トップリーグ2015-2016【LIXIL CUP2016】5位決定戦 マッチサマリー(キヤノン 17-48 トヨタ自動車)

キヤノン
イーグルス
キヤノンイーグルス
17 合計 48
14 前半 27
3 後半 21
トヨタ自動車
ヴェルブリッツ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(写真:清水良枝)
(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)

キヤノンイーグルス 17-48 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トップリーグ2015-2016【順位決定トーナメント】5位決定戦
2016年1月23日(土)14:20キックオフ/愛知・パロマ瑞穂ラグビー場

今にも雪が降りそうな冬の寒空の下、トヨタ自動車のキックオフで試合開始。
キックオフ直後からトヨタ自動車の前へ出る意識が強く、継続した攻撃を繰り返す。
そして前半3分、7番 安藤が敵ゴール前のラックからサイドをついてトライ(ゴール成功)し、先制する。
対するキヤノンも前半7分に、相手陣ゴール前のスクラムから10番 橋野が絶妙なキックパスをゴール前に上げ、走り込んだ11番 小野澤がキャッチしてトライ(ゴール成功)。7-7と同点に追いつく。

しかしここからトヨタ自動車の攻撃がうまく展開し、前半15分15番 松下が、前半27分には、再び10番 安藤がトライ(いずれもゴール成功)。着実に点差を広げていく。

このままトヨタ自動車の一方的な展開で前半を折り返すかと思われたが、キヤノンも前半33分に相手陣ゴール前5mのラインアウトからモールを組んで、最後は8番 トムソンがインゴールに飛び込み(ゴール成功)反撃を開始する。
その後もキヤノンが敵陣で試合を進めるが、決定的なチャンスを得ることができず、14-27のトヨタ自動車リードで前半終了。

後半は、キヤノンが後半1分、12番 三友のPGで先に得点を挙げ、17-27と点差を縮める。
そして積極的に攻撃を繰り返しゴール前まで攻め込むが、トヨタ自動車が粘り強くディフェンスし、追加点を許さない。
そしてその粘りが、後半9分にターンオーバーからの連続攻撃による13番 イェーツのトライ(ゴール成功)に結びつく。17-34となる。

ここからトヨタ自動車が、後半12分再び13番 イェーツが、後半20分には7番 安藤がトライ(いずれもゴール成功)を加え、17-48と得点差を広げていく。
キヤノンも相手陣ゴール前までは何度も攻め込むが、結局得点をあげることができず、17-48の大差でトヨタ自動車が勝利。5位でシーズンを終えた。


● 記者会見ダイジェスト ●

キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルス
永友監督(左)、橋野キャプテン

永友洋司監督

「今日は相手のラグビーが素晴らしく、特にFWで完敗してしまいました。前年より順位では上回れたが、もっと上を目指していたので自分自身に腹立たしいです。来年に向けてもう今日から頑張りたいと思います」

橋野皓介キャプテン

「春のシーズン、プレシーズンと勝てなくて、不安だったがシーズンでは昨年の順位を上回れて良かったです。しかし、目標はチャンピオンだったので悔しいです。来年に向けてまた1からやり直したいと思います」


トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
菅原監督(右)、安藤ゲームキャプテン

菅原大志監督

「東芝に負けてからの2週間でまたやり直して、今シーズン最後のゲームをしっかりした形で勝てて良かったです。今年のラグビーをベースにしてまた来年頑張りたいと思います」

安藤泰洋ゲームキャプテン

「東芝に負けてからの2週間で1年間の全てを出せるように頑張ってきて、今日それが出て良かったです。けが人も多く出て、調子の悪い選手もいる中で、チーム全員で戦ってきました」




マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車ヴェルブリッツ13番、イェーツ スティーブン選手

(記事:大林直之 北林 靖)

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