バローグループ presents 日仏ラグビーチャリティマッチ2019〜FOR ALL 復興〜レポート(トップリーグ選抜 29-50 ASMクレルモン・オーヴェルニュ)

バローグループ presents 日仏ラグビーチャリティマッチ2019〜FOR ALL 復興〜
2019年2月2日(土)14:00キックオフ岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場
トップリーグ選抜 29-50 ASMクレルモン・オーヴェルニュ

ASMクレルモン・オーヴェルニュ

ASMクレルモン・オーヴェルニュのアゼマ ヘッドコーチ(左)、ジェドゥラジアック キャプテン

ASMクレルモン・オーヴェルニュのアゼマ ヘッドコーチ(左)、ジェドゥラジアック キャプテン

フランク・アゼマ ヘッドコーチ

「こんにちは(日本語)。(以下通訳あり)今日は日本に滞在できて大変感謝している。すばらしい体験ができ、日本の文化を学んでいる。その文化をラグビーの中でも拝見することができた。日本のラグビーがどんどん成長していることを、プレーの正しさ、正確さにより拝見することができた」

ポール・ジェドゥラジアック キャプテン

「今回は快く受け入れていただき感謝している。試合に向けていい準備ができた。私は一度日本と試合をしたことがあり、覚悟していい準備ができ、的を絞った準備により良い結果につながったと思う。今日の対戦相手は特にいいチームだった」

──今日の相手メンバーで特に気になった選手は?

アゼマ ヘッドコーチ

「チーム全体が均等にバランスがとれていて良かった。どのポジションもいい選手だった。中でも9番(日和佐選手)、15番(山中選手)が印象に残った。フロントローも機動力があった。一つ一つの動作、プレーの正確さがすばらしかった」

ジェドゥラジアック キャプテン

「試合が終わったばかりでまだ誰とは言えない。チーム全体として早くて正確だった。しいていえば20番(ナエアタ選手)のフィジカルが強かった。また、スクラム、ラインアウト、モールもしっかり組まれていた。

──たくさんのファンからの声援があったがいかがでしたか?

アゼマ ヘッドコーチ

「正直に申し上げて、これだけお客様が入るとは思わなかったので、驚いた。ワールドカップが近づくにつれて日本でも人気が出てきているのを感じた。ワールドカップに向けて日本も向上していることを思えば、これから盛り上がり、人気が上がっていくのではないか」

トップリーグ選抜

トップリーグ選抜のディロン監督(左)、日和佐キャプテン

トップリーグ選抜のディロン監督(左)、日和佐キャプテン

デーブ・ディロン監督

「(以下通訳)いい週だった。水曜日に集まりそこから練習をしたが、素晴らしい選手、トップリーグのいろいろなチームから集まってもらうことができて嬉しかった。練習は長くはできなかったがよく頑張った。今日も2トライをとられた後、良い姿勢をみせることができた。このチームに参加できて誇りに思っている。震災にあった方に対して貢献できてうれしい。クレルモンは身体が大きく強いチームだった。トップ14にいるのには理由がある。キャリー能力の高い選手が多くいた。今日は選手を誇りに思う。(日本語で)ありがとう」

日和佐 篤キャプテン

「まず初めにチャリティマッチを開いていただいてありがとうございます。才能ある選手が揃う中で主将ができ大変光栄であり嬉しく思う。大震災や自然災害で被災された方にお悔やみ申し上げます。ラグビーというツールを通じて、被災者やそのほかの方々になにかを感じてもらえる試合がしたいということで3日間いい準備ができた。クレルモンは大きくてフィジカルが強いチームでした。我々もいいアタックができた場面もあったが、食いこまれた面もあった。しかし、才能ある選手達のプレーを誇りに思うし、準備してきた部分もたくさん出すことができて、見ている方々には楽しいゲームだったと思う」

──神戸の基本的スタイルを踏襲したのか、選手を見て変えたのか?

ディロン監督

「良い質問ですね。準備が短かったので、選手達の意見を聞いて選手がやりたいことをやった」

──自分のアピールとしてどのような気持ちでやったのか? また普段一緒にやっていないメンバーだが印象に残った選手は?

日和佐キャプテン

「すごく高いモチベーションを持ってやった。もちろんジャパンを目指しているし、今回のチームメートの中にもたくさんいた。その中でお互いアイディアを出しあい、良いチームにする方向性を持って取り組み、負けはしたがいい試合ができたと思う。みんな才能ある選手だった。個人的には田村煕選手と久々に一緒にできてうれしかった」

──最初にあっさり2トライとられた理由は? トップ14の印象は?

日和佐キャプテン

「フィジカルの強さに圧倒された。その後、自分達もフィジカルを上げて2トライをとることができた。
大きくて強いキャリアがどんどん走りこんでくる。1人では止めきれなかった」

──ダブルタックルを短い練習期間の中で、チームでやるのは難しかったのか?

日和佐キャプテン

「練習時間が短い中でシステムを構築するのが難しかった。言い訳になってしまうが、試合中に『強い相手には2人で』という話をしたが、早い球出しをされた時に1対1になる場面も多かった」

──岐阜で国際試合が開催されたこともあり、今日は約7500人集まった。県民へのメッセージを。

ディロン監督

「岐阜は自分の地元を思い出す。川も森もきれいな場所。施設も素晴らしいので、今後も岐阜で試合をしたいと思っている」

日和佐キャプテン

「多くの方々に来ていただいて嬉しく思う。ワールドカップに向け選手一丸となって盛り上げていくので、岐阜県民の方々もラグビーを広めていっていただけたらと思う」

──自分自身のパフォーマンスはどうだったか?

日和佐キャプテン

「チームとして早いテンポでラグビーをするということだったが、自分自身としては走れていたと思うし、いい球出しもできたと思う。次に向けていい試合になったと思う」

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