セカンドステージ第1節 マッチサマリー(NTTコミュニケーションズ 11-35 キヤノン)

NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
11 合計 35
8 前半 16
3 後半 19
0 勝点 4
1 総勝点 6
キヤノン
イーグルス
キヤノンイーグルス
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NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 11-35 キヤノンイーグルス

セカンドステージ・第1節 グループA
2014年11月28日(金)19:30キックオフ/東京・秩父宮ラグビー場

ジャパンラグビートップリーグ2014-2015は、約1ヶ月半のウインドウマンスを終えて再開した。
セカンドステージは7週連続で駆け抜けていく。休みの間にどれだけパフォーマンスを上げてセカンドステージを迎えられるか注目だ。

ファーストステージのNTTコミュニケーションズシャイニングアークスはプールAで4位、キヤノンイーグルスはプールB3位で共に4勝3敗。セカンドステージで上位進出を狙う為には落とせない一戦である。
11月下旬のナイターではあったが、風も無く、肌寒くもないので選手も観客もそれほど苦にはならない状態だった。

前半はNTTコミュニケーションズのキックオフで試合が始まった。

4分、いきなり試合が動き出す。NTTコミュニケーションズのラインアウトからFWがラックでボールを前に持ち出し、3度目のラックサイドを6番FL杉浦選手が潜って左隅へセカンドステージのファーストトライ。(5-0)

17分、NTTコミュニケーションズのペナルティからキヤノン12番CTB三友選手が中央40mのPGを決めて追いすがる。5-3

20分、キヤノンのペナルティでNTTコミュニケーションズ12番ヤンチース選手が中央45mのお返しのPGで突き放す。8-3

26分、NTTコミュニケーションズのペナルティで中央22mPGを再び12番CTB三友選手が決めて離されない。8-6

34分、NTTコミュニケーションズのコラプシングのペナルティでキヤノン12番CTB三友選手が中央22mを慎重に決めて逆転した。8-9

37分、インゴールに転がるボールを3選手で押さえにいくもNTTコミュニケーションズ21番溝口選手が相手を押さえたとして故意の反則を取られてペナルティトライで溝口選手がシンビンで10分間の退場。
12番CTB三友選手が真ん中でGを決めて8-16。

前半は両チーム共に1トライずつで両キッカーがしっかりペナルティを狙って得点を重ねていくようです。後半戦は両チーム共にどういった試合運びをするのか。

後半はキヤノンのキックオフで始まった。
4分、NTTコミュニケーションズのペナルティをキヤノン12番CTB三友選手が難なく決めて徐々に引き離しにかかる。8-19

7分、キヤノンのオフサイドのペナルティを12番CTBヤンチース選手がやや左側30mのPGを決めて懸命に追いすがる。11-19

12分、NTTコミュニケーションズのノットロールアウェイのペナルティでゴール前15mのPGを12番CTB三友選手が決めてダブルスコアになった。 11-22

27分、NTTコミュニケーションズのハンドのペナルティで右隅45mの難しいPGを12番CTB三友選手が決めて2トライ2ゴール差の11-25。

32分、シャイニングアークス14番WTB鶴田選手の故意の反則により10分間の退場で再び14人になった。

33分、シャイニングアークスのペナルティで左隅30mのPGを12番CTB三友選手が着実に決めて11-28。

37分、イーグルスはインゴールから10番SOブルース選手が蹴らずに持ち出してNo.8菊谷選手へパスして内へ返して最後は11番WTBの原田選手が走り切って中央へトライをあげて12番CTB三友選手がGを決めて11-35で試合が終了した。

5000人近くの観客が集まって両チームの大応援団の見ている前でキヤノンイーグルスは良いスタートを切った。
逆にNTTコミュニケーションズシャイニングアークスはペナルティの多さがイーグルスのPGに繋がっただけにペナルティを犯さずに試合を継続できるかが今後の試合にかかってくる。

マン・オブ・ザ・マッチは7PG2Gでキック成功率100%のキヤノンイーグルスの12番CTBの三友良平選手が文句無しで選ばれた。

次節、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスは12月7日(日)14時から瑞穂公園ラグビー場でトヨタ自動車ヴェルブリッツと、キヤノンイーグルスは12月6日(土)12時から駒沢公園陸上競技場でヤマハ発動機ジュビロと対戦する。
両チームともにこれから厳しい試合が続くだけに試合の中でのレベルアップがより一層求められてくるだろう。
(奥山禎晴)



● 記者会見ダイジェスト ●

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
ペニー ヘッドコーチ(右)、鶴田ゲームキャプテン

ロブ・ペニー ヘッドコーチ

「我々にとってセカンドステージでの初戦ということで大切な試合でしたが、残念な結果です。こちらの選手のパフォーマンスは良かったが、相手のプレッシャーも良く、ミスが出て、ペナルティトライから形勢が変わってしまって、結果的にこういう点差になってしまったと思います」

──うまく行かなかった部分は?

