トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント2回戦レポート(クボタ 13-36 NTTコ厶)

ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019 総合順位決定トーナメント2回戦
2018年12月8日(土)13:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場
クボタスピアーズ 13-36 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

クボタスピアーズ

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

クボタスピアーズのルディケ ヘッドコーチ(右)、立川キャプテン

フラン・ルディケ ヘッドコーチ

「今日は残念な結果でした。プレッシャーを掛け続けることができず、私たちのゲームができませんでした。NTTコミュニケーションズは素晴らしいプレーをしたと思います。NTTコムはプレッシャーを掛け続けディフェンスをしっかり続けていました。私たちの強みはキッキングゲームで、キックした後にボールを捕って攻めることを狙いましたが、ボールを捕ることができずに終わってしまいました。あと、1試合です。今シーズンここまではいい成績を残してきたと思います。その流れをもちながら、最後はいいかたちで終らせたいと思います。次のゲームは相手がどこであれ、自分たちのプレーができなければいけないと思います」

立川理道 キャプテン

「お互い先週の試合でトップ4を逃して、今日の試合ではメンタルの面を試される試合でした。NTTコムは自分たちの良さを出してきましたが、自分たちはそれが出せず、グラウンド上でもそれを修正できませんでした。反省点を来週の試合にしっかり生かしたいと思います」

──今日の試合で修正できなかったところは?

「レフリーとのコミュニケーションです。スクラムやセットプレー、ラインアウトでのフォワードリーダーとレフリーとのコミュニケーションに課題が残りました。最後までうまく行かず、ストレスをためてしまっていたと思います」

──ディフェンスでのブレイクダウンでの反則が多かったと思いますが?

「ブレイクダウンでのレフリーとの相性が良くなかったと思います。そういったことに対して自分たちがしっかり挑戦したいと思います」

──後半(11分ごろ)、NTTコムにシンビンが出て、クボタが1人多い時間に得点をとり、クボタとして更に攻めていくところでしたが、うまく行きませんでしたが?

「あそこはゲームのあやというか、勝負が決まった時間帯でした。トライをとって1点差になった時、もう1回、クボタのシステムに戻ってアタックしなければいけませんでした。しかしそのキックオフからNTTボールになり、そのまま時間をセーブされ、スコアされてしまい、逆にシンビンの10分間の時間を使われてしまいました。大事な時間をNTTコムに取られてしまいました」

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスのペニー ヘッドコーチ(右)、金キャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「今日の試合ではチーム全員を誇りに思います。今までの中でも完璧に近いパフォーマンスをしてくれて、この結果を得たことは自信につながったと思います。この先のさらなる成長につながる試合だったと思います」

──今日のチームはこれまでより一段と良くなったと感じましたが、良くなった点はどこだと思いますか?

「キックオプションでいいかたちができていました。10番のジュンペイ(小倉順平)だけでなく、12番のラウララと、二人がいいキックを蹴れるので、キックオプションが増えたことで10番のジュンペイへのプレッシャーが減り、ジュンペイが動きやすくなったと思います。いままではキックスペースを有効に使うことがあまりできていませんでした。ディフェンスでのプレッシャーをなくすことにもつながり、アンストラククチャーからのアタックにも生きました。もう一つ称賛に値するのはフォワードです。クボタのフォワードは強いのですが、今日のうちのフォワードはそれをよく制圧できたと思います」

金正奎キャプテン

「ロブと同じ思いです。自分達の出したいことを80分間出し続けることができました。試合に出なかったノンメンバー、スタッフたちと一緒に1週間、いい準備をしていい結果を得ることができました。全員でこれを誇りに思いたいです。80分間、小さな積み重ねをしていこうと言い続けてきましたが、1週間通して練習してそれを意識できたと思います。勝てて良かったと思います」

──後半、イエローカードを出され、クボタに1本取られ点差を詰められましたが、その後、NTTコムが2本取り返し試合の流れを決めることができたと思います。チームとしてどういったコンセンサスがあったのですか?

「シンビンで一人抜けたのですが、(あの10分間)全員でハードワークし続けることができました。寝たらすぐ立つなどの小さな積み重ねができました。ここで受けに回らず、アグレッシブなディフェンスとアタックで挑戦し続けることができた結果、いい形になってトライを2本取れたと思います」

RELATED NEWS