トップリーグカップ2018-2019 プール戦 第2節レポート（リコー 10-14 サントリー）

ジャパンラグビー トップリーグカップ 2018-2019　プール戦 第3節
2018年11月17日（土）13:00キックオフ/神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場
リコーブラックラムズ 10-14 サントリーサンゴリアス

10-14と僅差で逃げ切ったサントリー

好天のニッパツ三ツ沢球技場。両チーム子供達の花道から両選手がグラウンドに飛び出し、13時にキックオフ。開始早々からリコーの好ディフェンスが光った前半だった。先にスコアしたのはサントリー、12分スクラムから展開し、ラック連取で15番尾崎がトライ。10番マットのゴール成功0：7。一方リコーは18分、ＰＫからラインアウトでゴール前に迫り、ラックから出たボールをつないで1番眞壁がトライ。15番ブライスのゴール成功。7：7．さらに前半終了間際には15番ブライスがＰＧを決め10-7とリコーが3点差をつけて前半を折り返した。

後半、先にスコアしたのはサントリー、2分CTB村田がトライ。10番マットのゴール成功で10
14と逆転した。
その後一進一退を繰り返し、両チーム攻め切れないまま残り２分、リコーはサントリーゴール前に攻め込み逆転のチャンスをつかんだが、反則を犯しノーサイド。両チームのディフェンスが良く、僅差の好ゲームだった。しかし、スクラム、モールではサントリーが優位だったが、両チームミスもあり共に次試合への課題が見えた試合だった。

マン・オブ・ザ・マッチは、攻守に存在感を示したサントリーのマット・ルーカス選手が選出された。

リコーブラックラムズ

神鳥裕之ゼネラルマネージャー 兼 監督

「まず、素晴らしい芝の状態で試合ができたことに感謝いたします。今日の試合は、まず相手陣深くまではリズム良く行けたが、最後アタックミスで取り切れなかったことがスコアの差になったと思います。今後の試合はその部分を強化して臨みたいと思います」

──カップ戦第2節目だが、この大会についてのイメージは？

「新しい大会へのチャレンジと12月の順位決定戦へベストで望むためのステップとし、若い力を見て全体のチーム力アップにつなげたい」

──カップ戦の意義はどう感じているか？

「チームの底上げ、刺激、経験で全員がレベルアップするには良いと思う。神戸戦に向けての良い経験ができた」

濱野キャプテン

「今日の試合は、アタックの仕掛けを素早く、ディフェンスでは低く早いタックルといったマインドセットをして望んだが、結果的に点を取りきれなかったのは、ミスがあったからだと思うので、次の試合はミスをしないプレーをできるよう対応したい」

──12月の順位決定戦への対策は？

「1ｓｔステージでの課題への対応やタックルの精度アップ、一つ一つのプレーを各自がミス無く確実に行うことが良い結果につながるので特に強化したい」

──カップ戦の意義はどう感じているか？

「この1ヶ月はeat kobe! をチームテーマとして練習してきた。リーダーシップをもって、さらにチームのプレー精度を高めて対戦したい」

サントリーサンゴリアス

沢木敬介監督

「勝つには勝ったが、それほど悪い出来では無かったが、レフリング含めいろいろな意味でストレスの溜まる試合内容だった。特にスクラムの組み直しが多く感じた。試合ではお互いにコントロールできる部分もあるが、ラグビーの質をもっと上げるためにも、お互いに試合後もレビューしながら常に成長しながらベストなラグビーをするべきだと思う」

──カップ戦の印象は？

「この時期は、12月順位決定戦へのプランニングと準備がメイン。若手育成と試合への準備を両方やらなければならない。特に、うちはメンバーが手薄で特にセンターが2名いないのでギリギリで対応した。今日の試合ではセンターのアルコック選手が良いプレーをしていた。アルコック選手はトータル的なラグビーセンスが良くサントリーのラグビーに合った選手だと思う」

──12月の試合に向けて。

「今回の試合では、スクラムやモールは良かったが、今後もコントロールできる部分をクリアにして良いラグビーを目指し次の試合に臨みたい」

垣永真之介ゲームキャプテン

「サントリーらしくゴール前など守り切ることができたと思うが、この試合で課題も出てきたので修正して次に臨みたい」

──レフリーとのコミュニケーションは？

「特にスクラムでは組み直しが多かったがコントロールできる部分では対応した」