トップリーグ 2016-2017 第3節 記者会見レポート(クボタ 24-22 豊田自動織機)

トップリーグ2016-2017 第3節
2016年9月10日(土)16:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
クボタスピアーズ 24-22 豊田自動織機シャトルズ

◎豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズの丹生監督(右)、高田キャプテン

豊田自動織機シャトルズの丹生監督(右)、高田キャプテン

○丹生雅也監督

「本日はありがとうございました。サニックス戦で負けてから、チームで何が悪かったか見直しをして、備えて来ました。しかし、クボタさんは一枚上手だった印象でした。改善ポイントはブレイクダウンのディシプリンと、アクションを速く修正することでした。その点は選手たちがフィールドの中で改善してくれて、パフォーマンスを見せてくれました。ですが、勝てないと意味がありません。負けも込んでいるので、次戦のNEC戦に向けて準備していきたいと思います」

──坂井選手のフルバック起用は?

「山下選手が怪我というのが大きいですが、坂井選手のスピードとランニングスキルでチームに勢いをつけてもらいたいと起用しました。狙いどおりだったが、もっと良いパフォーマンスをこれから出してくれると思います」

──リアクション以外の修正は?
「NECさんの分析をして、どの辺がポイントになるか、修正していきたいと思います」

○高田裕雅キャプテン

「本日はお集まりいただいてありがとうございます。先週、サニックスさんに敗れて、1週間チームの規律の部分と、ブレイクダウン周りの精度のところを修正して来ました。そこは正直、悪くなかったと思います。唯一、僕らが勝てなかっただけで。次の試合のNEC戦では打ち合いの試合になると思いますが、必ず勝って(1週間の)ブレイクに入ろうと思います」

──8点リードした場面では?

「守りには絶対入るなと言っていました。何点リードしていても、受けたらやられるので、特にFWには絶対下を向くなと言っていました」

──NECと打ち合いとは、外でトライを獲るということか?

「NECさんにもBKに良い外国人選手がいるが、外のスペースが必ず空いてくるので、そこを狙うということです」

──結果的に一枚上手の部分とは?

「エリアコントロール、キッキングコントロールです。ああいうところはクボタさんは素晴らしかったです」

◎クボタスピアーズ

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

○フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「今日はスペシャルな勝ちでした。両チームとも、試合の中で、最後までファイトを続けて、ベストパフォーマンスの試合だったと思います。最後まで頑張ってクローズしてくれました。厳しい場面から逆転してクローズできてほっとしています」

──ハーフタイムの指示は?

「前半は悪くなかったし、0-0のつもりでフレッシュにスタートしようと言いました。キッキングするか、別のオプションを使うか考えるようにと」

──日本で初勝利、特別な思いは?

「9回負けて、初めての勝利です。でも、東芝戦も良かったですし、選手もコンディションが悪くて負けたこともあり、1週間は良い練習ができましたし。今日も大変な試合になりましたが、勝ちは凄く良いですね(笑)」

○立川理道キャプテン

「フランが言うとおり、2敗していたチーム同士が初勝利を凄くほしがっていて、その中で勝てたことは価値ある勝利だったと思います。ベストパフォーマンスができたのはチームがやってきていることを、皆が生かしてくれたからだと思います。チームにプラスになる試合でした。次のHonda戦にも生かしていきたいと思います」

──初勝利だが?

「今回は勝ちたい気持ちを出していたので、実質2回のトレーニングの中でもメンバーは良い練習ができました。長いシーズンのわずか1勝ですが、良かったと思います」

──まだ完璧ではない勝利か?

「なかなかスコアできず、15分くらいエリアを取ったのに、結局ターンオーバーから獲られてしまいました」

──8点差の時はどんな気持ちだったか?

「まず、絶対にトライが必要だと。ボールが結構滑って、イージーなノックオンが多かったので、ボールをキープした上でトライを獲ろうと。チームの皆が意識したところでした。僕のトライは皆が察して良い状態でボールを渡してくれたからです。凄く嬉しかった場面です」

──トライを獲りたかったのか?

「(苦笑)そんなこと、思ってないです。あの状況はミスマッチだっただけです。結果として、凄く嬉しかったですが、自分が獲ってやろうとか思ってはいません。ミスマッチは、結構あると見ていましたが、順目、順目で、最後に逆目で見つけられたのは良かったです」

──キャプテンらしい頼もしさだったが?

「見ていた人が感じることです。チームのためにはインパクトとして良かったです。シュラウダー選手も激しくプレッシャーをかけてくれて、良いテンポで出してくれました」

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