LIXIL CUP 2015 セミファイナル レビュー

プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015セミファイナル速報サマリー 1/24

プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015

ジャパンラグビー トップリーグ プレーオフトーナメント
LIXIL CUP 2015
セミファイナル速報サマリー

神戸製鋼コベルコスティーラーズ 12-41 ヤマハ発動機ジュビロ
1月24日(土) 14:00 大阪・近鉄花園ラグビー場

ヤマハ発動機が6トライ奪う強烈アップセット
神戸製鋼に完全リベンジ果たし初優勝へ王手

24日、大阪・近鉄花園ラグビー場で「ジャパンラグビー トップリーグ プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015」セミファイナル第1戦が行われ、リーグ戦4位のヤマハ発動機ジュビロが首位通過の神戸製鋼コベルコスティーラーズを圧倒。
前半12分のSH矢富勇毅の先制トライを皮切りに計6本のトライを重ねて、41-12で下克上を成し遂げ、現行の4強によるプレーオフトーナメントでは初となるファイナル進出を果たした。

前半12分のSH矢富を皮切りに計6本のトライを重ねたヤマハ発動機が神戸製鋼を圧倒。41-12で快勝しファイナル進出を決めた

約1ヶ月前、昨年12月21日にセカンドステージ第4節の対戦で10-40と神戸製鋼に圧倒されていたヤマハ発動機だったが、「トーナメントでは前回負けているほうが楽。勝ったチームは次の試合で変われない。こちらは変われる。常に勝負ごとはそういうもの」(清宮克幸監督)というチャレンジャー精神の優位性も生かすかたちで、立ち上がりから一方的に攻め続けた。

前半4分。共にセットプレーにこだわりを持つチーム同士でもあり、注目されたファーストスクラムでヤマハ発動機が押し勝ち、神戸製鋼がコラプシング。
「セットピースと接点で勝つ」
FL三村勇飛丸主将がそう宣言していたヤマハ発動機はこれで完全に勢いに乗り、12分に敵陣深くでの相手ボールラインアウトを取ったSH矢富がそのまま神戸製鋼ゴールを陥れて先制。

その後も、「今日がヤマハでの自分のベストパフォーマンスだった」というCTBマレ・サウや、中園真司、伊東力の両WTB陣が今季好ディフェンスを誇ってきた神戸製鋼の守りを切り裂き、次々にトライを重ねた。

マン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を見せたCTBサウが、「ラインブレイクはFWのおかげ」と語ったとおり、何よりもFW戦で圧倒したヤマハ発動機は、絶対的な安定感を誇るFB五郎丸歩によるPG狙いも最低限にして攻め続けて、1ヶ月前に30点差で敗れた神戸製鋼に対して完全なるリベンジを果たした。
「FWで勝負してトライを取り切るという、いい流れを断ち切りたくなかった」(三村主将)
1ヶ月前の対戦で神戸製鋼に敗れてから、トヨタ自動車ヴェルブリッツ、東芝ブレイブルーパス、パナソニック ワイルドナイツに対して勝ち点5を積み重ねてトップ4入りを果たした勢いそのままに、アグレッシブに攻め続けたヤマハ発動機に対して、「接点のところで受けてしまった」(FL橋本大輝主将)神戸製鋼はまさかの完敗。
トップリーグ創設時の03-04年シーズン以来の王者への返り咲きは果たせず、日本選手権でのリベンジを目指すことになった。

ファイナル進出を決めたヤマハ発動機は、25日に東京・秩父宮ラグビー場で予定されているLIXIL CUP 2015 セミファイナル第2戦、東芝ブレイブルーパス対パナソニック ワイルドナイツの勝者と、トップリーグ王者の座を賭けて対戦することになる。
LIXIL CUP 2015 ファイナルは2月1日、東京・秩父宮ラグビー場で予定されている。

text by Kenji Demura

ラインアウトでもスクラムでも接点でも完敗の神戸製鋼。「最も大事な試合で一番悪いパフォーマンスをしてしまった」(ゴールドHC)
圧倒的な突破力で神戸製鋼DFをズタズタにしたCTBサウも「FWのおかげ」。ヤマハ発動機が力でねじ伏せた一戦となった