トップリーグ 2016-2017 第4節 記者会見レポート(NEC 23-7 豊田自動織機)

ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017 第4節
2016年9月17日(土)16:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 23-7 豊田自動織機シャトルズ

◎豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズの丹生監督(右)、高田キャプテン

豊田自動織機シャトルズの丹生監督(右)、高田キャプテン

○丹生雅也監督

「本日はありがとうございました。是が非でも早く勝ちたいという思いでNECさんに挑みましたが、残念な負け方でした。アタックでボールをキープしてNECさんにプレッシャーをかけようと臨みましたが、NECさんの素晴らしいディフェンスに、うちが逆にプレッシャーを受けて、ミスが起きて本日の負けにつながったと感じています。そこのミスがなぜ起こったのか考えなくてはいけないですが、そのミスさえなければ、こんなに点差が開かない試合になったかと思います。2週間空きますが、チーム団結してしっかり準備していきたいと思います」

──1週間、どんな練習を?

「ボールキャリアと、サポートのところを1週間やってきました。今日は、高田が言うように、ボールキープをしておけば良いところをフィフティ・フィフティでパスを出したりして、焦っていたのかなと感じます」

○高田裕雅キャプテン

「本日はお集まりいただいてありがとうございます。3連敗して、何としても勝ちたい試合で、チーム一丸となってやってきましたが、自分たちのミスで大差で負けてしまいました。結果は変えられないので、ブレイクで切り替えて、次の神戸戦はチャレンジャーなので、何とか勝てるよう頑張っていきたいと思います」

──ミスがなぜ起こったのか?

「シンプルですね。ノックオンしたり、キープできなかったり。そういう細かいところです。前半はエリアを取れたのに、普通に行けばスコアして帰るところで、アンラッキーでした。精神的にも体力的にもきつかったです」

◎NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

○ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「こんにちは(と日本語で、以下英語で)。最初の勝利を嬉しく思います。織機さんのとても良いプレーを讃えたいと思います。1週間、良い練習をしてきましたが、選手たちはゲームプランを3分の1はしっかり遂行できたことは良かったです。出ていない選手たちが周りの士気を高めてくれたことが勝利の要因だと思います。シーズン最初の勝利ですが、これから続くトヨタ戦、パナソニック戦に向けて準備していきたいと思います」

○瀧澤直キャプテン
「純粋に1勝目を嬉しく思います。たくさんのお客様がみえて、良い雰囲気の中での1勝でした。勝ったという事実を力にして、しっかり反省して次のトヨタ戦に向けて準備したいと思います。まだまだ、試合は続きますので、しっかり調整していきたいと思います」

──ボーナスポイントは意識していたのか?

「ボーナスはまったく意識していないことはないが、あそこで3点取って相手にボールを渡すと、自陣に戻されるリスクがあります。あそこのエリアで試合を続けることが大事でした。もちろん、FWでトライも狙っていました。最後に獲れずに終わったのは反省材料ですが、ボールキープ含みの話でした」

── 一方、PGを狙った場面は?

「あそこの位置は入らなくても相手のエリアで戦いを続けられるし、風上ということもありました。田村のコールもありましたし、彼がゲームメイカーなので」

──ディフェンスの1オン1を修正できていたが?

「両方ですね。個人のタックルミスが減ったことと、押し勝っていたことの。だから、ディフェンスの時にしっかりコミュニケーションを取って、織機さんの強いボールキャリアに1対2、1対3のシチュエーションを作れました。ラックに入りすぎず、しっかり相手のミスを待つことにフォーカスできました。危ないところもありましたが」

──後半26分のPGを狙わなかったのは?

「もちろん、キックすれば入りますが、時間と雰囲気で、あのエリアで時間を使って行けばゲームはクローズに近づいていきますから」

──マン・オブ・ザ・マッチを獲得したが?

「日頃から協会の皆さんに媚びを売り続けた結果です(笑)。正直、これで貰って良いのかなという思いはありましたが」
(ラッセルヘッドコーチから、「瀧澤以外、いないね。彼がリーダーで、まとめ役という存在です。試合に関しては、23人全体の頑張りの成果です」と、フォロー)

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