セカンドステージ・第3節 グループB マッチサマリー(リコー 36-20 NTTドコモ)

リコー
ブラックラムズ
リコーブラックラムズ
36 合計 20
12 前半 15
24 後半 5
5 勝点 0
12 総勝点 4
NTTドコモ
レッドハリケーンズ
NTTドコモレッドハリケーンズ

リコーブラックラムズ 36-20 NTTドコモレッドハリケーンズ

セカンドステージ・第3節 グループB
2013年12月15日(日)12:00キックオフ/京都・西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

セカンドステージに入り3試合目、前節はNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに快勝し、さらに白星を重ねたいリコーブラックラムズと、2試合続けて1点差で敗れているNTTドコモレッドハリケーンズの対決が初冬の京都・西京極で開催された。

序盤はNTTドコモが前半2分、SO佐藤善仁のPG、21分WTB茂野洸気のトライで0-8と入りの良い形でリードしたが前半27分、リコーがスクラムを押し込みバックスできれいに展開。FB星野将利のトライで5-8と3点差に迫る。その後1トライずつ取り合い、前半は12-15とNTTドコモの3点リードで終わる。

後半、リコーが優勢にあったスクラムを拠点にしてNo.8コリン・ボーク、LOカウヘンガ 桜エモシが2トライを取り、この試合で100試合出場を達成したSO河野好光がゴールキックをきっちりと決めて26-15とリコーのペースで試合が進む。その後、NTTドコモ SO佐藤がトライを決め26-20と6点差に詰めるが後半29分、リコーは入替で入ったCTBピータース・ダニエルのPG、35分No.8ボークの2本目のトライで着実にスコアし36-20で勝利を挙げた。MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)はリコーの勝因のひとつであるスクラムを優勢に組んだPR長江有祐選手に贈られた。


● 記者会見ダイジェスト ●

NTTドコモレッドハリケーンズ

下沖正博ヘッドコーチ

「地元関西での試合、セカンドステージ第1戦、第2戦と敗れているので3戦目にかける思いは強く、チーム一丸となって挑んだがミスで自滅してしまった。しかしながら、これまで積み上げてきたものは間違っていないので目線を落とさずに次戦のための準備をしていきたい」

才口將太ゲームキャプテン

「セカンドステージ第1戦、第2戦と1点差で敗れているが、この試合では前半の入りは良く、自分たちのラグビーはできていた。後半は簡単にトライを取られ自分たちでリズムを崩してしまった。今週末に次戦があるがディフェンス力の向上、プレーの精度を高める準備を行っていく」


リコーブラックラムズ

神鳥裕之監督

「今日もありがとうございました。前節連敗を抜けた次の試合という位置づけで、重要性を持って臨みました。その試合に勝つことができたのは本当に嬉しい。それでもトライを獲った後のプレーでミスが出てしまったのは次の試合に向けた修正点としたい。勝って反省できるのは良いこと。次の近鉄戦に向けてしっかり準備していく」

──ハーフタイムにはどんな指示を?

「特に前半の入りは、見ていてもヒットしていないような状態でした。NTTドコモさんのディフェンスを見ていて、フォワード周辺のところにチャンスがあると感じたので(密集の)近場でしっかりとコンタクトしてスペースをつくっていく、そういった指示を出しました。我々のラグビーの形ではあるのですが、それにしても外に出しすぎたところはあったので、近いところでファイトしていこうと伝えました」

──マン・オブ・ザ・マッチには長江有祐選手が選ばれるなど、スクラムで強かったように見えた。そのあたりはどう見られたか?

「前半からスクラムに関しては優勢だったと思います。特に後半の入りのところがそうでした。ペナルティーゴールが狙える場所でも積極的にスクラムを選ばせていったことはありました」

小松大祐キャプテン

「前半は焦りを感じるプレーが多かったと思います。ハーフタイムには一度ゼロに戻ろうと『リセット』という言葉を使って伝えました。あとは相手よりも走れていなかったので、走ってトライを獲ろうと、シンプルに伝えました。それは実行できたと思います。
我慢すべき場面で我慢できたのもよかった。こういう試合を勝ちきれたのは次につながると思います。次の近鉄戦はチャレンジするつもりで戦います」




(写真:柳元啓志 広報担当:京都府協会 酒井弘達)

(この他の写真については、関西協会ウェブサイトでご覧いただけます)

マン・オブ・ザ・マッチはリコーブラックラムズ、長江有祐選手
リーグ戦100試合出場を達成したリコーブラックラムズ、河野 好光選手

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