トップリーグ2015-2016 第3節 マッチサマリー(クボタ 9-34 NTTコミュニケーションズ)

クボタ
スピアーズ
クボタスピアーズ
9 合計 34
6 前半 3
3 後半 31
0 勝点 5
0 総勝点 15
NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
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クボタスピアーズ 9-34 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

トップリーグ2015-2016 第3節 グループA
2015年11月29日(日)11:40キックオフ/兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場

5,244名の観客が来場したクボタスピアーズ対NTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、クボタスピアーズが先蹴にてキックオフ。序盤は両チームともキックを多用するも、拮抗した試合展開となる。
10分、クボタスピアーズのペナルティに対し、NTTコムはペナルティキックを選択。SOの小倉順平がゴールを成功させ、0-3と先制する。対するクボタスピアーズも26分、右隅からのペナルティゴールをSO森脇秀幸が決め、3-3の同点。その後、両チームとも果敢に攻撃を仕掛けるが一進一退の試合展開となり、トライを奪うことができない。
33分に再度クボタスピアーズが森脇(SO)のペナルティゴールで3点を追加し、6-3で前半を折り返す。

後半序盤4分、NTTコムは小倉(SO)のペナルティゴールで3点を返し同点とするが、11分、クボタスピアーズも森脇(SO)のペナルティゴールで9-6とする。
しかし、その後はクボタスピアーズにペナルティの多いゲーム展開となり、23分、NTTコムにペナルティートライを献上。小倉(SO)のゴール成功で9-13と逆転を許す。このペナルティでクボタスピアーズのキーガン・ダニエル(NO.8)がシンビンとなり、ますます勢いに乗るNTTコムはその直後、グラウンドを大きく使ったゲームを展開し、途中出場のアマナキ・レレィ・マフィ(20)がトライ。小倉(SO)のキックで9-20と点差を広げる。

クボタスピアーズはキーガン・ダニエル(NO.8)がシンビンから戻るも流れを変えられず、NTTコムの山下弘資(6、FL)と途中出場のエルトン・ヤンチース(21)にトライを奪われる。両トライともヤンチースがゴールを成功させ、9-34でタイムアップ。
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は、NTTコムのアマナキ・レレィ・マフィ選手。
(水野正藏)


● 記者会見ダイジェスト ●

クボタスピアーズ

石倉俊二監督

「ピッチもコンディションも最高のグラウンドでした。
2連敗し、崖っぷちのため、今節は何としても勝ちたかった。前半トライが取れていなかったが、思い描くプレーはできていた。ただ残り20分でNTTコムにやられてしまった。少しずつやりたいことはできてきているので、また一週間きちんと準備したい」

杉本博昭ゲームキャプテン

「2連敗していても、アグレッシブに仕掛けたかった。ただラックのペナルティ等で得点できず、残り20分で点差が開いてしまった。チームとして受けてしまったが、アタックについては良いシェイプできていたので、次の試合に活かしたい」

──CTB立川理道が戻って、どう影響が出たか?

石倉監督

「立川のみならず若い選手を中心にボールがよく動いた。我々のやろうとしていることは、トライは取れなかったができていた」

──立川のケガの回復具合は?

石倉監督

「ドクターからもOKが出て、本人もいくと言っていたので起用した」

──NTTコムのアマナキ・レレィ・マフィ対策はあったのか?

石倉監督

「後半からの登場でペースアップが考えられた。2,3人でも止めようと言っていた。実際良いインパクトプレーヤーだった」

──セットプレーが上手くいかなかった理由は?

杉本ゲームキャプテン

「スクラムが特殊と思っていたが、特段そんなことは無く、普通に押されてしまった」


NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「この結果を誇りに思う。フィジカルに徹し、自分たちのストラクチャーに徹し、良い結果につながった」

鶴田諒ゲームキャプテン

「勝てたことにホッとしている。受けずにこちらから仕掛けていこうと言っていたが、受けてしまい、反則を犯し、PGを決められた。
後半、マフィの投入で流れが変わった。細かい点を修正して次節に備えたい。
チーム最年長のLO馬屋原誠が40歳で80分間プレーしたことに敬意を表したい」

──マフィがリザーブからの起用となった理由は?

ペニー ヘッドコーチ

「マフィも人間なので、全試合出場するのは難しい。コントロールしなければいけない点はある」

──3連勝となり、次節は強豪パナソニック ワイルドナイツとの対戦となったが?

鶴田ゲームキャプテン

「うちのチームはパナソニックと似ていて、強固なディフェンスから攻撃するというタイプで、今日も後半その形ができていた。パナソニックとの試合でも、自分たちの流れをぶつけたい」

──パナソニック戦にむけ修正すべき点は?

鶴田ゲームキャプテン

「ブレイクダウンでクボタのプレッシャーに負けたり、アタックでも繋ぎが途絶えたりしたので、その点を無くしたい」

──3連勝、好調の要因は?

ペニー ヘッドコーチ

「トップリーグ開幕にあわせ、プレシーズンから戦っていた。まだ成長中のチームで、パーフェクトではない。次節のパナソニック戦はビッグゲームになる」

──前半苦戦しても、後半逆転できると思っていたか?

ペニー ヘッドコーチ

「クボタ戦のセレクションをした時からメンバーを信じていた。当然後半から出る選手も信じていた」






マン・オブ・ザ・マッチはNTTコミュニケーションズシャイニングアークス20番、アマナキ・レレィ・マフィ選手

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