「何回かペナルティを取られて、自信を失ったように見えました。スクラムも何回か良いところもありながら、勢いをつなげられず、残念です」

──ペナルティトライを取られたところは?

「レフリーの方にスローモーションで見てもらいたいですね。よく分かりませんでした」

──お互い、やりたいことがやれないゲームだったが?

「キヤノンさんの選手はプレッシャーを掛け続けていました。向こうのペナルティゴールが増えていくと、こちらの意気も消沈してしまいました」

鶴田諒ゲームキャプテン

「負けて、非常に悔しいです。キヤノンさんに対して、我々の強みであるブレイクダウンの所をしっかり出して、ボールを継続していこうと臨みましたが、想像以上にプレッシャーを掛けられて、完全に受けてしまってペナルティで後手後手になった試合でした。まだ、初戦ですので、しっかり前を向いていこうと思います」

──両チームの差は?

「強みを出せたのがキヤノンさんで、うちは出せなかったと思います。うちもアタックチャンスはありましたが、1次のミスが出て、ブレイクダウンでプレッシャーを掛けられ、継続できず、敵陣にも入れませんでした」

──この時期のナイトゲームは?

「昨日、一昨日とすごく寒かったので、警戒していましたが、予想以上にピッチ上は寒くありませんでした。確かに動いていないときは、身体は冷えましたが」


キヤノンイーグルス

キヤノンイーグルス
永友監督(右)、和田キャプテン

永友洋司監督

「今日はありがとうございました。こういう勝ち方もできるようになったと選手の成長を感じます。内容は良いものではなかったが、PGでしっかり勝てるチームになって来ました。手ごたえを感じています」

──評価は?

「NTTコムさんに助けられた部分はありますが、接点の所で我々がペナルティを獲得できました。コンテストで優位に立つことができました。アンストラクチャーの場面でトライまで行けなかったのは課題ですが、スコアにつながるコンテストはできるようになってきました」

──お互いにやりたいことができない展開だったが?

「セカンドステージでは勝つことが凄く大事です。今日は三友選手がしっかりキックを決めてくれて、トップ4に勝つためにはこういう得点の仕方が必要です。クォリティが高く、無理ない勝ち方は非常に嬉しいです」

──勝因は?

「前半、かなりワイドに攻めてこられましたが、そこでパニックにならず、特別なことをやらずに済みました。ウィンドウマンスでクォリティの高い練習をやって、和田中心に選手がパニックにならず、80分ゲームを支配できたことが勝因です」

──1か月の成長は?

「端的に今日のゲームです。練習では見えないものもあります。しっかり準備した余裕のある勝ち方ができてきました。去年、120%でセカンドステージに臨み、身も心もぼろぼろになっていたのと比べると。これから戦う相手はプレッシャーがきつくなります。これからが真価を問われるときです、今朝もノンメンバーが良い練習をしてくれました。底上げを感じます」

和田拓キャプテン

「ウィンドウマンスで、ノンメンバーを含めて皆が練習をしました。僕らはアタッキングラグビーをやろうとしていますが、今日はディフェンスがしっかり我慢できました。次の6週間に続くレベルアップをしていきたいと思います」

──1か月の良い準備は?

「クォリティをどんどん高めていこうと、今までやってきたことのブラッシュアップを図ってきました。ノンメンバーも勝ちたいという気持ちがあります。あと6試合もチーム一丸となって戦っていけたらよいと思います」

──今後は?

「まだ7分の1ですから、精神的なこととして、ここがスタートで、これからどんどん戦っていきたいと皆思っています」

──ショットが多かったが?

「まず、勝ちたいという気持ちが大きかったです。三友さんも調子が良いし、勝つことを第一のプライオリティにしていました」

──去年のセカンドステージから学んだことは?

「僕らはまだ3年目で、どの瞬間も成長の過程だと思っています。去年が一昨年の続きであるように、今年は去年の続きだと思います」








この日、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの石神 勝選手がリーグ戦通算100試合出場を達成

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