イングランド遠征で初キャップを獲得したサントリーCTB梶村は先発メンバー入り。クボタCTB立川理とのトイ面対決も楽しみだ
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１〜８位組は勝てば４強、９〜16位組は負ければ入替戦決定
今季総決算試合が東京、熊谷、磐田、名古屋、大阪、神戸で

text by Kenji Demura

12月１、２日、ジャパンラグビー トップリーグ2018-2019総合順位決定トーナメント１回戦、計８試合が行われる。

10月20日に終了したリーグ戦の両カンファレンス４位以内のチームによる１〜８位決定トーナメントは、いわゆる“プレーオフ”と同じ意味合いを持ち、１回戦、２回戦、３回戦と３連勝して勝ち上がったチームが今季のトップリーグの覇者となる。
一方、両カンファレンス５〜８位チームによる９〜16位決定トーナメントに関しては、１回戦で敗れると、その時点でトップリーグ入替戦行きが確定してしまう、恐ろしいサバイバル戦でもある。

そんなふうに、16チームが絶対的な必勝態勢で臨む８試合は、１日の土曜日に東京、静岡（磐田）、愛知（名古屋）で計４試合、２日の日曜日には埼玉（熊谷）、大阪、兵庫（神戸）で計４試合が開催される予定。

試合会場ごとに、対戦カードをまとめておくと以下のようになる。

＜東京・秩父宮ラグビー場＝12月１日＞
NECグリーンロケッツ – コカ・コーラレッドスパークス（11:30 ９〜16位）
サントリーサンゴリアス – クボタスピアーズ（14:00 １〜８位）

＜愛知（名古屋）・パロマ瑞穂ラグビー場＝12月１日＞
Honda HEAT – 宗像サニックスブルース（14:00 ９〜16位）

＜静岡（磐田）・ヤマハスタジアム＝12月１日＞
ヤマハ発動機ジュビロ – NTTコミュニケーションズシャイニングアークス（13:00 １〜８位）

＜埼玉・県営熊谷ラグビー場＝12月２日＞
東芝ブレイブルーパス – 日野レッドドルフィンズ（11:30 ９〜16位）
パナソニック ワイルドナイツ – トヨタ自動車ヴェルブリッツ（14:00 １〜８位）

＜兵庫・ノエビアスタジアム神戸＝12月２日＞
神戸製鋼コベルコスティーラーズ – リコーブラックラムズ（13:00 １〜８位）

＜大阪・キンチョウスタジアム＝12月２日＞
豊田自動織機シャトルズ – キヤノンイーグルス（13:00 ９〜16位）

各チームにとって、今シーズンの総決算の試合となることは間違いなく、どの会場に行っても緊張感溢れる熱戦が楽しめること請け合いだ。

ヤマハ発動機PR山本もNTTコム戦で先発メンバー入り。相手の核弾頭NO8マフィを封じるためにもスクラムでプレッシャーをかけたい
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日本代表イングランド遠征組のコンディションは？
松島、立川、レメキ　マフィは先発メンバー入り

11月29日時点で判明している土曜日の４試合の登録メンバーを見ると、イングランド遠征に参加した日本代表の中で以下の選手が強行出場することになりそうだ。

サントリー／SH流大、CTB梶村祐介＝以上先発、PR堀越康介、FL西川征克、NO8ツイヘンドリック、CTB中村亮土＝以上リザーブ
Honda／PR具智元＝先発
ヤマハ発動機／山本幸輝＝先発

当然、各チームでもキープレーヤーである日本代表選手たちのコンディションと、それゆえのパフォーマンスの優劣が、運命の一戦の勝敗を左右するひとつのポイントになるのも確かだろう。

また、ケガで日本代表の遠征に参加できなかったサントリーFB松島幸太朗、HondaWTBレメキロマノラヴァ、コンディション以外の問題で日本代表から外れたクボタCTB立川理道、NTTコムNO8アマナキ・レレィ・マフィといった、ビッグマッチでビッグプレーのできるインターナショナルレベルの選手たちも揃って先発メンバー入り。

３週間に渡った日本代表の長期遠征に参加しなかったことで、逆にコンディションを整えられたトッププレーヤーたちがどんでもない大仕事をして試合を決める可能性も十分にある。

日本代表イングランド遠征２試合で先発したHondaPR具。宗像サニックス戦がトップリーグ初お目見えとなる
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