トップリーグ 2017-2018 総合順位決定トーナメント5位決定戦 レポート(東芝 17-41 神戸製鋼)

ジャパンラグビー トップリーグ 2017-2018 総合順位決定トーナメント5位決定戦
2018年1月14日(日)14:00キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
東芝ブレイブルーパス 17-41 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、カフィ キャプテン

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、カフィ キャプテン

瀬川智広監督

「シーズン最後の試合で、何とか勝って自分たちの試合にしたいと臨みましたが、神戸さんのラグビーが非常に良く、非常に残念です。しっかり準備してきたのですが。来シーズンは優勝に絡めるようになりたいです。今シーズンはありがとうございました」

──選手は疲れていたのか?

「疲れもあったのかなあと思いますね」

──パスミスも多く、モチベーションが下がっていたのでは?

「東芝が過去の王者で、サントリーさん、パナソニックさんのようなマインドになっていないのが問題です。当然、技術的なもの、戦術、戦略上のことも大事ですが、簡単なミスには関係ないです。後半の後半で獲り切ることができましたが、80分できたかと言うと、そうではない。全員が今年のサントリーさん、パナソニックさんと同じくらいのマインドを持てないと。来年は最後の記者会見で、日本一のマインドのことを話せるようにしたいと思います」

──日本一のマインドとは?

「サントリーさん、パナソニックさんの準備については、正直、分かりませんが、僕らは1年間多くの時間を費やしてやってきたことはできたが、チームとして、試合に出る者と出ない者が全く同じ気持ちで臨めたかと言うとまだまだだと思います」

──やろうとしてきたラグビーは?

「良くなってきたこともあるし、改善しなくてはいけないこともあります」

リチャード・カフィ キャプテン

「とても残念な結果です。このチームはハートを持って、プライドを掲げているチームでした。神戸さんはとても良かったです。前半、たくさんのエラーが出て、勢いを与えてしまい追い付けませんでした。ハーフタイムにゲームに入ろうと言いましたが、ソフトなトライも与えてしまい、こちらはトライの機会を活かせませんでした」

──選手は疲れていたのか?

「自分たちの準備はとても良かったのですが、自分たちのラグビーを遂行できませんでした。良いチームにボールを与えてしまうと勝てません。とても残念ですが、選手にも責任があると思います」

──会社も非常に苦しいシーズンだったが?

「会社の業績はラグビーに関係なかったです。チームの皆が集まって、試合になればラグビーにフォーカスするスタイルですから。前のシーズンとはラグビーを大幅に変えたのですが、選手たちに正確に落とし込むのに時間がかかり、シーズン当初は負けが込みました。優勝に絡めなかったのはとても残念ですが、とても良いラグビーが最後にはできるようになり、来年はもっと良くなると思います」

──ウィンドウマンス以降、強かったが、4強に残れなかったのは?

「今日よりもっと精神的に良い準備を全てのゲームですることが大事だと思います。サントリーさん、パナソニックさん、ヤマハさんはたぶん、良い準備をして来たのだと思います。グラウンドでは、このチームはとても十分なパフォーマンスが出せましたし、去年、瀬川さんにキャプテンをしてほしいと言われた時、優勝できるチームだと感じましたが、残念ながら越えられない部分もありました。来年こそキャプテンとして学んだことを生かして、もう少し良い結果にしたいと思います」

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイ ヘッドコーチ(右)、山中ゲームキャプテン

神戸製鋼コベルコスティーラーズのマッケイ ヘッドコーチ(右)、山中ゲームキャプテン

ジム・マッケイ ヘッドコーチ

「最初に、東芝さんに素晴らしい試合をありがとうと伝えたいと思います。伝統的に、東芝さんと我々は良い勝負をして来ており、そういう相手に勝てたことがとても誇らしいです。今日のためにたくさんの選手、スタッフが努力してくれて、感謝しています。リコー戦も勇気あるプレーをしてくれました。それ以上に、勝ち切って終われたことは、結果として良かったと思います」

──優勝するためにはどの辺りが欠けているのか?

「サントリーさん、パナソニックさんは、毎試合安定したパフォーマンスをして、それが強さです。神戸はキヤノン戦のように負けた試合ではスタンダードが下がっています。波がちょっとあったかと思います」

山中亮平ゲームキャプテン

「今日は、高い順位で終わろうと、優勝はないんで、とりあえず5位になろう、少しでも上げようと努力して、来季に繋がる良い試合ができたと思います」

──シーズン最後、上に行きたいというモチベーションは?

「今週に限っては、なぜ試合をするかがテーマでした。優勝はないですし、一人一人が考えて、チームメイトのためだとか、引退する選手のためだとか、いろんな人たちがいるので、それを見倣って他の選手のモチベーションがものすごく上がって、この結果にも繋がったのかなと思います」

──ボールを保持する時間が長かったが?

「ウチは外側でもゲームできるし、ボールキープすれば良いアタックができると思っていました。ロングキックで敵陣奥で試合を進める戦術も良かったと思います。前半はディフェンスも良かったのですが、後半は点差もあったし、ちょっと悪くなって、最後はちょっと崩れた部分もありましたが、全体的には良かったと思います」

──ご自身では?

「まずは、しっかりと上の順位で終わる。試合に出られないメンバーとか、引退する選手の思いとか、試合に出るメンバーがしっかり考えて80分やろうと思っていました」

──本業ではいろいろあったが?

「全くなかったです。ラグビー部に関しては、すごくラグビーに集中できたし、それによって結果が変わったことはなかったです」

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