トップリーグ 2017-2018 第5節 レポート(クボタ 17-54 サントリー)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第5節
2017年9月23日(土)16:30キックオフ/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
クボタスピアーズ 17-54 サントリーサンゴリアス

クボタスピアーズ

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「今晩強いチームに挑むチャンスだったのですが、サントリーの激しさに苦しんで、相手のペースにはまってしまいました。多すぎるペナルティで相手の勢いを止められなくなってしまって、イエローカードが2枚も出たこともうちにとっては痛い結果につながってしまいました。
しかしポジティブに捉えられる部分もありましたし、選手・スタッフ一丸となって来週に向けて準備をしていきたいと思います」

立川理道キャプテン

「前半の入りはすごく良かったのですが、ペナルティだったり自分たちのミスで流れを相手に先にとられてしまって、最後まで相手ペースの流れになってしまいました。
前半の最後と後半の入りを大事にしたかったのですが、そこも相手のほうが勢い・意識がありましたし、そこから取り返すのが難しくて、最後までズルズルと相手のプレッシャーに負けてしまったのかなと思いました」

──なかなか勝ち越せずにきているわけですが、この5試合を踏まえてチームの成長をどのように評価していますか?

ルディケ ヘッドコーチ

「勝った試合では自分たちのスタイルを見せられ、よいディフェンスを見ることもできましたし評価できる試合でしたが、パナソニック、神戸、サントリーこの3チームとの試合に関しては、まだまだ改善すべき点があると思います」

──サントリーに対するディフェンス面での課題・反省点は?

立川キャプテン

「サントリーのテンポ・リズムにしたくなかったので、ダブルタックルしてスローテンポにするというところがポイントだったのですが、ブレイクダウンのところでペナルティが多くて、エリアも取れずに、ずるずるといかれたところが多くなってしまいました。
自分たちがペナルティをせずに、ゲームをすすめていけるようにすることが自分たちの課題だと考えています」

サントリーサンゴリアス

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、流キャプテン

サントリーサンゴリアスの沢木監督(右)、流キャプテン

沢木敬介監督

「最初、悪いスタートだったのですが、それを変える松島のプレーだったりとか、キックからのカウンターのかたちでいい流れをつくったりとか、いいところも見えてきました。
大事なのは、毎試合、毎試合、自分たちのスタンダードを徹底するというところだと思います」

──SHは日和佐選手を先発に起用して、後半、流選手をスーパーサブとして投入しましたが、そのねらいと評価を教えてください。

「うちのラグビーでは、日和佐がいて、流がいて、それぞれに役割があります。今日のゲームに関しては、戦術の部分で前半と後半でいつもの役割が逆だったということです。
日和佐のゲームタイムも作らないといけないと思いますし、流のゲームタイムもコントロールさせないといけない」

──クボタのディフェンスからなかなかトライをとれない場面がありましたが、それはどのように見ていましたか?

「チームとしての意思統一が明確になっていなかったところがあると思います。そういったことが明確になったので、よい勉強をさせていただきました。まずは局面でのプレー選択の判断の速さ、それを浸透させていくことと、周りの選手とのコミュニケーションをとっての意思統一が今後の修正点だと思います。

──マット・ギタウ選手をSOとして使いましたが、他の選手の状態ということもあると思うのですが、その意図はどのようなところにあるのですか?

「本当は(田村)煕をスタンドで使いたいんです(笑)。ギタウが10番に入るオプションというのも試してみたかったんです。小野が11月にジャパンに行ったりとか、そういったことを考えて、いろんなオプション・フォーメーションを試しているところです」

──パナソニック戦に向けたスパンでのプランはありますか。

「パナソニック戦に向けてというよりは、まずは目の前の1戦1戦をしっかり戦ってレベルアップしていきたいと思います」

流大キャプテン

「ありがとうございました。最初に(勝ち点)5点とれたのはすごく良かったと思います。ただ、前半開始の10分と前半の終わり方はとても反省の残る試合で、その他、総括的に見ても、たとえば今後の試合で通じるプレーなのかというところはみんなで最後のハドルで話して、また来週からレベル高くやっていこうという確認をしました」

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