トップリーグ2015-2016 第5節 マッチサマリー(NTTコミュニケーションズ 5-38 サントリー)

NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
5 合計 38
0 前半 31
5 後半 7
0 勝点 5
16 総勝点 16
サントリー
サンゴリアス
サントリーサンゴリアス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 5-38 サントリーサンゴリアス

トップリーグ2015-2016 第5節 グループA
2015年12月12日(土)11:40キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場

全国各地でのトップリーグ観客動員が好調だ。W杯日本代表メンバーのトップリーグでの健闘に注目が集まる中、各地で繰り広げられる好ゲームに新たなファン層からの興味が浸透してきている。好カードが揃うAグループは前節迄で王者パナソニック ワイルドナイツが勝ち点20で首位をキープ、2位を守る今季好調のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスは前節、パナソニック相手に僅差で敗れるも2勝1負で勝ち点16。対するサントリーサンゴリアスは序盤で2敗を喫し勝ち点11の5位。グループA・Bそれぞれから上位4チームが進出する「LIXIL CUP 2016」順位決定トーナメントへ向けて両者の意地をかけた一戦となった。

この日出場する日本代表の畠山・真壁・ツイ ヘンドリック・小野・松島だけでなく、スカルク・バーガー、フーリー・デュプレア(南アフリカ代表)、トゥシ・ピシ(サモア代表)を擁するサントリーと、NTTコム側では攻守に渡るキーマン アマナキ・レレィ・マフィら多くのタレントの揃い踏みに観客の期待は大きく高鳴る。

NTTコムのキックオフで始まった試合開始早々の3分、サントリーは相手陣左ゴール前ラインアウトからフェーズを重ね、ラックから左に展開するとCTB村田が密集から切り込みトライ。SO小野がゴールキックを落ち着いて決めサントリーが7-0と先制する。

双方一進一退の攻防が続く中、NTTコム陣ゴール前スクラムでのコラプシング、ペナルティキックをサントリーSO小野が難なく決めて10-0と突き放す。
続く28分にはゴール前ラインアウトからモールを押し込み右に展開、最後はFB有賀が突破してトライ。コンバージョンも成功し17-0と徐々に点差が開く。
NTTコムも必死のディフェンスで耐えながら反撃のチャンスを伺うも、前半31分ゴール前ラックからサントリーFLスカルクバーガーがフィジカルを活かしてゴールラインに飛び込み圧巻のトライ。ゴール成功で24-0。

前半終了間際の40分にはターンオーバーからのカウンター攻撃、サントリーWTB松島のキックにWTB江見がタイミングよく走り込みグラウンディング。ゴールもSO小野が慎重に決めて31-0と完全なサントリーペース、トライ数4をあげて早くもボーナスポイントを獲得し前半を終了した。

巻き返したいNTTコムは、後半開始早々から気迫のこもったプレイを展開したが、堅いディフェンスにプレッシャーをかけられ、ぺナルティを量産。観客の大声援を受けて両チームプレイヤー全てが力を出し切っていた後半13分、NTTコムのラインアウトからモールを押し込んでLOヴィリー・ブリッツが押さえてトライ。この日一番の声援がNTTコム応援団から注がれた。スコアボードに5点が点灯し、勢いを増すかにも見えたNTTコムだが、カップ戦に生き残りをかけるサントリーの執念のタックルに阻まれて、この日唯一の得点となった。最後は後半8分に投入されたサモア代表トゥシ・ピシ(サントリー)が切れ味良いランからトライを奪い38-5でサントリーの快勝。

これでグループAではサントリーとNTTコムが勝ち点16で並び生き残りをかけた戦いは更に白熱する。マン・オブ・ザ・マッチには、この日全てのキックを成功させたディシジョンメーカー サントリー小野が選ばれた。
(志賀 剛)









マン・オブ・ザ・マッチはサントリーサンゴリアス10番、小野晃征選手

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