トップリーグ 2016-2017 第1節 記者会見レポート(リコー 23-20 NEC)

トップリーグ2016-2017 第1節
2016年8月27日(土)16:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
リコーブラックラムズ 23-20 NECグリーンロケッツ

◎NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

○ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「こういう形で勝利することができず、もったいない試合でした。しかし、選手がしっかりタスクを全うし、テンポの良いラグビーをして勇気やスピリットを見せてくれました。誇りに思います。ただ、こういう試合を勝っていかなければなりません。幸い、ポイント1を取れましたし、NECはトップリーグのどのチームとも互角に戦えると証明できましたので、勝っていきたいと思います。リコーさんはベンチスタートのプレーヤーがよく働く良いチームだと感じました」

○瀧澤直キャプテン

「お集まりいただきありがとうございます。開幕戦で負けて、正直、悔しいですが、NECの力やこだわりは見せられて、胸を張れる試合だったと思います。次に東芝さんと良い試合ができるというゲームでした。リコーさんは良いチームです。涼しくて、良いラグビーができて楽しかったです」

──ペナルティが多かったが、修正点は?

「トライを獲り切りたかったのですが、80分通してどうしてもそういうモチベーションは必要だと思います。悪かったわけではなく、ペナルティを取ったらラインアウトからモールを押そうと思っていました。最後の場面では、別にモールを組んでいてもノーサイドにはならないので、20m押し切ろうと思っていました」

──最後は見ている側もあれっと思ったが?

「まず、判断ですが、しっかりコールを聞いて、サムノートン選手が判断したので、何の問題もないと思います。宮前選手があと40cm高ければ獲れていた(笑)。そのくらいの差です。キャッチできていれば行けていたということは良い判断でした。それが最後に来たというのは、また考えることですが」

──今シーズンの展望は?

「前半、スクラムが劣勢になったことと、センターに走られたのは反省点ですが、今日は最後の最後まで満足できる位置にいたこと、80分戦えたことが一番良かったと思います。モールからトライを獲れたのも大きなことでした。ディフェンスも良かったと思います」

──スクラムは?

「一貫性のあるスクラムが組めたと思います。グラウンドはちょっと柔らかかったけど、別にグラウンドのせいでなく、すごく長いスクラムでコラプシングの反則を取られたのは反省点です」

──新ヘッドコーチの良さは?

「いっぱいありますが、ピーターの一番良いところは選手一人一人の良さを引き出してくれるところです。チームではUNITYをスローガンにして、オーガナイズしています。偉そうですがピーターを勝たせてあげたかったです。それは次に持ち越しですが、すごく自信になったゲームでした」

◎リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、馬渕キャプテン

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、馬渕キャプテン

○神鳥裕之監督

「トップリーグの素晴らしい開幕戦で沢山のリコーファン、ラグビーファンの皆様の前で試合ができ、本当にありがとうございます。この開幕戦をターゲットにしてきましたが、結果勝利することができ、選手たちを誇りに思います。課題としては、ラインアウトのディフェンスとアタックでのボールキープにミスが出ました。しっかり修正して次の試合に向かっていきたいと思います」

──ナンバー8(松橋周平選手)が良かったが?

「サイズでは代表サイズではありませんが、ボールキャリー、タックルともトップレベルの選手です。サンウルブズも代表も小さな選手が選ばれていますが、期待の選手です」

○馬渕武史キャプテン

「本日は雨で悪天候の中、たくさんのお客様が見にきてくださって、トップリーグという素晴らしい舞台で試合ができ、ありがとうございます。開幕戦で勝てたことは良かったですが、一喜一憂せず、皆で来週のNTTコム戦に向けて練習していきたいと思います」

──ドロップゴールの場面では?

「僕もラックの中にいたのでよく分かりませんが、コリンの方からSHに指示があったのだと思います。雨だったので、ペナルティゴールよりドロップゴールを狙っていたのだと思います」

──10点差になった時は?

「昨年もずっと勝てていなかったのは小さな気の緩みからでした」

──結果的にモールからペナルティトライを獲られたのは?

「ショートラインアウトへのディフェンスは準備不足でした」

RELATED NEWS