トップリーグ2015-2016 順位決定トーナメント 1回戦 マッチサマリー(クボタ 30-20 NEC)

クボタ
スピアーズ
クボタスピアーズ
30 合計 20
22 前半 13
8 後半 7
NEC
グリーンロケッツ
NECグリーンロケッツ

クボタスピアーズ 30-20 NECグリーンロケッツ

順位決定トーナメント 1回戦
2016年1月9日(土)14:01キックオフ/東京・駒沢陸上競技場

クボタスピアーズ(グループA6位)が前半30分までに築いた優位を活かし、NECグリーンロケッツ(グループB7位)の粘りを退け、12位以上を確保。16日(土)の豊田自動織機シャトルズとの9~12位決定トーナメントへと進んだ。

クボタはNECにPGで先制されたが、今季10番に定着した東海大出身29歳のレフティ、森脇秀幸のPGで応酬。その後、18分のプレーがこの試合の行方に影響を与えることになる。相手SOウェブ将武がインサイドCTBとの間でループを試みたが、呼吸が合わずボールがハーフウェイ付近の地面を転々とした。それをクボタCTBマット・サンダースが素早く拾い上げ、一気に50m近くを走り切ったのだ。続く26分にも相手アタックのミスからサンダースが同じようなトライを奪うと、29分にはFLグラント・ハッティングが2mの体躯を活かした突進からチーム3つ目を上げ22-3と差を広げた。

その後相手に2トライを返され22-13で挑んだ後半は、森脇の1PGとFBアイザイア・トエアバの1トライだけだったが、相手の反撃も1トライ1ゴールの7点だけに抑え、新春を勝利で祝った。ワールドカップでの負傷も癒えてリーグ戦の第3節(11/29)から復帰していたクボタCTB立川理道は、この日もトライ後のゴール2回(1回成功)以外はプレースキックを森脇に譲り、ゲームキャプテンとして、またBKの要としてチームをリードした。

一方この日敗れて、13位以下の決定戦へ回る4チームの1つとなってしまったNEC。前半の終盤には、ゴール前ラインアウト後のモールを押し込んでNO8土佐誠がトライを上げ、このチームの強みの一端を示しはした。前半終了間際にも1つ目と同じようなモールが崩れた後のラックから主将のPR瀧澤直が飛び込んで後半への期待を抱かせたが、劣勢を覆すまでには至らなかった。リーグ戦での不振から抜け出せず、苦闘が続いている。
(米田太郎)

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