セカンドステージ第3節 マッチサマリー(クボタ 36-11 宗像サニックス)

クボタ
スピアーズ
クボタスピアーズ
36 合計 11
10 前半 11
26 後半 0
5 勝点 0
17 総勝点 2
宗像サニックス
ブルース
宗像サニックスブルース

クボタスピアーズ 36-11 宗像サニックスブルース

セカンドステージ・第3節 グループB
2014年12月13日(土)12:00キックオフ/大阪・近鉄花園ラグビー場

トップリーグもセカンドステージに入って中盤の3節目を迎える。花園での第1試合は、Bグループで2連勝2位のクボタと、2連敗6位のサニックスとの1戦、両チームはファーストステージでも対戦があり、その時は42-28とクボタが圧勝している。晴れてこそいるものの、肌を突き刺すような寒風が吹きすさぶ中、試合はサニックスのキックオフでスタート。

開始早々、サニックスがSO金川 禎臣のキックパスで攻込むが、攻め切れずに両チームしばし一進一退が続いた後、最初に得点を挙げたのはクボタ。6分、相手ボールを奪い取ってからサニックス陣深く攻め込み、相手がオフサイドを犯したところでタップキック、そして、最後はラックからLOキャプテン今野 達朗に繋いでトライを挙げる(5-0)。次いで得点を挙げたのもクボタで、18分、ハーフウェイライン付近のラックから左展開して大外のWTB田中 健太にわたると、田中がタッチ際を走り、内についたCTBアイザイア・トエアバにパスしてトエアバがそのままトライ、10-0とリードする。

しかし、今度はサニックスが23分にPGを決め10-3とした後、34分にはWTB屋宜 ベンジャミンレイがハーフウェイ付近から抜けだし、最後はフォローしたSH濱里 耕平に繋ぎ、左隅にトライ(10-8)、さらに、39分には、自陣から果敢に展開したクボタがオブストラクションを犯し、サニックスCTBドウェイン・スウィーニーが22mライン付近左中間のPGを決め、10-11と逆転、最少得点差で折り返す。

後半も、前半と同じような競った展開が予想されたが、立て続けに得点したのはクボタで、4分、ゴール前5m中央スクラムから右へ回しCTBトエアバがディフェンスのギャップを衝いてこの日2本目のトライを挙げると(15-11)、6分にはNo.8キーガン・ダニエルが相手陣10mライン付近で、パスインターセプトして40mを独走してトライ(22-11)、さらに、8分には、CTBトエアバのビッグゲインの後にできた中央ラックから右展開し大外に付けたNo.8ダニエルが連続トライ。29-11と大きくリードする。

そして、その直後10分にはサニックス、インパクトプレイヤーのカーン・ヘスケスを投入して流れを変えようとするが、20分間近く得点のない時間が続いた後、今度もクボタが27分、後半WTBに入っていた宮田拓哉、ハーフウェイ付近で相手ディフェンスの裏に出て、そのまま独走、ダメ押しのトライを挙げ36-11として、ノーサイドを迎えた。

前半こそサニックスはクボタと競り合ったものの、後半はなす術なく無得点に抑えられた。この結果、勝ったクボタは3連勝でグループB暫定首位に進出、サニックスは3連敗で最下位に転落することとなった。マン・オブ・ザ・マッチは、2トライを挙げて勝利に大きく貢献した、クボタCTBアイザイア・トエアバに贈られた。

(記事:蜷川善夫、村島博、北畑幸二、写真:小巻真司 広報担当:村島博)

RELATED NEWS