トップリーグ 2017-2018 第4節 レポート(NEC 12-29 神戸製鋼)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第4節
2017年9月8日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 12-29 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセルHC(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセルHC(右)、瀧澤キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「良い試合でした。選手のパフォーマンスは良かったと思います。神戸さんは開始15分でプレッシャーをかけて来ました。ハーフタイムにしっかりシステムを全うしようと言って、そこはできましたが、神戸さんに我々のプランを乱され、ボールキープできませんでした。前半、ポゼッションできずに、スコアできなかったことが後半にも影響しました。後半はNECの良いディフェンスができましたが、長い時間ディフェンスしなければならなかったことは反省点です。我々はアタックできないチームだとは思っていません。バイウィークには、この数試合を振り返って反省し、リグループ(立て直し)したいと思います」

瀧澤直キャプテン

「7時30分開始というゲームはなかなか難しいものがありました。しかし、試合開始前から本当に多くの方がいらしてくださって、嬉しかったです。白いワイシャツ姿の会社帰りの方も多く、来てくださったことに感謝します。グリーティングタイムも良くできていて、すごく良かったです。ゲームは開始15分で傾いてしまいました。21点をどう詰めるかという状況にしてしまって、後手後手に回ってしまい、追う立場になってしまったのが負けの原因だと思います。色々良い所もあったし、反省点もありました。NECは前半のような得点差をつけられるチームだとは思わないし、後半にそれを示せたと思います。強い神戸さんから学んでいきたいと素直に思います」

──前半12分の山中選手のインターセプト・トライは?

「あるいは、勝負の綾だったかと思います。パスを出した木村が悪いとは思わないし、あのパスが届いていたらトライになっていたかも、というプレーでした。タラレバを言っても仕方がないが、14-0になった時に21-0にしないようにするのがリーダー陣の役割で、そうなってしまったところは反省点です」

──負けの要因はブレイクダウンか?

「ブレイクダウンより、自分たちのアタックでミスが出たと思います。素直に神戸さんは得点し、ぼくらはボールを失ったのがまずかったと思います」

──5次、6次のフェイズでミスが出たのは神戸のプレッシャーのせいか?

「難しいところです。スキル不足、思ったよりスリッピーだったと言えばそれまでの話です。ボールを放さずにキープした場面はトライになっているので、それを大事にするのが、どれほど重要か考えたいです。8次、9次でトライを獲るつもりならボールを落とさないだろうし、マインドセットできたら良かったと反省しています」

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイHC(右)、前川キャプテン

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイHC(右)、前川キャプテン

ジム・マッケイ ヘッドコーチ

「まず、選手のことをとても誇りに思います。4週間の努力に対し、とても良い結果だと思います。チームはゆっくり成長している途中で、今日もいくつかのエリアでは上手くいかないものの、一丸となって戦ってくれました。NECさんは、最初から最後まで諦めず、タフな試合をしてくれました」

──50分まで21-0とリードしていたのに、結果的にボーナスポイントを取れなかったが?

「残念ですが、結果は出せたし、4ゲーム終わって誇りに思います。ただ、正直に言えば、今日もエリアの取り方など、自分たちが成長しなければいけない部分が多々あると思います」

──重選手の評価は?

「重選手も清水選手も、バックス二人が大きな成果を出してくれています。今晩、重はタックルもしていたし、ハードワークしていました。マン・オブ・ザ・マッチを取れたのは良かったです。セレクションはタフな争いになっています。バックスから何人か戻って来るので、今のポジションをキープするよう願っています」

──クーパー選手はどんなファクターになっているのか?

「チームの強みとは、メンバーが長い間一緒にいて、打ち解けて動いているところです。アダム本人のもっている深い経験、プレーヤーとしてのユーティリティさはチームに貢献しています。タフな試合を戦い抜いてくれて、とても誇りに思います。トップゲームに対して、この5週間、しっかり準備できました。結果、ストロングポジションにいるのは良い気持ちです。頭を上げてさらに良い準備をしていきたいと思います」

前川鐘平キャプテン

「前半、トライを重ねたことが今日の勝ちに繋がったと思います。NECさんとは激しい試合になることは分かっていました。我慢するところは我慢できて勝つことができました。ディフェンスのところは修正して、東芝戦に備えたいと思います」

──成長しなければいけない部分は?

「トライをしっかり獲りに行こうとしていましたが、ラインアウトでミスが多かったです。NECさんはゴール前のディフェンスがかなりハードでした。そこを崩せるようになれば、僕たちはもっと強くなれると思います」

──表情がさえないのはボーナスポイントが取れなかったからか?

「勝ってはいますが、その中で課題もあります。ボーナスポイントもまだ取れると思います。自分のパフォーマンスもあまり良くなかったので」

──4戦全勝のスタートについては?

「1戦1戦を大事に戦っています。選手も試合の中で一つ一つ成長していると感じています。良い形で勝利に繋がっていると思います」

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