トップリーグカップ2018-2019 プール戦 第1節レポート(東芝 49-27 豊田自動織機)

ジャパンラグビー トップリーグカップ 2018-2019 プール戦 第1節
2018年11月10日(土)11:30キックオフ/東京・町田市立野津田公園陸上競技場
東芝ブレイブルーパス 49-27 豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズ

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ(右)、河合ゲームキャプテン

豊田自動織機シャトルズのホールデン ヘッドコーチ(右)、河合ゲームキャプテン

レオン・ホールデン ヘッドコーチ

「今日の試合は上がり下がりの多い試合でした。キーポイントは前半17分のプレーでした。敵陣ゴール前に攻め込みましたがトライを取れずにターンオーバーされ100m戻されて逆にトライを取られました。うちがトライを取っていたら10-7と逆転していたところ、東芝に14-3とリードを拡げられたシーンです。トップリーグで一番してはいけないプレーでした。今日出場した選手の多くは、ここ3-4か月試合に出ていなかった選手です。今日の試合には勝てませんでしたが、ハーフタイム以降はトライ数では4トライ対4トライでした。選手達がいい勇気を出してくれました。次の試合が楽しみになりました。今日は若い選手を多く起用しました。特にPR高橋信之はまだ20歳です。彼の今後の成長のためにいい経験となったと思います」

──チームとして、このカップ戦の目的はどこに置いていますか?

「これまで試合に出ても試合時間が少ない選手が多くいました。このカップ戦の試合で選手に試合の経験を積ませることができます。トップチームの試しをするためにも練習を頑張ってやることができます。また、12月のトップリーグ順位決定戦への準備の時期ともとらえています。このカップ戦の経験がそこにつながることを楽しみにしています」

──11月の練習はこのカップ戦を中心に考えていますか? カップ戦と、12月の順位決定戦のどちらに重きを置いていますか?

「まずはカップ戦のチームに重点を置いてやっています。今週は自分達のチームにフォーカスをおいてやってきました。若い選手には対戦相手についてなどの知識を与え過ぎず、また東芝もいつものリーグ戦とは違うチームになってくるので相手チームにフォーカスをおくよりも自分たちにフォーカスするようにして試合に臨みました。ケガ人も多いのでここを乗り切って、次のカップ戦2試合で自信を得たいと思います。カップ戦を戦えることはチームにとってはいいのですが、例えば、神戸製鋼はカップ戦3試合ともホームの試合ですが、うちはアウェイの試合が2試合あります。アウェイの試合ですと1泊しなければならず準備も大変です。こういった点についても問題提起をさせてほしいと思います」

河合航 ゲームキャプテン

「今日の試合に向けて、ボールキープをしっかり継続しようということで練習をしてきました。練習でやったことを試合でやりきろうと臨みました。ヘッドコーチが言ったように今日の試合ではちょっと波がありました。落ちたところを東芝に狙われ、トライまで持っていかれました。若い選手や久々に出た選手が多く、今日の試合は勉強になったと思います。次のステップに向けてチームのレベルを上げていこうと思います」

──橋本選手自身は久しぶりにゲームキャプテンを務めましたがいかがでしたか?

「チームが乗っているときにはトライも取れて、自然に行けました。しかし、タックルミスが出て落ちている選手もあり、もっと選手が自信をつける必要があると思います。キャプテンとしてもっと声を掛けることが必要だと思いました。今日の試合が初めて試合になる選手や久々の試合になる選手にとっては緊張もあったと思いますが、本人たちにはいい勉強になったと思います」

東芝ブレイブルーパス

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、橋本ゲームキャプテン

東芝ブレイブルーパスの瀬川監督(右)、橋本ゲームキャプテン

瀬川智広監督

「今日は、カップ戦という新しいレギュレーションの試合で、多くの若い選手にとって試合機会を得ることができとてもよかったと思います。それぞれの選手にとって、またチームにとって至らなかったところをしっかり練習をして、さらにゲームの機会を増やすことができればいいと思います」

橋本大吾 ゲームキャプテン

「今日は今まで試合に出られなかった選手たちがゲームに出て、いいフェーズを出すことができたことは良かったと思います。後半はいいかたちに持ち込めずに織機にスコアさせてしまうことが多かったので、この点は修正したいと思います」

──橋本選手自身、今日は今シーズン起用が多かった1番でなく、フッカーとしての出場でしたがいかがでしたか? また、ゲームキャプテンとしてチームを率いていかがでしたか?

「後半途中に湯原さんに入替えで交替しましたが、特に湯原さんのスクラムでのうまさを見て、『僕はまだまだだなあ』と思いました。しかし、僕の持ち味であるフィールドプレーでの良さを出して頑張っていきたいと思います。これまでの試合で1番の経験をしたことが、2番でのプレーに生きていると思います。今日は若手中心のメンバーでしたが、僕がゲームキャプテンとしてやることに賛同してくれる選手が多く、皆がやろうとする気持ちが出て、ゲームキャプテンとしてやりやすかったです」

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