1節 会見リポート(東芝 24-9 神戸)

東芝 24-9 神戸   東芝 24-9 神戸   東芝 24-9 神戸

◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○増保監督

「ガマン比べを想像していましたが、非常にミスの多い試合でした。東芝が取るべきところで取り、うちが取れなかった、それだけの試合です。東芝さんには集中力があり、うちはミスが多くパニックになったところがありました。シーズン中立て直していくしかありません。キックを使って前へ出て行き、FWを疲れさせないでテリトリーを獲得していく作戦でした。若干東芝をうまく釘付けにする場面もありましたが、トライが取れませんでした。モールはFWがよく止めていました。1本くらい取られても良いというのが僕の考えです。
山本選手はよくやってくれました。ディフェンスも良くいったし、キックもノータッチはありましたが経験になったと思います。後藤選手にはあの時間帯、疲労が全体にたまるところで彼に神戸の速いリズムをつくってもらいたいと思い出しましたが、よくやってくれたと思います。長いシーズンのオープニング、東芝ともう一度当たって勝つためにステップアップしていきたいと思います。今日は悲観することはない、次の試合、またその次と結果を出しながらやって行く中で本当のチーム力がついていくと思います。次のクボタ戦は金曜日ですのでどれだけ切り替えられるか楽しみです」

○松原主将
「トライを1本でも取りたかったです。やっている中で戦術は間違っていない、ただ、後は選手しだいということを再確認しました。相手のあることですので、うまくいかないところはありましたが。(ゼブラカードは)ハイタックルへの注意でした。連続してやってしまったので、チームへの注意でした。今日はFWがまとまって東芝相手にやっていこうとしましたが、ちょっとしたミスが最終的にトライにつながってしまいました。東芝の土俵の上で試合をしてしまった感じです。11試合0点に抑えることは難しいです。トライを取れなかったことが敗因です。東芝さんは昨年と違って落ち着いてやっているなという印象でした」

神戸製鋼コベルコスティーラーズ、増保監督と松原主将 神戸製鋼コベルコスティーラーズ、増保監督(左)と松原主将

東芝 24-9 神戸   東芝 24-9 神戸   東芝 24-9 神戸   東芝 24-9 神戸

◎東芝府中ブレイブルーパス
○薫田監督

「開幕の難しい感覚、かけひきもあり厳しい難しい試合でした。気候、ゲーム感、キックの出来、スキルどれも今ひとつでゲームをぼやけたものにしてしまいました。どういう展開になるか、キーポイントを修正していきたいと思います。ただ、思ったよりボールを散らせて、FW、BKのバランスも良かったかと思います。松田選手は本当はどこでもできるプレーヤーなのでリザーブに残したかったのですが、けが人が多く先発で使わざるを得ませんでした。いてくれてありがたい、東芝のラグビーは判断することが多く彼のように経験のある選手が良い動きをしてくれて助かりました。今日は50点という点をつけましたが、これはチームへの点数です。単純なイージーミスもあり機能しなかった選手もいます。ディフェンスでは外の選手にはブレイクダウンに入るなと言いましたが、やっている選手は結構取れるという感覚だったようです。前半は非常にいやなスコアでした」

○冨岡主将
「準備してきたことがしっかり出せた試合でした。夏、オーストラリア合宿で向こうの選手にやられて嫌だったこと、彼らに対しても勝負できるサインプレー、パターンをいくつか今日も試合でうまくいってスコアにつながったと思います。満足していないが達成感のある試合でした。まず、前でプレッシャーをかけようとして80分切れなかったのが良かったです。練習からバックスにはミスが多く、まだまだ働けていません。FWが苦しい中集中してくれたと思います。広瀬選手は、人間的にもこれからの東芝の中心選手です。非常に貴重な開幕戦を任されたということを理解し、しっかり準備してくれました。今後が非常に楽しみです。体も動いていてトライも取れて良かったと思います。緒戦を取るのは重要ですのでここをターゲットにして来ました。神戸も日本を代表するチームですので真っ向勝負で勝ち点5を取ったのは良かったです。気を抜かず、ステップを積み上げて優勝に絡み、最後は優勝したいです」

東芝府中ブレイブルーパス、薫田監督(左)と冨岡主将 東芝府中ブレイブルーパス、薫田監督(左)と冨岡主将

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