クボタ) オープンサイドFLとしてのブロードハーストの圧倒的な仕事量は間違いなく日本代表の快進撃を底辺で支えた。 この4年間セットプレーにこだわってきた日本代表だが、東芝もスクラムに対するこだわりは元々強く、三上、湯原のスクラムワークも東芝浮上の鍵を握る。 攻守ともに前に出られる存在として日本代表のミッドフィールドに不可欠な存在だった立川に関しては、RWC2015での激闘を経てのコンディションの問題もあり、出遅れているのが実情だ。 日本代表主将の重責を果たしたFLリーチ。今度は東芝でのTL制覇に集中する
photo by Kenji Demura ●11月14日 愛知・パロマ瑞穂ラグビー場 SO/CTB田村優(NEC)、CTBマレ・サウ、FB五郎丸歩(ヤマハ発動機) 枠にとらわれない奔放なプレーぶりが特徴ではあるものの、キック、パス、ラン、そしてDF面でもひとつひとつのプレーはしっかりしている田村のファンタジスタぶりがNECでどう生かされるのか。 ●11月14日 大阪・東大阪市花園ラグビー場 LOトンプソン ルーク(近鉄) 均ちゃん(LO大野)と共に3回連続でRWCの大舞台に立ったトモ(トンプソン)の常に体を張り続ける愚直なプレーは全てのラグビープレーヤー、いや全男性にとってのお手本か。 ●11月15日 兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 PR山下裕司、HO木津武士、LO伊藤鐘史、SO/CTBクレイグ・ウィング(以上、神戸製鋼)、LO/FLアイブス ジャスティン(キヤノンイーグルス) 日本代表のセットプレーの進化を確認したければ、山下、木津、伊藤とキーマンが揃う神戸製鋼を見るのが手っとり早い。 今季のヤマハ発動機の試合では観客みんながこのポーズを一緒になってやるなんてことも?
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