トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント1回戦レポート(NEC 43-17 コカ・コーラ)

ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント1回戦
2018年12月1日(土)11:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
NECグリーンロケッツ 43-17 コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラレッドスパークス

コカ・コーラレッドスパークスのバー ヘッドコーチ(右)、桑水流ゲームキャプテン

コカ・コーラレッドスパークスのバー ヘッドコーチ(右)、桑水流ゲームキャプテン

アール・バー ヘッドコーチ

「アリガトウゴザイマス。今日は選手達がよく努力して戦ったことを誇りに思います。ボールのバウンドがアンラッキーになったりしてこの結果になりました。責任は僕たち指導陣にあります。僕たちに判断ミスがあったと思います。今日の試合で見せてくれたいいところを来週も出せるようにして、次戦を頑張って戦いたいと思います」

──今日の敗戦で13位以下での入替戦出場が決まってしまいましたが、チームを変えていくプランは?

「ずっと勝つことを目的にしてやっています。今シーズンは未だ1つも勝つことができず悔しい思いです。ディシプリンのところが課題です。今日もコーラ自陣でのスクラムやラインアウトモールで取られています」

──CTBで日本代表で帰国したばかりのラファエレとトゥポウの2人は今日起用しませんでしたが、2人のコンディションは?

「2人とも軽いケガです。ラファエレは肩、トゥポウはハムストリングです。どちらも軽いケガですので、近いうちに復帰できると思いますが、次の試合に出られるかどうかはまだわかりません」

桑水流裕策 ゲームキャプテン

「今日の試合では勝負どころで取りきれませんでした。マイボールのときにボールを失ってしまうことがありました。後半に入り頑張ってはいたのですが、前半から反則が多かったことが敗因だと思います」

──勝負どころのセットプレーでやられたとも思いますが、どこがうまく行かなかったと思いますか?

「NECがスクラムでプレッシャーをかけてきました。また、ゴール前のラインアウトモール対策も課題です。前半の序盤はスクラムもモールディフェンスもよかったと思います。前半の最後に取られたのが痛かったです。ゴール前のスクラムでのプレッシャーでとられました。これにしっかり対応できず、スコアにつながってしまいました」

──勝負どころでのエラーと言いましたが、どういうところでしたか?

「ラインアウトではマイボールが取れないシーンがありました。スローが高かった。スクラムでは後半、前3人が替わったのですが、相手のプロップも替わり前半と同じく味方での対応ができずに押されてしまいました。それ以外ではスクラムもラインアウトも安定はしていたと思います」

──攻め込んだところで、ノックオンしたり、ターン・オーバーされたりしたシーンが多かった。

「せっかく抜けたところでノックオンしたり、トライ前でノックオンしたりすることが多かったのが勝ち切れない要因だと思います」

──今日の敗戦で13位以下での入替戦出場が決まってしまいましたが、チームを変えていくプランは?

「セットプレーではどうプレッシャーをかけるかが課題です。ボールプレーではブレイクダウンで自分たちの力を出せていないところがあります。また、ディシプリンも課題です。自分たちのやって来たことを信じて、次の試合に臨みたいと思います」

NECグリーンロケッツ

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、亀井キャプテン

NECグリーンロケッツのラッセル ヘッドコーチ(右)、亀井キャプテン

ピーター・ラッセル ヘッドコーチ

「コンニチワ。今日はチャンスを作ることができたと思います。カップ戦が終わった後、1週間今日の試合に向け準備してきましたが、亀井キャプテンを中心にしっかり準備できたと思います。今日はいいパフォーマンスを出せて、フォワードでプレッシャーをかける。フォワードでなければバックスで攻めるということができていました」

亀井亮依キャプテン

「カップ戦から、11月は今日の試合をターゲットにやってきました。ゲームの内容としては前半からスコアを積み重ねていくことができました。ディシプリンでの優位からスコアをとり、NECのかたちを出せました。今日の勝利でトップリーグ9位を狙えるチャンスを得ましたので、しっかり準備して次戦も勝ちに行きたいと思います。コーラも今日の試合をターゲットにしてきたと思いますが、うちの力をしっかり出せば勝てると信じて臨みました。自分たちも試合ごとにレベルアップできていると思います」

──NECではリーグ戦で上位に入れず、下位トーナメントでの対戦となり、万が一負けると入替戦という今日の試合に臨むことになり、気持ちの切り替えが難しくありませんでしたか?

「リーグ戦終盤ではNTTコミュニケーションズとの勝ち点の争いで下位になったのですが、結果的にはリーグ戦の開幕戦(対豊田自動織機)での敗戦が大きな反省でした。しかし、現実を受け止めるしかありませんので、カップ戦を戦っていた期間にチームとしてレベルアップしようと、チームの方向性を切り替えることでチームをまとめてきました」

──今日は立ち上がり、守りのシーンが多かったですが、『負けたら終わり』の緊張もあったのでしょうか?

「誰もそういったことは口にはしませんでした。持っているものを出せば勝てると信じて戦いました。試合に向けての練習中にはノンメンバーが敵チーム役になってプレッシャーをかけてくれて、いい練習ができました。最後のトライはまさにノンメンバーの練習のお蔭だと思います。あのシーンではリザーブメンバーの第1列が相手ボールをターンオーバーしてトライにつながりました。本当にいいトライでした」

RELATED NEWS