トップリーグ 2016-2017 第4節 記者会見レポート(NTTコム 18-3 近鉄)

ジャパンラグビー トップリーグ 2016-2017 第4節
2016年9月17日(土)14:00キックオフ/宮城・ユアテックスタジアム仙台
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 18-3 近鉄ライナーズ

◎近鉄ライナーズ

近鉄ライナーズの坪井監督(左)、豊田キャプテン

近鉄ライナーズの坪井監督(左)、豊田キャプテン

○坪井章監督

「本日は近鉄にとって宮城県で初めてのトップリーグということで、このような素晴らしいスタジアムと環境の下でゲームができたことを宮城県協会はじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。前節はタウファ統悦選手がトップリーグ100試合出場を達成し、本日は金 哲元選手が偉大な100試合出場達成という記録を打ち立てたので心より祝福したいと思います。
本日のゲームは、4月から打倒『トップ4』を掲げてハードワークしてきましたが、そのトップ4にも引けを取らないチーム力とタフさを兼ねそろえたNTTコミュニケーションズに対して、最後まで向こうの強みを消すことなくこのような形になりました。まだまだトップリーグは続きますので、しっかりと準備をして次のゲームに臨んでいきたいと思います」

○豊田大樹キャプテン

「試合を振り返ってもあまり良いところがなかったというのが率直な意見です。相手が良くてこちらが悪かった。スコアにしっかり出ているなと思います。金 哲元選手の100試合出場を勝利で祝いたかったのですが、先週同様に祝えなくてつらいです。幸い試合が一週間空くのでもう一度立て直して次の試合に臨みたいと思います」

──悪かった部分を具体的に。

○豊田キャプテン
「相手はボールを大きく動かしながら攻めてくるスタイルで、わかっていたのにその大きく回してきたところでゲインされてしまった。そこへのリアクションが全て遅かったですし、簡単にペナルティもしてしまって相手への動きも悪かったです」

──リアクションが遅かったのは疲れから? それとも別の要因か?

○坪井監督
「チームスローガンが『MOVE FIRST』なので、そこはリアクションで相手を上回るのが近鉄の強みですし、実際相手も同じ状態なので言い訳できないところはあります。ただ近鉄の強みにしているスクラムで優位に取れなかったところで若干影響は出たと思います」

◎NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(左)、須藤ゲームキャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(左)、須藤ゲームキャプテン

○ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「本日勝てたことはとても喜ばしいですし嬉しかったです。試合に関しましては、レフリーとコミュニケーションが上手くとれました。ここ二、三週間上手くいっていないところで、この試合では上手くコミュニケーションがとれたことが良い結果に繋がったのではないかと思います。ただ試合には勝ちましたが、良いパフォーマンス、良いプレーができていればもっと嬉しい勝ちになった。もう少し自分たちのチームとして成長する余地があると感じています。ディフェンスに関しては、素晴らしい強いディフェンスができていたと感じています」

○須藤拓輝ゲームキャプテン

「まず勝てたことはすごく良かったです。ただ自分たちの力をしっかり100%出せていないという反省が残る試合だったと思います。この4試合目でまだまだステップアップしているということですが、最後のところで取りきれていなかったり、ペナルティが少し多くなってしまった部分に関しては改善の余地があると思います。二週間後パナソニック戦ということで昨年一位のチームなので、しっかりと準備をしてまたいいゲームをやっていきたいと思います」

──今までのチーム編成、作戦を変えてチャレンジしていますが、もっともっと戦術的なものを監督は求めているか?

○ペニー ヘッドコーチ
「特に戦術に関しては今回切り替えたりとかそういったことはなく、今までやってきたことを更に成長させていく形でやっています」

──次回パナソニック戦なので是非この良い上り調子で勝ちをおさめてほしい。

○ペニー ヘッドコーチ
「ありがとうございます」

(記事:佐藤 裕亮)

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