トップリーグ 2016-2017 第15節 レポート(NTTコム 27-17 クボタ)

トップリーグ2016-2017 第15節
2017年1月14日(土)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 27-17 クボタスピアーズ

クボタスピアーズ

ルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

ルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「今日の試合は両チームともすばらしいコンテストでした。後半は、最後の10分に流れを変えることができたのに、チャンスを失ってしまい残念です。NTTコミュニケーションズのチームに『おめでとう』と言いたい。これで今シーズンの試合は終了しましたが、来シーズンにつながるように、チームのいいところ、修正すべきところをよく見て、しっかり改善していきたいと思います」

──今シーズンを振り返って、クボタとしてのチームの強みを出せたと思いますか?

「今シーズンは新しいスタッフや新しい選手が多かったので、シーズンのスタートはスローペースになりました。しかし、11月のウィンドウ・マンスの後には、いい意味で、少し違うチームになれたと思います。いいシチュエーションからのアタックはクボタの強みとなりました。ラインアウトのプレーも成長し、一時期はラインアウト獲得率がトップリーグ1位にもなりました。今日の試合ではスクラムで圧倒できたときもありましたが、この試合が初めてのことだと思います」

立川理道キャプテン

「ヘッドコーチが言った通りです。後半の大事な時間帯にNTTコミュニケーションズにいい流れをつかまれてしまうことによって、クボタに試合の流れがつかめなくなってしまいました。NTTコミュニケーションズがいいゲームをしたと思います。最後の10分に、もう1回試合の流れを変えられなかったのは自分達の力のなさだと痛感しました。この点を反省して、来シーズンにつなげていきたいと思います」

──シーズンを通じてなかなかチームとして安定できなかったシーズンだったと思いますが?

「安定したパフォーマンスを出せなかったシーズンでした。ルーキーや新戦力の選手達にとっては、これをいい経験にして、次シーズンは全員がトップ4に入る気持ちを持って練習するようにできれば、チームとして安定した力を出せるようになると思います。こういったことをチーム全員にフィードバックして、来年につなげていきたいと思います」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

ペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「今日はいい試合をお見せすることができました。チームリーダーのすばらしいリーダーシップとリーダーの責任感あるプレーのお蔭です。大変うれしく思います」

──トップリーグの後半戦のパフォーマンスからはトップ4も狙えるレベルへの手ごたえもあったのでは?

「3年前にヘッドコーチとして着任した時はチームの変革期だったと思います。先ほども言ったようにリーダーシップをうまく発揮すればこれからチームを変革することができると思います。チームとして成長していける可能性があるので、これからがとても楽しみです」

金正奎キャプテン

「今日はチームとして1年間やって来たことをしっかり出そうと言って臨みました。15試合を終わって一番強くなったチームになろうとやってきましたが、選手だけでなくチームスタッフなど皆さんのお蔭でこういう結果にでき、素晴らしいと思います。皆様に感謝したいと思います。最終戦で1年間の集大成が出せたことは良かったと思います。チームメイトを誇りに思います」

──今シーズンのチームの総括としてはどう考えますか? また、ウィンドウ・マンス明けをうまく乗り切れたと思いますが、何が良かったのでしょうか?

「シーズンを通じてチーム力をいかに出せるようになるかには、リーダーがゲームでのリーダーシップを発揮することが重要だったと思います。私はシーズン前半にはケガで試合に出られない状況が続きましたが、私がいない時もHO須藤拓輝やWTB鶴田諒らがいいリーダーシップを発揮してくれました。縁の下の力持ちという言葉が適切かどうかわかりませんが、彼らがリーダーとしての経験を生かしてチームが成長していけたことが良かったと思います。また、ウィンドウ・マンス明けの時期も、サントリー戦、豊田自動織機戦とつまずきましたが、自分たちがやることにフォーカスをおけたことが、乗り越えられた要因だったと思います」

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