ファーストステージ第7節 マッチサマリー(リコー 12-13 トヨタ自動車)

リコー
ブラックラムズ
リコーブラックラムズ
12 合計 13
5 前半 3
7 後半 10
1 勝点 4
14 総勝点 22
トヨタ自動車
ヴェルブリッツ
トヨタ自動車ヴェルブリッツ
リコー 12-13 トヨタ自動車

リコーブラックラムズ 12-13 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

ファーストステージ・第7節 プールB
2014年10月19日(日)11:40キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場

ジャパンラグビートップリーグ2014-2015ファーストステージ最後の攻防!!!

ジャパンラグビートップリーグ2014-2015ファーストステージ最終節の第7節は、晴天の秩父宮ラグビー場で第1試合はリコーブラックラムズ(プールB第6位) vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ(プールB第4位)。両チームにとってセカンドステージグループAで戦うためには絶対に落とせない一戦。

前半、リコーのキックオフで戦いの幕が開けた。
2分、リコーNo8柳川がライン参加から抜け出しトヨタ自動車のディフェンスを交わして左スミヘファーストトライ(5-0)。
そこから両チームにチャンスはあるものの、決定的なところでミスをして、ペナルティをもらってもPGは狙わずにトライを狙っていくが、試合はなかなか動かない。

39分、リコーのペナルティでトヨタ自動車10番SO文字がPGを決めた(5-3)。

後半はトヨタ自動車のキックオフ。トヨタ自動車がテンポアップして攻撃を始めたが、リコーは冷静にキックで応戦して主導権を渡さない。

9分、リコーのホールディングのペナルティでトヨタ自動車はPGを選択し、10番SO文字が慎重に決めて逆転(5-6)。

19分、トヨタ自動車5番LO北川が危険なプレーによりシンビンで10分間の退場になる。

32分、再び15人になったトヨタ自動車の怒涛の攻撃から、16番HO彦坂圭がポール下にトライ。10番SO文字がゴールも決めて突き放す(5-13)。

38分、リコー陣の22mライン手前で右から左へのライン攻撃で20番WTBロトアヘアが左隅ヘトライを奪い、15番ピータースのゴールも決まって1点差に詰め寄った(12-13)。

しかしその後は得点が動かずリコーにとっては無情のノーサイドの笛が鳴った。
マン・オブ・ザ・マッチは、試合を決定付けたトライをあげた16番HO彦坂圭克に贈られた。

勝ったトヨタ自動車ヴェルブリッツはプールB4位でセカンドステージグループAに滑り込んだ。セカンドステージは4位以内のプレイオフを目指してウインドウマンスの1ヶ月の期間でしっかり調整して欲しい。
また、負けたリコーブラックラムズはプールB6位でセカンドステージグループB。日本選手権ワイルドカードを目指して立て直しを期待したい。
(奥山 禎晴)

リコー 12-13 トヨタ自動車

● 記者会見ダイジェスト ●

リコーブラックラムズ

リコーブラックラムズ
神鳥監督(右)、滝澤選手

神鳥裕之監督

「今日はたくさんのリコー、トヨタ自動車ファンの皆様においでいただき、素晴らしい環境で試合ができたことに感謝したいと思います。我々は4トライ獲って勝つしかない状況で臨み、前半、良いトライが獲れましたが、なかなかチャンスを生かせませんでした。しかし、選手はよく戦ってくれました。今日の敗戦を糧に、次からの試合に向かっていきたいと思います」

──ストレスのたまる試合だったのでは?

「ブレイクダウン周りで、もう少しうまくさばけていればとも思いますが。試合の中での判断になるので、難しい部分です。それより、相手のプレッシャーで細かいミスが出てトライが獲れず、流れがつかめなかったことが課題です。しっかり修正したいと思います」

滝澤佳之選手(前キャプテン)

「たくさんのお客様に感謝したいと思います。結果は非常に残念です。下のリーグになりましたが、まだ戦いは続くので、頑張っていきたいと思います」

──何回かレフリングに泣かされたのでは?

「レフリングには何もありません。強いて言えば、ミスが多かったのはお互いのプレッシャーが大きかったためだと思います」

リコー 12-13 トヨタ自動車

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

トヨタ自動車ヴェルブリッツ
廣瀬監督(右)、文字ゲームキャプテン

廣瀬佳司監督

「今日はありがとうございました。トヨタ自動車としては、まず、攻めて攻めて、攻め切るラグビーをしようと臨みましたが、リコーさんに立ち上がり先制され、入りのまずさが、最後までリズムをつかめなかった要因です。暑さもあり、選手が疲れていました。しかし、最後はトヨタ自動車らしいアタックをしてくれたことを評価したいと思います。モールはしっかりディフェンスして守り切り、最後は1点差で勝つことができました」

──リコーに時間が残っていたが?

「得失点差があまりないので、できるだけ得点を取れと指示しましたが、逆にリコーさんにトライを獲られました。先週の疲れもあったし、最後は現場の選手の判断に任せました」

──ファーストステージの総括は?

「非常に怪我人が多く、苦労したファーストステージでした。本来のポジションでないところに出た選手が多く、よく戦ってくれたと思います。後半は怪我人も戻ってきてくれて、さらにチーム力を上げてくれると期待しています。FWのユニットが試合を追うごとに良くなり、パワープレーも意思統一も相手にプレッシャーを掛けられるようになったと思います。また、ディフェンスは非常に良いです。個人も文字、杉本がリーダーシップを取ってくれて、竹田も伸びてくれました」

文字隆也ゲームキャプテン

「本日はありがとうございました。フィジカルに前半から行こうとしましたが、やはりリコーさんのフィジカルがアタック、ディフェンスとも強く、神戸製鋼戦のように入りに失敗してしまいましたが、我慢して最後に勝ち切れたのは良かったと思います。セカンドステージではどこまで行けるか分かりませんが、しっかりやっていきたいと思います」

──今日の目標は?

「特に、得点とかポイントとか考えず、トヨタ自動車らしく、今持っているものをすべて出そうと声をかけました」

──最後の時間帯は?

「最後はできれば4トライでしたが、まず勝つことが優先で、セーフティリードではなかったのでとりあえず勝とうとしました」

──他ゲームの速報を待っている間は?

「やることはやったので、結果がどうなろうと、セカンドステージで頑張ろうと思っていました」

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車

リコー 12-13 トヨタ自動車
リコー 12-13 トヨタ自動車マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車ヴェルブリッツ16番、彦坂圭克選手

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