トップリーグ 2016-2017 第3節 記者会見レポート(NTTコム 33-15 NEC)

トップリーグ2016-2017 第3節
2016年9月9日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 33-15 NECグリーンロケッツ

◎NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

○ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「この試合、NTTコミュニケーションズさんは横の幅のある良い攻撃をしてきたと思います。ハーフタイムまでは戦えていると感じましたが、肝心なボールをキープできず、1オン1のタックルも外され1週間積み上げてきたアタックもディフェンスもできなかったことは残念です。ただ、最後は1週間ずつ積み上げた課題の答えを出すことができて、長い時間ボールをキープすることができました。これからアタックではチームの規律をはっきりさせ、チーム皆の反応を上げて4週連戦の最終戦にしっかり良い準備をしたいと思います」

──いつもより積極的なゲームプランだったが?

「今日は残念な結果でしたが、毎試合、相手を分析しています。今日もキックオフのキッキングバックはプランどおりボールを確保できましたが、不運にもタックルを受け、タッチに押し出されたシーンがありました」

──来週の試合に向けては?

「前向きにしっかり積み上げることです。タフなコンディションの中でハードワークし、次の試合までやっていきたいと思います。今日は必要以上にNTTコミュニケーションズさんの脅威を気にし過ぎた面があったと思います」

○瀧澤直キャプテン

「7時半から多くの方に集まっていただき、白いワイシャツの多いすごい気持ちの良い環境で試合ができたことに感謝したいと思います。シンビンまではどちらが勝つか分からない試合だったと総括しています。シンビンのときは我慢を10分間続けていれば、違う結果になっていたかもしれません。40分間と後半最初までは良いゲームでした。もちろんNTTコミュニケーションズさんが良いボールキャリーして、我慢できていましたが、結果がどっちに転ぶか分からない状況まで行けた試合でした。開幕から3戦負け続けて、気持ちは厳しいものがありますが、勝つことを考えて、NECのラグビーをして、応援してくださる方に良いものを届けたいと思います」

──どの点が上がって来たと言えるのか?

「今日はアタックについては、全員が自分の役割を果たし、ある程度遂行すれば、スコアできてきたと思います。中に全員のハードワークがあったと思います」

──ディフェンスは良くなかったが?

「初めは少し受けに回ったし、後半最後はペナルティで終わったのは残念です。ただ、ディフェンスはヒットのところは良くできたし、総合的には胸を張って良いと思います」

◎NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、須藤選手

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、須藤選手

○ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「少し残念に思う場面も、正直ありましたし、機会を獲り切ってボーナスポイントまでつなげられなかったが、NECさんの強固なディフェンスでこちらがチャンスに獲り切れなかったと思います。ゲームの流れにプレッシャーがかかった点については、この場で話すことは避けるべきだと考えます」

──田村と小倉の両スタンド対決については?

「本当に素晴らしいナンバー1の日本人選手が揃いました。順平も成長し続けていて、ランニングゲームは能力が高いです。キッキングの長さもグレイトだし、ゴールキックも正確で、特別なものを持った選手です。日本の10番としては若い選手ですが、日本人の10番同士、良いファイトができたと思います」

──若い選手が成長してきたが、ロス選手がクロスキックやパスをして素晴らしいのでは?

「スペシャルな外国人メンバーが日本の中に溶け込んで、チームメイトから尊敬を受けています。ラグビーの能力が高く、10番の能力も持っています。すべてのスキルが高いユニークな選手です。フィジカル面での批判も聞くが、そういったものを跳ね返す活躍振りです」

──タップパスでトライなど、スペースを突いたが?

「日本で始めるにあたり、とても考えたことがあります。日本人プレーヤーは教育システムのせいか、自由なラグビーが難しいのではという印象がありました。しかし、コミュニケーションを取っていく中で、積極的にスペースを見つけるようになりました。選手の成長を嬉しく思います。素晴らしいスキルは栗原コーチのおかげです。彼は判断もフィジカリティも大切にして、パスとキックを組み立ててラグビーの能力を高めてくれています。内から外からチームとしてのスペースを見つける判断がパーフェクトになってきています。2年前と比べて良いチームになりました。今が50パーセントまで上がって来ましたので、あと50パーセント上げていきたいですね」

○須藤拓輝選手

「今日はありがとうございました。もちろん、今日はボーナスポイントを取って勝つことを目標にしていました。第1節からステップアップできた試合だったと思います。ただ自分たちのミスが要因でチャンスを潰したのは反省点です。NECさんのディフェンスもアタックも素晴らしかったこともありました。修正して、次の試合に臨みたいと思います」

──反則が少なかったが?

「この2試合、反則が多かった反省から、ここ1週間はそこにフォーカスして来ました。その成果だと思います」

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