トップリーグ2015-2016 第3節 マッチサマリー(サントリー 19-25 近鉄)

サントリー
サンゴリアス
サントリーサンゴリアス
19 合計 25
14 前半 22
5 後半 3
1 勝点 4
6 総勝点 9
近鉄
ライナーズ
近鉄ライナーズ
(写真:清水良枝)
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サントリーサンゴリアス 19-25 近鉄ライナーズ

トップリーグ2015-2016 第3節 グループA
2015年11月28日(土)11:40キックオフ/愛知・パロマ瑞穂ラグビー場

日差しは強いが、風が強く体感温度は冬を感じさせる気候の中、サンゴリアスのキックオフで試合開始。
キックオフをライナーズがクリーンキャッチし、4分間プレーが切れることなく攻防が続き、最後はライナーズがキックカウンターで2番 樫本がトライ。
ゴールも決めて先制すると、続けて前半7分にもターンオーバーから中央に8番 スピースがトライ、ゴールも決めて突き放しにかかる。

前半12分、サンゴリアスが攻勢に出てライナーズが反則を繰り返し一気にゴールライン目前まで攻め込み、最後は10番 小野がトライ、1トライ(ゴール成功)を返して7-14とする。
しかし、サンゴリアスも反則が続き、前半15分、ライナーズがPGを得て、7-17とした。
その後、前半30分にはライナーズが堅守からターンオーバーし攻め続けて14番 田中がトライ、7-22と再度突き放しにかかる。
サンゴリアスは、前半終了直前、アタックを継続し、13番 村田がトライ(ゴール成功)、7点を返し、サンゴリアス14点、ライナーズ22点で折り返す。

後半スタートしてから27分間、お互い一進一退の攻防が続いていたが、サンゴリアスが一瞬のスキを突いてトライを奪い、19-22と追い上げる。
ライナーズは後半31分にPGを獲得し、19-25と突き放す。
その後も一進一退の攻防は続き、最後は前半から堅守を続けたライナーズが勝利した。


● 記者会見ダイジェスト ●

サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアス
フレンド ヘッドコーチ(右)、真壁キャプテン

アンディ・フレンド ヘッドコーチ

「ありがとうございました。残念な結果でした。近鉄のディフェンスは素晴らしかった。早い段階での簡単なトライを相手に与えてしまったことが、敗戦につながった」

真壁伸弥キャプテン

「最初の10分で簡単に2トライ与えてしまったことがダメだった。試合の入りの10分、20分を修正していく必要がある。ブレイクダウンに人数をかけすぎて、攻め疲れをしてしまった」

──今日のゲームプランは?

フレンド ヘッドコーチ

「アンストラクチャーを多くつくり、攻守の切り替えを早くしてリアクションバトルで勝つプランを考えていたが、リアクションバトルで勝つことができなかった」

──近鉄が上回っていた部分は?

フレンド ヘッドコーチ

「ディフェンス力が高かった。チームとしてチャンスに反応してリアクションすることができていた。近鉄は6回のチャンスで3トライ、逆にサントリーは15回のチャンスで3トライしかできなかった」


近鉄ライナーズ

近鉄ライナーズ
前田監督(右)、豊田キャプテン

前田隆介監督

「ファンにお礼が言いたい、試合は選手が前回の反省を生かし、よくやってくれた。サントリー戦の勝利は15年ぶりぐらいで大変嬉しい。次に備えたい、ありがとうございました」

豊田大樹キャプテン

「たくさんのファンに囲まれて、嬉しい中での試合でした。先週の逆転負けの反省を生かし、準備をしてきました。今のチームで新しい歴史を作ろうと頑張っている。来週にしっかり備えたい」

──勝因は? 試合の入りの部分で意識したことは?

前田監督

「入りの部分は練習のスタートから意識をした。サントリーさんとの対戦は防御が多くなるので、その準備をしてきた」

豊田キャプテン

「アタックには近鉄も自信があった。サントリーさんのアタックテンポは早くて素晴らしかったが、しっかり我慢してディフェンスできたことが勝因」

──スクラムなど、セットピースはどうでしたか?

豊田キャプテン

「ダメなところもあったので、修正したい」







マン・オブ・ザ・マッチは近鉄ライナーズ12番、ダミアン・デアリエンディ選手

サントリーサンゴリアスの佐々木隆道選手(中央)が、リーグ戦100試合出場を達成


(記事:竹腰浩司、小川智)

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