トップリーグ 2016-2017 第5節 記者会見レポート(ヤマハ発動機 47-14 リコー)

トップリーグ2016-2017 第5節
2016年10月1日(土)14:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
ヤマハ発動機ジュビロ 47-14 リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、馬渕キャプテン

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、馬渕キャプテン

神鳥裕之監督

「今日はありがとうございました。我々としては、トップリーグのトップであるヤマハさんにどれだけできるかと臨んだ試合でした。結果、完敗でした。前半、入りのところでトライを獲られ、フィジカルでもブレイクダウンでプレッシャーを掛けられました。結果的にヤマハさんのリズムの試合になってしまったのは反省点です。後半、それで終わらせないプレーができた点は成長だと思います。切り替えて次の試合に備えたいと思います」

──要所では良いプレーができたと思われるが?

「スクラムに関しては、向こうも強みをもっているので、前半は当たり負けしたが、後半は良くやってくれたと思います。ブレイクダウン周りのフィジカルなプレーでは、身体の強さとか、非常にヤマハさんの強さを感じました」

──松橋選手を交代させたのは?

「本当に良い動きをしてくれました。この後も活躍させたいので、無理させませんでした」

──どこが去年と違うのか?

「我々の強みはディフェンスだと思います。粘り強くフェイズを重ねられても、反則せず守り切ることができてきました。ただ、今日は敵陣に入って戦うプランでしたが、前半、ディフェンスが破られ、数少ないチャンスにプレッシャーを掛けられ、ボールを手離してしまったと思います」

馬渕武史キャプテン

「今日はどうもありがとうございました。前半は自分たちのペースがつかめず、反則も多くて流れを作れませんでした。ヤマハさんの強いFWの足を止められませんでした。切り替えて、来週の神戸戦に向けて頑張っていきたいと思います」

──スクラムでプレッシャーが掛かったのか?

「うちとしては、ヤマハさんがヒットした後に力強くプレッシャーを掛けて来るので、意識していましたが、想像以上にセカンドプッシュが強かったです」

ヤマハ発動機ジュビロ

ヤマハ発動機ジュビロの清宮監督(右)、日野ゲームキャプテン

ヤマハ発動機ジュビロの清宮監督(右)、日野ゲームキャプテン

清宮克幸監督

「リコーさんは勢いに乗ると非常に厄介なチームですから、こちらとして考えたのは、先制点を取って終始リードした試合を行うことでした。ヤマハにとって願ったり叶ったりの展開で、ボーナスポイントも取れたし、近鉄戦などで序盤に脚の怪我が3人出たが、今日は怪我人も出ず、良かったと思います」

──ヤマハは怪我人が少ないが?

「コンディショニングコーチ、ストレングスコーチたちの仕事が確立して、結果として表れています。怪我人はある程度コーチングで防衛できます。メディカルスタッフが怪我の予防から入ってくれて、上手くいっています。身体の作り変え、筋肉をどう強化するか、どれだけの走行距離でシーズンを迎えるかなど、今年で言えばほぼ怪我人が出ていません。チームづくりが上手くいっているポイントだと思います」

──序盤戦、5連勝だが?

「そんなに展開も開いてないし、反省すべきところも多いです。つまり、伸びしろがまだまだあるということです」

日野剛志ゲームキャプテン

「今日は非常に勢いのあるリコーさん、(と、言いかけたところで、清宮監督から『言ったよ』と、ダメ出し。『関西人なんで、ボケているんです』と、さらに突っ込まれ)すいません、フォローして頂いて。(と、切り返し、報道陣爆笑)受けに回らず、相手どうこうより、自分たちが走れるかだと臨んだ試合でした。キャプテンのいない非常事態にしっかり5ポイント取れたのは良かったです。後半、獲られたので、反省することは反省して次に向かって頑張って行こうと思います」

──ヤマハは怪我人が少ないが?

「ここ数年、コンディショニングコーチ、ストレングスコーチの指導の下、しっかりトレーニングをするようになり、怪我をしなくなりました。クラブハウスも新しくなり、ケアする施設も整ったことも大きいです」

──スクラムは?

「リコーさんは我慢してくるスクラムで、要所を締めてなかなか圧倒できませんでした。各チームが対策してくるが、それに負けずに強くしていきたいと思います」

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