トップリーグ2015-2016 LIXIL CUP 2016 1回戦 マッチサマリー(パナソニック 46-6 キヤノン)
トップリーグ2015-2016 LIXIL CUP 2016 1回戦 2016年1月9日土曜日 快晴のニッパツ三ツ沢球技場でジャパンラグビー トップリーグ LIXIL CUP 2016 1回戦、パナソニック ワイルドナイツ対キヤノンイーグルス戦が行われました。約6,500人の観客が見守る中、13:00 パナソニック ワイルドナイツのキックオフで開始。 前半7分、パナソニックが22メートル付近右ゴール前で得られたPGをSOパーカー選手が成功して先制。その後、12分にパナソニックが連続攻撃から最後はPR川俣がフォローして左中間にトライ。SOパーカーのゴール成功。20分には、パナソニックがセンター付近のターンオーバーからの連続攻撃でWTB児玉 健太郎が左隅にトライ。SOパーカーのゴールも成功して17対0とリードする。24分にキヤノンCTB 三友がPGを決めて3点を返すが、その後29分と前半終了間際の41分にSOパーカーのPGが成功して前半は23対3でハーフタイムを迎える。 後半開始後1分にキヤノンが22メートル付近右サイドからのPGをCTB三友が決めて23対6とする。しかし、その後はパナソニックの厚いディフェンスにゲインラインをなかなか越えられず、後半10分にはパナソニックのゴール前の攻撃からLO ヒーナンがトライしてSOパーカーのゴールも成功し30対6と突き放す。 その後も、終始パナソニックのペースで、後半21分、28分にSOパーカーのPGが成功。後半34分には、パナソニックが中盤の展開から最後はWTB 児玉が再びトライしてSOパーカーのPG成功。さらに、後半40分にもSOパーカーのPGが成功し試合終了。 マン・オブ・ザ・マッチには、PG6本、コンバージョン4本のすべてを成功させたパナソニック ワイルドナイツのSOパーカーが選ばれました。またWTB児玉の2トライ、ハイパントキャッチ、サポートプレー、PR川俣の突進や好タックルなどの活躍も、試合を通じて際立ちました。 ● 記者会見ダイジェスト ●
キヤノンイーグルス 永友監督(左)、橋野キャプテン 永友洋司監督 「今日は、気持ちのいいぐらいの完敗でした。残念ながらLIXIL CUPはとれませんが、昨年の自分たちを越えるということにモチベーションを切り替えて今シーズン戦い続けていきたいと思っています」 橋野皓介キャプテン 「トップリーグ4年間で一番プレッシャーを受けた試合でした。80分通してパナソニックの分厚いディフェンスとタックルに阻まれました。この試合は負けましたが、昨シーズンよりも上の5位を目指してこれから頑張っていきます」 ──これまでの対戦相手とは、特にどの部分で違いがありましたか? 橋野キャプテン 「キヤノンのアタック時は、ボールキャリアに対するタックルとブレイクダウンでこれまでの試合にはないプレッシャーを受けました。ディフェンス時はスペースにうまくボールを運ばれたなと思いました」 ──次戦の対戦相手(近鉄ライナーズ)に向けて。 永友監督 「試合が続いていくので肉体的にも精神的にもきついところではありますが、これを克服していくことが今のキヤノンをより成長させることになると思います。近鉄ライナーズは、アタックもディフェンスも全員で前にでている、いいチームに仕上がってきているという印象を持っています」 ──スタンドに応援に来てくれていた子供たちへのメッセージをお願いいたします。 永友監督 「ラグビーを続けたいと思ってもらえるような、強いチームをこれからもしっかり作って、2019年のラグビーワールドカップに出ていける子供たちを支援していきたいと思っています」 橋野キャプテン 「グラウンドで頑張って、子供たちから憧れられるように、これからも頑張っていきます」 パナソニック ワイルドナイツ ディーンズ監督(右)、堀江キャプテン ロビー・ディーンズ監督 「この試合はメンバーを少し変えることになり難しい状況にあったが、チームのパフォーマンスはとてもよかった。キヤノンは、外への展開力があるチームだが、今日は外でトライを取らせないよいディフェンスができたと思う。全てはしっかりとした準備の成果だと思う。それぞれ選手が役割をきっちりとこなしていた。大きくラインブレイクされず、チーム全員が前に前に出てプレーができた。ラインブレイクされた時でも、しっかり戻ってディフェンスを立て直すことができていた。アタックでミスが起こったり上手くいかなかった時も、上手く立て直すことができていた」 堀江翔太キャプテン 「FWで前に出ようと考えていたがその通りできた。新しいメンバーが入ってきていい流れをきっちりとつくってくれた。厳しい試合が続くので、今後も全ての選手がよい準備をして臨んでいくことが大事だと思う」 ──イエローカードによって一人少ない時間帯や負傷退場選手もありましたが、どのように感じていますか。 ディーンズ監督 「今日はイエローカードが出たり、負傷退場が出たりしたが、最悪の事が起きたときの予行演習ととらえようと思う。途中から出た選手、布巻はいいプレーをしてくれた。山田選手やバーンズ選手のようなインターナショナルレベルの選手の代わりに出た、児玉選手、パーカー選手は素晴らしいプレーを見せてくれた。最悪の状況を想定したり、新しい選手の才能を見ることができた。いい機会だった」 ──次戦の対戦相手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)について。 堀江キャプテン 「前3人は日本代表が揃っているし、ラインアウトも身長のある選手がいるし、個人技も高い選手が揃っているので、こちらとしてはチームでまとまってプレーしていくことが大事だと思っている」 ──スタンドに応援に来てくれていた子供たちへのメッセージをお願いします。 堀江キャプテン 「今日もたくさんの子供たちに応援に来てもらって大変モチベーションがあがりました。ラグビーはどんどん新しくなり面白くなっていくと思います。子供たちから憧れられるようなプレーをこれからも頑張ってやっていきたいと思います」 ディーンズ監督 「ラグビーは、先生のようにいろんなことを学ぶことができます。 ラグビーを通じて人生で役立つ信念を学ぶことができます。何よりも人生を通して付き合える仲間ができます。是非、ラグビーを続けてください!」 マン・オブ・ザ・マッチはパナソニック ワイルドナイツ10番、ヘイデン・パーカー選手
(神奈川県ラグビーフットボール協会広報委員会) |