トップリーグ2015-2016 順位決定トーナメント 1回戦 マッチサマリー(サントリー 52-7 コカ・コーラ)

サントリー
サンゴリアス
サントリーサンゴリアス
52 合計 7
33 前半 7
19 後半 0
コカ・コーラ
レッドスパークス
コカ・コーラレッドスパークス

サントリーサンゴリアス 52-7 コカ・コーラレッドスパークス

順位決定トーナメント 1回戦
2016年1月9日(土)14:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場

今季のプレシーズンリーグ プール戦で対戦している両チーム。
レギュラーシーズン(グループA)で、惜しくも上位4位に残れずLIXIL CUP 2016へ進めなかったサントリーサンゴリアス。残り1戦1戦、チームのプライドと意地をかけて、チームが目指す”アグレッシブ・アタッキングラグビー”を発揮し、順位決定トーナメントのトップを目指す。
一方、レギュラーシーズン全敗となってしまったコカ・コーラレッドスパークス。ブレイクダウンでのボールを獲得し、持ち前の展開ラグビーができるかが勝負のポイント。
”飲料会社ダービー”となったこの試合、コカ・コーラのキックオフで前半スタート。

前半チャンスを掴んだのはサントリー。
開始直後から、SHフーリー・デュプレア、SOトゥシ・ピシのハーフバック陣でボールを動かし展開、相手陣22m付近のラックから左へ展開しショートパント。これを自陣インゴール内でチャッチしたコカ・コーラFB吉澤太一がタッチに蹴り出すもサントリーCTB松島幸太朗がチャージ、こぼれたボールに飛び込むが、TMO判定によりノートライ。

すると直後の3分、サントリーは相手陣ゴール前スクラムから右に展開、ラックから再度右に展開し、SOピシが相手ディフェンスのスペースの裏を抜け出し右スミにトライ。そのままSOピシがコンバージョンゴールを成功させ、7-0と先制。

更に直後の7分にも相手陣ゴール前からモールを形成、SHデュプレアがモール左サイドの空いたスペースを抜け出し、ゴール右付近にトライ(ゴール成功)。14-0とする。

この後、両チームとも相手陣へ攻め込むがペナルティーやハンドリングミスでチャンスを逃してしまうが21分、サントリーは自陣22m内で得たペナルティーからタッチキックかと相手が一瞬スキを見せたところを、左サイドへ速攻を仕掛けCTB松島が相手陣22m付近まで大きくゲイン、外にフォローしていたWTB塚本健太にパスが繋がり左スミにトライ。(ゴール失敗)19-0。

26分には、相手陣30m中央付近ラックから右に展開、FLツイ ヘンドリックが相手ディフェンスをかわし、CTB中村亮土が中央付近にトライ(ゴール成功)。32分にも連続攻撃から相手ゴール前へ攻め込み、左サイドのラックから右に展開、BKのサインプレーで最後はWTB塚本がゴール中央にトライ(ゴール成功)。33-0と前半で大きくリードする。

コカ・コーラは直後の34分、キックオフから相手陣22m中央付近に攻め込み右に展開、最後はWTB築城昌拓が右スミへトライ。難しい位置からのコンバージョンゴールもSOティモシー・ラファエレが確実に決め33-7でハームタイム。

両チーム、選手入替無しでサントリーのキックオフで後半がスタート。後半もサントリーペースで試合が進む。

3分、サントリーは自陣左22m付近での相手ボールラインアウトから、オーバーボールをSHデュプレアがキャッチし相手ゴール前まで大きくゲイン。ラックから右サイドを縦に突進したLO真壁伸弥キャプテンがゴール左脇にトライ(ゴール成功)40-7。

7分にも自陣22m右サイド付近から右サイドをFLツイが大きくゲイン、最後はCTB中村からのロングパスが、前半にWTB長友泰憲の負傷交替で入っていたレギュラーシーズン戦の最多トライゲッターWTB江見翔太に繋がり左スミにトライ(ゴール失敗)。45-7とする。

直後にサントリーは6選手を入れ替えて攻撃力を上げる。26分、相手陣22m右サイドのラックから左に展開、パスを受けたCTB中村が相手ディフェンスに絡まれながらも右中間にトライ。そのままコンバーションゴールも決め52-7。

終盤、コカ・コーラも相手陣22mへ攻め込みモールで押し込み意地を見せるが、サントリーの堅いディフェンスに阻まれ、結局このままノーサイド。

この試合、サントリーは自陣からでも積極的に仕掛けていく姿勢が見られ、持ち味である攻撃力を発揮し完勝。次戦は福岡レベルファイブスタジアムで、NTTドコモレッドハリケーンズに競り勝ったHonda HEATと対戦する。
一方のコカ・コーラはこの敗戦で13位以下が決定となり、トップチャレンジ1チームとの入替戦への出場が決定した。
(橋本 光一)

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