トップリーグ 2017-2018 第6節 レポート(リコー 29-3 NEC)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 第6節
2017年9月29日(金)17:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
リコーブラックラムズ 29-3 NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、瀧澤キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「お互い、現在同じようなポジションのチームで、この試合には多くのプランを立てて来ましたが、リコーさんのプレッシャーを受けて機会を失ってしまい、得点に結びつけることができませんでした。我々は一週間、良い準備をして来ました。チャンスはありましたが、トライを獲り切れなかった部分を修正して次の試合に準備したいと思います。試合後、リコーのコーチと話して一致したのですが、前半はお互いディフェンシブで得点が動かない状況で、どちらが先にトライを獲るかというゲームでした。トップゲームゆえのミステイクが多く、やって来たラグビーができなかったのは残念です。次の試合は9日後のヤマハ戦ですが、しっかりこの試合で学んだことを受けて準備して行きたいと思います」

──リコーの前へ出るディフェンスに対し、どう攻めようとしていたのか?

「試合前は、リコーさんの早いディフェンスに、選手はスペースを見付けてフォワードとバックスの間に落とす作戦でした。前半は深く蹴ってしまい、カウンターを食らってしまいました。後半は風上になったのですが、ボール保持が上手くいきませんでした」

瀧澤直キャプテン

「今日のゲームは金曜ナイター5時キックオフで、プレミアムフライデーということもあり、試合初めから多くの方々に応援していただき、感謝申し上げます。前半はすごくタイトなゲームで、同じカンファレンスで直接対決して勝った方が上に立つと臨みましたが、ポイント差を逆につけられてしまいました。悔しいし、苦しいし、嫌な感じです。でも、ゲームは続きますので、次につながないといけないと思います。しっかりヤマハ戦の準備をしたいと思います」

──サヴィエティ選手のシンビンは?

「14人対15人になったところでは、こちらのディフェンスも余裕があった訳ではないので、何らかの影響はあったと思います。ただ、あのシーンでPGで3点取られ、1トライ1ゴールで10点差になりましたが、大きいと言えば大きいし、1本で良く凌いだとも言えると思います。バランスが崩れたと言われれば、そうなんだろうと思います」

リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、山本ゲームキャプテン

リコーブラックラムズの神鳥監督(右)、山本ゲームキャプテン

神鳥裕之監督

「今シーズン最後のナイトゲームで沢山の方がお見えになり、このような環境で試合できましたことに感謝します。試合前はディフェンス勝負と考えていましたが、選手たちが実行してくれました。私としては、今シーズンのベストゲームでした。また、試合は続きますので、次のトヨタ戦に向けて、しっかり準備して行きたいと思います。ありがとうございました」

──タマティ・エリソン選手の13番は?

「シーズン当初からもっていたアイディアで、有効だったと思います。タマティの得意なポジションで、どこかのタイミングでやろうと考えていましたが、今日は良く機能していました。本人も楽しんでプレーしていました」

──上位のチームに2敗し、大事な試合だつたが?

「あと一つ星を落とすと厳しいことは十分分かっていました。我々の目指すトップ4に入るには、残りの試合は本当に落とせないと臨みました。チームの成長としては、我々の強みである、セットプレーで幾つかNECさん相手にもできたところだと思います。チームとして、困った時に立ち戻れるポジションができたと思います。サントリー戦で、まだ、我々の足りないところが良く分かったので、修正して行きたいと思います」

──松橋選手のリザーブ起用は?

「今後の試合を考えてのことです。当然、スタートで出るべき選手ですが、リザーブでもインパクトプレーヤーとして十分機能してくれました。去年もインパクトあるデビューを飾ったので、当然、マークも厳しくなります。また、彼のパフォーマンスを見せて行けたらと思います」

──濱野選手が良いディフェンスを見せたが?

「良くやっていると思います。チョップタックルと言う相手の足下に入るタックルを、身体の小さい彼が、その強みを生かしてやってくれています。プレー以外の部分でも発言が増えて来ています」

山本昌太ゲームキャプテン

「金曜ナイターで、多くのファン、会社の皆様が来てくださって、良い雰囲気でゲームができました。ディフェンスで、相手をノートライに抑えられたことも、自信になりましたし、まだ課題もありますので、次のゲームに繋げたいと思います」

──濱野選手のキャラクターは?

「グラウンドに立つと、2年目ですが、先頭に立ってくれます。オフ・ザ・フィールドではいじられキャラです。真面目すぎるくらい真面目で、これからチームを引っ張って行く選手です」

RELATED NEWS